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[0137] MR2復活計画『その13』ダイアグコードからエンジンランプ点灯の原因を探る

約 8 分

警告灯の点灯とアイドリング不調との戦いの経緯

01_エンジンチェックランプ点灯

皆さんこんにちはleonです。
8年ぶりのエンジン始動で多数の不具合が見つかったMR2ですが、とうとう最後のエンジンランプ点灯の修理まで辿り着きました。

と言っても足回り関係は手つかずのままなので復活には、まだ時間がかかりそうですが…

ちなみに今までに行った修理はこちら↓

今回はエンジンチェックランプ(警告灯)点灯の原因を探る為のダイアグノーシスについて書かせていただきます。

ダイアグノーシスコードからエンジンチェックランプ点灯の原因が判る?!

02-MR2(SW20)ダイアグノーシスコネクタ

車にはチェックランプ(警告灯)がついていますが、ランプが点灯しただけではエンジンの何処が悪いか判断できません。

このような場合に便利なのがダイアグノーシスコード(以降 ダイアグ)によるトラブルシューティングです。

ダイアグモードに入ることでチェックランプ(警告灯)は点灯から点滅に変化し、その点滅した回数により故障箇所の特定ができるようになっています。

異常が出力された場合にはダイアグの指示項目の点検を行えば修理を効率的に進めることができます。

ダイアグモードに入る前に確認しておくこと。

  • 【バッテリー電圧を点検】
    電圧が低いと誤ったコードが出力される場合があります。
  • 【エンジンランプの点検】
    イグニッションスイッチをオンにしてエンジンランプが点灯することを確認する。
    ランプが点灯しない場合は配線の断線ヒューズ切れバルブ切れが考えられます

上記を確認して問題がなければ次はダイアグモードに入ります。

ダイアグノーシスモードの入り方

03 MR2(SW20)ダイアグBOXの位置

ダイアグコネクターは上の図の矢印の場所にあります。熱心な読者は、お気づきかもしれませんが前回、交換したオルタネーターとほぼ同じ位置になります。

オルタネーターはエンジンの下側ですが、ダイアグコネクターのBOXはエンジンの上側に付いているのでエンジンフードを開ければすぐに見つけることができるはずです。

04 MR2(SW20)ダイアグBOX TE1_E1

ダイアグコネクターBOXを見つけることができたら次はダイアグモードへ入ります。

①ダイアグモードへ入るにはダイアグスコネクター内にあるTE1E1端子を短絡(ショートさせる)する。
②イグニッションスイッチをオンにしてチェックエンジンランプの点滅回数を読み取る。

【注意!!】 TE1とE1をショートさせる時は差し間違いのないように行わないと故障の原因になるようなので必ずフタに付いている表をチェックしながら正確に繋いでください。

MR2 ダイアグノーシスコード一覧表

ダイアグコード診断コード12 

上の画像は診断コード12が出力された場合のイメージ図です。『パッ』と1回点滅して、その後少し間を置いて『パッ』・『パッ』と2回点滅します。その後はまた少し間を置いて同じ点滅を繰返す仕組みになっています。

下記より診断コードの意味と点検箇所を記載しておきます。3SGT用(ターボ用)のマニュアルの抜粋になります。正直意味の判らない部分もありますが、参考にしていただければ幸いです。

【診断コード12】
クランキング時中、およびクランクゴニクランク各信号が数秒間、ECUに入力されなかった時に表示

『不良箇所①』ワイヤーハーネス及びコネクター(クランク角、スタータ信号系統)
『不良箇所②』ディストリュビューター
『不良箇所③』エンジンコンピュータ(ECU)

【診断コード13】
エンジン回転数が1,000回転以上でNe信号が数秒ECUに入力されなかった時に表示

『不良箇所①』ワイヤーハーネス及びコネクター(クランク角信号系統)
『不良箇所②』ディストリュビューター
『不良箇所③』エンジンコンピュータ(ECU)

【診断コード14】
イグナイターからの信号が8~11点火出力されなかった時に表示

『不良箇所①』ワイヤーハーネス及びコネクター(イグナイター +B,IGf,IGt系統)
『不良箇所②』イグナイター
『不良箇所③』エンジンコンピュータ(ECU)

【診断コード21】
エンジン回転数が1,500回転以上で冷却水50度以上の高負荷状態が数分間、続いた状態でo2センサーの信号が数秒間リーンの時に表示

『不良箇所①』o2センサー
『不良箇所②』燃料系統(インジェクター、フューエルポンプ
『不良箇所③』点火系統(スパークプラグ、イグナイター)
『不良箇所④』吸気系統(エアフロメータ)
『不良箇所⑤』エンジンコンピュータ(ECU)

【診断コード22】
水温信号系統がオープンまたはショートになった時に表示

『不良箇所①』ワイヤーハーネス及びコネクター(水温センサー系統)
『不良箇所②』水温センサー
『不良箇所③』エンジンコンピュータ(ECU)

【診断コード24】
吸気温信号がオープンまたはショートになった時に表示

『不良箇所①』ワイヤーハーネス及びコネクター(吸気温センサー系統)
『不良箇所②』吸気温センサー
『不良箇所③』エンジンコンピュータ(ECU)

【診断コード31】
エアフロメーターのVc信号がオープンまたはVs~E2間のショートを検出した時に表示

『不良箇所①』ワイヤーハーネス及びコネクター(Vc,Vs,E2端子系統))
『不良箇所②』エアフロメーター
『不良箇所③』エンジンコンピュータ(ECU)

【診断コード32】
エアフロメーターのE2信号がオープンまたはVc~Vs間のショートを検出した時に表示

『不良箇所①』ワイヤーハーネス及びコネクター(Vc,Vs,E2端子系統))
『不良箇所②』エアフロメーター
『不良箇所③』エンジンコンピュータ(ECU)

【診断コード34】
加給圧異常を判断しフューエルカットを行った時に表示

『不良箇所①』ワイヤーハーネス及びコネクター
『不良箇所②』エンジンコンピュータ(ECU)

【診断コード35】
ターボプレッシャー信号のオープンまたはショートを検出した時に表示

『不良箇所①』ワイヤーハーネス及びコネクター(ターボプレッシャーセンサー系統)
『不良箇所②』ターボプレッシャーセンサー
『不良箇所③』エンジンコンピュータ(ECU)

【診断コード41】
スロットル開度信号のオープンまたはショートを検出した時に表示

『不良箇所①』ワイヤーハーネス及びコネクター(スロットルポジションセンサー系統)
『不良箇所②』スロットルポジションセンサー
『不良箇所③』エンジンコンピュータ(ECU)

【診断コード42】
水温80℃以上、エンジン回転2500rpm以上~5000rpm以下で吸入空気量が規定以上の時、車速センサー信号が0km/hの状態を8秒以上継続した時に表示

『不良箇所①』ワイヤーハーネス及びコネクター(車速センサー系統)
『不良箇所②』車速センサー
『不良箇所③』エンジンコンピュータ(ECU)

【診断コード43】
車速0Km/hでエンジン回転が800rpm以上になるまでSTA信号が入力されなかった時に表示(押しがけで表示する場合もある)

『不良箇所①』ワイヤーハーネス及びコネクター(スタータ信号系統)
『不良箇所②』エンジンコンピュータ(ECU)

【診断コード51】
T端子ONでエアコンON、IDL接点OFFの時に表示

『不良箇所①』A/Cスイッチ系統
『不良箇所②』エンジンコンピュータ(ECU)

【診断コード52】
エンジン回転数が1600rpm以上~7180rpm以下で、ノックセンサー、ワイヤーハーネス関係がオープンになった時に表示

『不良箇所①』ワイヤーハーネス及びコネクター(ノックセンサー系統)
『不良箇所②』ノックセンサー
『不良箇所③』エンジンコンピュータ(ECU)

※1 途切れることなく一定間隔で点滅を繰り返す場合は正常。

※2 コード表示しないランプが点滅しない場合、また意味のないコードを出力する場合はTE1E1端子の断線又はコンピューターの不良が考えられます。

※3 1,000回転以上でエンジンチェックランプが点灯してコードを出力しない場合は一度、イグニッションスイッチをOFFにし再度ONにします。それでもコード出力が無い場合はコンピューターの不良が考えられる。

※4 ダイアグコードの消去(故障箇所を修理後はEFIヒューズ 15アンペアを10秒以上取り外せば記憶されたコードをリセットする事ができます。)

ダイアグ診断の結果は 何故か正常…(?_?)

正常コード

実際にダイアグ診断してみると何度、実施してみても正常を示す一定間隔の点滅でした。

しかし、相変わらずエンジンチェックランプは点灯しているという事実…

診断コードの被疑箇所を見ると基本は電気系統やセンサー系統の異常ですが、最終的には、すべてハーネスかエンジンコンピュータに行き着きます。

ネットを調べてみるとハーネス不良の事例は発見できませんでしたがエンジンコンピュータの基盤に載ったコンデンサー(電池)の破裂によるチェックランプの点灯やアイドリング不調は多く報告されていることが判りました。

20年近くも経過しているコンピュータですから基盤に載ったコンデンサーが破裂し正常な動作ができないという可能性は否めません。

つまりどういう事かというと電気系統やセンサーから異常を検出していないのにコンピュータ側が勝手に異常があると誤検出してエンジンランプを点灯させてしまっているということです。

センサーの交換やハーネスの断線を調べるよりもエンジンコンピュータ(ECU)の基盤の状態を確認してみる方が簡単そうなので、次回はエンジンコンピューターを取り外して確認してみることにします。

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