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[0146] MR2復活計画『その19』ショックまわりの純正部品の品番と価格をチェック

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MR2復活までの軌跡を一気読みしたい方はこちら

0155 MR2 Restore Plan Eye catch image

【参考記事】[0155] MR2復活計画『その28』最終回 ついに復活!! 止まった刻は再び動き出す

MR2生産終了から17年 ショックまわりの部品入手は可能か?

0146 MR2 Restore Plan  Part 19 01 SW20 BILSTEIN Genuine shock absorber

みなさん、こんにちは。leon(@leon_sk4_22)です。前回はショックまわりの部品集めの中で唯一、海外からお取り寄せする事になったEibach(アイバッハ) のスプリングの入手方法について書かせて頂きました。

【参考記事】[0145] MR2復活計画『その18』国内で入手困難な部品はamazon.com(USA)でお取り寄せしよう!!

今回は、その他の部品について書いていきます。と言ってもトヨタ純正品になるので全てトヨタディーラかトヨタ共販で注文する事のできる部品となります。

2016年現在ではMR2が生産終了してから17年の歳月が過ぎ部品供給の状況は怪しくなってきています。果たして欲しい部品はまだ入手可能なのでしょうか?トヨタ共販へ行って聞いてみました。

結論から言うと足回りの純正部品は2016年現在でも、ほとんどが入手が可能なようです。

やはり直接、走行に関係する消耗部品は、ある程度の需要がある事から生産停止になっていないのかもしれません。

MR2フロントショックまわりの部品の価格と品番は?

0146 MR2 Restore Plan  Part 19 02 SW20 Front shock component

こちらはフロントまわりのショックの部品をまとめて撮った写真。※ちなみに前回、購入した社外のEibachスプリングも含まれています。

  品名 品番 数量 合計金額
Eibachのスプリング 8215.140 2 ¥50,679
サポートサブアッシー 48609 – 17030 2 ¥10,600
スプリング アッパーシート 48044 – 17020 2 ¥4,000
スプリング インシュレーター 48157 – 17020 2 ¥1,460
ボルト 90901 – 05001 4 ¥1,040
ナット 90179 – 15006 4 ¥440

※Eibachのスプリングは1台分(スプリング4本)の金額

0146 MR2 Restore Plan  Part 19 03 SW20 Front shock nut part number = 90179 14015

こちらはのナットはスプリングコンプレッサーにより縮められたサスや、その間にあるアッパーシート・アッパーマウントが吹っ飛ばないように固定する為の重要な部品。

まとめ画像に載っていないのは一緒に入れるのを忘れていたから(汗)

フロントショックは下から『ショック → スプリング → スプリングインシュレーター → アッパーシート → サポートサブアッシー(アッパーマウント) の順番で組むのですが、その一番、頭の部分を止めるナットです。

品名 品番 数量 合計金額
フロントショック用ナット 90179 – 14015 ¥240

0146 MR2 Restore Plan  Part 19 04 SW20 Front stabilizer link part number = 48820 17040

その他にショックとスタビライザーを繋ぐ『スタビリンク』という部品があります。ちなみにフロントとリアでは長さが違いますので注文する際は注意が必要です。

品名 品番 数量 合計金額
フロントスタビリンク 48820 – 17040 2 ¥14,600

フロントの部品では『サポートサブアッシー(アッパーマウント)』と『スタビリンク』がなかなか高額で、それだけで2万円越えになってしましました。

MR2フロントショックの各部品の配置

0146 MR2 Restore Plan  Part 19 05 SW20 Support sub assembly Up part  number = 48609 17030

せっかくなので各部品が、どのように取り付けられるかパーツ毎に説明もさせてもらいます。こちらはフロントの『サポートサブアッシー(アッパーマウント)』を上から見た写真です。

4つの突き出たボルトを車両の取り付け部に挿して上からナットで固定します。

真ん中に穴が空いていますが、この穴からショックのピストンロッドの頭の部分が出るようになっていてロッドはフロントショック用ナット品番=『90179-14015』で固定するようになっています。

0146 MR2 Restore Plan  Part 19 06 SW20 Support sub assembly side part  number = 48609 17030

『サポートサブアッシー』を横から見た写真。

0146 MR2 Restore Plan  Part 19 07 SW20 Support sub assembly back part number = 48609 17030

そして、こちらは『サポートサブアッシー』を裏返した写真です。真ん中の辺りにベアリングが7個入っているのが確認できるでしょうか?古くなってくるとこの部分の動きが怪しくなってきますので何年かに一度は交換した方が良いかもしれません。

高いですが….

0146 MR2 Restore Plan  Part 19 08 SW20 Upper seat part number = 48044 17020

次に『スプリング アッパーシート』です。こちらの部品は圧縮したスプリングを上から押さえる役目をしています。

0146 MR2 Restore Plan  Part 19 09 SW20 support subassembly  upper seat coalescence

『アッパーシート』の上から『サポートサブアッシー』が取り付けられ、突き出た4本のボルトが車両側へ固定されます。

0146 MR2 Restore Plan  Part 19 10 SW20 insulator   upper seat

上の写真は『スプリングインシュレーター』と『アッパーシート』を裏返した状態です。

0146 MR2 Restore Plan  Part 19 11 SW20 Insulator  Upper Seal coalescence

『アッパーシート』の外周にある溝へ『スプリングインシュレーター』を乗っけてあげてから

0146 MR2 Restore Plan  Part 19 12 SW20 Insulator  Upper Seal  Spring coalescence

さらにスプリングを乗せます。『スプリングインシュレーター』は金属同士の『スプリングとアッパーシート』が接触しあって音やガタが出ないようにする為の緩衝材の役割をしています。

この状態にしてからショックと合体させます。

MR2リアショックまわりの部品の価格と品番は?

0146 MR2 Restore Plan  Part 19 13 SW20 Rear shock component

リア側のショック回りの部品もまとめてみました。

  品名 品番 数量 合計金額
Eibachのスプリング 8215.140 2 ¥50,679
サスペンションサポート 48750 – 17031 2 ¥16,000
ボルト 90901 – 05001 4 ¥1,040
ナット 90179 – 15006 4 ¥440

※Eibachのスプリングは1台分(スプリング4本)の金額

0146 MR2 Restore Plan  Part 19 14 SW20 Rear shock nut part number = 94182 11400

リアショック用のナットは次に紹介するカラーを挟み込むのでフロント側とはナットの底面の形状が変わっています。そしてフロントナットに比べ倍以上の金額です。何故なんでしょう?

品名 品番 数量 合計金額
リアショック用ナット 94182 – 11400 2 ¥560

0146 MR2 Restore Plan  Part 19 15 SW20 Rear shock color part number = 90387 15027

こちらはサスペンションサポート(リア用アッパマウント)とナットの間に噛ませるカラーです。

品名 品番 数量 合計金額
リアショック用カラー 90387 – 15027 2 ¥360

0146 MR2 Restore Plan  Part 19 16 SW20 Rear stabilizer link part number = 48830 17050

リアのスタビリンクはフロントに比べて短いですが金額は同じ¥14,600。

品名 品番 数量 合計金額
リア用スタビリンク 48830 – 17050 2 ¥14,600

MR2リアショックの各部品の配置

0146 MR2 Restore Plan  Part 19 17 SW20 Rear Suspension Support Upper Part No = 48750 17031

こちらの写真はサスペンションサポート(リア用アッパマウント)を上から見た画像です。

真ん中の穴からショックのピストンロッドの頭が出でくるのでカラーとナットで共締めするような形になります。

0146 MR2 Restore Plan  Part 19 18 SW20 Rear suspension support back part number = 48750 17031

裏返してみると真ん中の穴の周りに楕円形の溝が掘られているのが確認できますでしょうか?

この溝にショックのピストンロッドの頭の部分が差さり回転しないように固定されます。

0144 MR2 Restore Plan  Part 17 09 SW20 Before OHLINS Overhaul

元画像 [0144] MR2復活計画『その17』OHLINS(オーリンズ)ショックアブソーバー OH前に状態チェック!!

ピストンロッドの頭の部分(茶色くサビている部分)を見てみると、こちらも突起部が楕円形になっていますね。

この切掛けはアッパマウントを取り付ける際に上手く合わせるのが難しく、合っていないと走行時にカタカタ異音がするようになってしまいます。

実際、今回ショックを外した時にフロント側のショックはズレていました。

そんな理由からOHLINS(オーリンズ)のOHの際にスプリングの組み込みまで依頼しようと考えています。

0146 MR2 Restore Plan  Part 19 19 SW20 Rear Suspension Support Spring coalescence

リアショックは下からショック → スプリング →サスペンションサポート(アッパーマウント) → カラー → ナットの順番で組んでいきます。

上の画像はサスペンションサポートとスプリングを仮置きした写真になります。

リアはスプリングインシュレーターをかませず、スプリングとサスペンションサポートをダイレクトに組み込みます。

なぜならばリア側のサスペンションサポートの裏面の外周は金属ではなくゴムかウレタンのような材質が採用されているからです。

サポート自体がクッションの役割をしている為、ガタつきの心配はありません。

MR2復活のお値段はおいくら?

MR2  SW20 The Price of restoration

今回かかった費用と前回分を合計すると下記の金額になります。

今回はショック回りに付随する部品について書かせてもらいましたが、部品単体ではそれほどではなくても寄せ集めると結構な金額になってしまいました。

あとはOHLINS(オーリンズ)のOH(オーバーホール)を行えば足回りの部品の準備が整います。

合計金額 ¥389,862

品名 品番 数量 合計金額+工賃
ATLASBX バッテリー 75D23L 1 ¥6,750(自)
フロントタイヤ LS2000 2 ¥28,680(工)
リアタイヤ REVSPEC RS-02 2 ¥31,360(工)
ガソリン添加剤 WAKOS FUEL1 1 ¥1,990(自)
NGK Premium RX プラグ BKR6ERX 4 ¥5,250(自)
KTC T字プラグレンチ PHF-16H 1 ¥5,314
TOYOTA パワステリレー 89654 – 17011 1 ¥19,800(自)
TOYOTA IC冷却ファン 不明 1 ¥2,780(自)
リビルド オルタネーター 27060 – 74331 1 ¥21,800(工)A
マフラー レガリスR 790  –  23522 1 ¥62,229(工)B
TOYOTA オルタネーター用ベルト V98D4 – 0830 1 ¥2,060(工)C
TOYOTA A/Cコンプレッサー用ベルト V98D4 – 0875 1 ¥2,060(工)D
A+B+C+D 合算工賃 ¥17,200
ATLASBX バッテリー(再購入) 75D23L 1 ¥6,750(自)
TOYOTA エンジンコンピュータ 89661 – 17380 1 ¥50,000(修)
サビ転換剤 サビキラープロ 1kg 1 ¥4,500(自)
Eibach(アイバッハ)ダウンサス 8215.140 1 ¥50,679(自)
TOYOTA Fサポートサブアッシー 48609 – 17030 2 ¥10,600
TOYOTA Fスプリング アッパーシート 48044 – 17020 2 ¥4,000
TOYOTA Fスプリング インシュレーター 48157 – 17020 2 ¥1,460
TOYOTA F・R共用ボルト 90901 – 05001 8 ¥2,080
TOYOTA F・R共用ナット 90179 – 15006 8 ¥880
TOYOTA F・R共用ワッシャ 90201 – 15030 16 ¥5,280
TOYOTA Fショック用ナット 90179 – 14015 2 ¥240
TOYOTA Fスタビリンク 48820 – 17040 2 ¥14,600
TOYOTA Rサスペンションサポート 48750 – 17031 2 ¥16,000
TOYOTA Rショック用ナット 94182 – 11400 2 ¥560
TOYOTA Rショック用カラー 90387 – 15027 2 ¥360
TOYOTA Rスタビリンク 48830 – 17050 2 ¥14,600

※(自)は自分で作業しているので工賃が発生しません。 ※(工)はショップへ作業を依頼して工賃を含んだ金額。 ※(修)は部品代と修理費を含んだ金額。

次の記事はオーリンズのOHのためにuno per unoさんへ訪問します

0147 MR2 Restore Plan  Part 20 04 SW20 uno per uno Inside the store

【参考記事】[0147] MR2復活計画『その20』OHLINS(オーリンズ)のO/Hはuno per unoがオススメ!!

新シリーズMR2補完計画はこちらでご紹介!!

MR2 Complement plan Eye catch image

【MR2復活計画の後日談】新シリーズ!!MR2補完計画





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COMMENTS & TRACKBACKS

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  1. はじめまして。

    MR2(SW20)の後期型テールランプの丸っこさが好きでなく、前期型のテールランプに交換できないか調べていたら、偶然辿り着きました。

    元々、FDを納車しようと思っていたのですが、ファーストカーとして乗り潰すにはFDは勿体ないし、不良の補修費用を考えていると、中古市場も安く、社外も含めて部品はそこそこある…という点で、MR2納車に変更しようかなぁ…と考えていたところです。

    個人的にはAW11の角張ったデザインが好きなので、SW20はちょっとタイプではないのですが、ファーストカーとしては12km/Lの低燃費と申し分ありません!

    ま、任意保険の年齢制限の都合上、最短でも2年後納車なのでどうなるかはわかりませんけど(笑)

    ボチボチ遊びに来ます。
    乱筆失礼いたしました。

    • サマンサ様はじめまして。

      ネット上では後期型のテールランプから前期型へ交換していたり、その逆の
      ケースも見ることがありますので交換は可能かと思います。

      MR2の購入を考えているのであれば、3型以降を選ぶ事をお勧めします。
      前期と後期ではエンジンまわり足まわりが、かなり変更されています。

      内装などは前期型の方が高級感がありますが部品の枯渇具合を考えると
      オークションでもトヨタ共販でも後期型の方が圧倒的に有利です。

      まだ購入まで2年近くあるということなのでじっくり考えてみて下さい(^ ^)

  2. 早急なお返事ありがとうございます。
    MR2が好きで復旧しているにも関わらず、「乗り潰す」などという失礼な発言をして申し訳ありません。
    お詫び申し上げます。

    ところで、自分は純正部品主義なのですが、MR2に限っては社外でもいいと思っております。
    しかし、ヤフオクで調べたところ、S15シルビアやER34 (34スカイライン)に比べ、純正&社外共にヒット件数が少なくて驚いております。
    Leon様が考えて、維持費 (ガソリンを除き、特に修理費) は高いと思いますか?安いと思いますか?

    「10万キロオーバーでもMR2は壊れにくく、経年の心配は主に足回り」との記載を見つけたのですが、それは本当なのでしょうか?
    だいたい維持費は年間 (税金やガス、駐車場代、任意保険等で) 38万程に見積もっておりますので、故障したときの費用だけが心配で心配で… (FDが無理だと思う理由はここなのですが…)

    ちなみに、クルマの値段はFDの予算 = MR2+エンジンOHくらいになりますので、エンジンOHは納車時点で考えております。
    (エンジンが逝ったときにOHする予定ですが…)

    長々とすみません。
    とりあえず、「部品を純正社外こだわらない場合、MR2は維持しやすいクルマですか?」ということをMR2オーナーのLeon様に是非伺いたいです。
    長文失礼いたしました。

    追伸
    残念ながらLeon様のように専門的な知識はないため、自分で出来るのはテールランプやバッテリーの交換くらいかと思います。

    • サマンサ様
      乗り潰すという言葉は良い言葉ですね。
      車は人が移動する為の道具です。道具は使ってもらってこそ価値のあるものです。
      乗り潰す=道具の寿命を全うしたという事ですから車冥利につきるのではないでしょうか。

      それよりも寿命を迎えていないのに放置や新しい車に乗り換える方が道具にとって一番、
      不幸せな事です。
      そういった点では私も反省していますm(__)m

      本題ですがMR2に搭載されている3Sエンジンは安全マージンが取られた設計らしく、かなり丈夫です。
      私のMR2も8年間エンジンを全くかけませんでしが、今のところ快適に走行できるというのは驚異的だと
      感じています。

      足まわりに関しては記事を読んでもらっても判るとおり劣化が顕著に出てくる部分です。
      実際に運転してみましたが部品交換しなければ安心できないレベルでした。

      しかしトヨタ純正部品の供給はまだ続いているので交換さえしてしまえばカッチリしますのでこの点に
      おいては不安になる必要は無いと思います。

      私としてはエンジン・足まわりよりもセンサーやモーター関係の部品の方が心配です。
      正直、センサーの寿命は判りませんが、モーターに関しては足まわり同様に劣化の激しい部類に
      入ると感じています。
      実際、オルタネーターやモータ部品を使った冷却ファンも交換しています。
      劣化が激しい割に部品はトヨタでも入手が難しくなってきているので困ったものです。

      今後、MR2に乗り続ける事ができるかどうかは、その部分にかかっていると思います。

      維持費に関してですが、できればネットを見ながら簡単な部分だけでも、ご自分でメンテナンス
      できるようになる事をおすすめします。

      古い車ですから、故障とは上手く付き合っていく必要が出てきますが、何でもかんでもディーラさん
      やショップさんに頼っていたらかなりの出費を覚悟しなければなりません。

      ただし人の命を乗せる道具ですから、自信のない作業はプロにお任せしましょう。

  3. お返事ありがとうございます。
    「乗り潰す」という言葉を肯定的に捉えることもできるのですね。
    納得しました。

    問題はモーターですか…(泣)
    色々調べる必要性がありそうですね…。

    まぁ、ディーラーやショップも材料費に人件費上乗せですからね(笑)

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