黒いダイニングテーブルが気に入らない
みなさん、こんにちは。leon(@leon_sk4_22)です。以前、パソコンデスクに昇降式のダイニングテーブルを使ってみたら以外に便利だったという記事を書かせてもらいました。
パソコンは無機質の象徴のようなMacBookを使用しているので机は逆に暖かみのあるブラウンのテーブルが欲しいと考えていました。でも、なかなかコレだというものに出会えません。
色がブラックだという以外は使い勝手とコストパフォーマンスを兼ね備えているテーブルなので購入して使ってみましたが、やっぱりカラーリングだけが気になります。
今回、その無機質感を改善するアイテムを購入したので、その紹介をさせていただきます。無機質を改善する魔法のアイテム。
それはレーザー(革)のデスクマットです。
選んだのはミカサレザー デスクマット
私が本革のデスクマットを導入しようと考えたのは土屋鞄のヌメ革マウスパッドに出会ったのがキッカケです。
あんなに小さなレザーマウスパットでも暖かみを演出してくれるのですから大きなデスクマットともなれば計り知れない温もりを届けてくれるはずです。
以前には土屋鞄からもデスクマットの販売はあったのですが、現在では廃盤になっているらしく、別のメーカーを探して見つけたのが『ミカサレザー』というメーカーでした。
上記の画像はミカサレザーさんから製品が届いた時の梱包ですが、ラッピングを頼んだわけでもないのに実に洒落ています。
リボン(テープですが)をよく見ると『THANK YOU』の文字が散りばめられています。小さな事ですが、こういう気配りって大切だと感じました。
実際に私のミカサレザーさんへの好感度はアップしてます(^^)
中身を傷付けないように慎重に開封してみると、オレンジ色のマットが姿を現しました。
革の質感が、実に素晴らしく色合いも美しい。
一瞬、絵画を観ているような、そう、まるで美術品を扱っているような、そんな気分になりました。
革の鞣(なめ)し方や着色方法が良いからこそ、こんな表情を出せるのでしょう。
ミカサレザーさんの革製品は『栃木レザー』というフルベジタブルタンニンを使って昔ながらの伝統的な製造法を貫くタンナーの下で鞣(なめ)された革を使っています。
日本のタンナーの鞣す革は、海外のタンナーの鞣す革には一歩、劣るという話も聞きますが、このデスクマットを見ると、決して劣ってはいないと感じました。
土屋鞄にも劣らないミカサレザーの技術と拘り(こだわり)
ミカサレザーさんには申し訳ない事ですが、今回、革製のデスクマットを購入しようと調べるまではミカサレザーという工房があるのを知りませんでした。
しかし、名前が知られていないからと言って製品的に劣るというと、そうではありません。上記の画像を見てもらえれば技術の高さ、製品の良さが判ってもらえるのではないでしょうか。
左側がミカサレザーのデスクマットで右側は土屋鞄のマウスパッドですが、コパもキッチリと磨き上げ処理がされています。
上の画像は土屋鞄のマウスパットの縫い目の拡大ですが、太めの糸で豪快に縫われています。
一方、ミカサレザーのデスクマットの縫い目は実に細かく丁寧に縫い上げられていて繊細な印象を受けます。
これは『菱目打ち』と言うホークのような工具で事前に穴を開け一本一本、ハンドメイドで丹念に縫っていく非常に手間のかかる縫製らしいのですが、まるで機械を使ったように狂い無く正確に縫い込まれています。
革の鞣しから製品作製までの工程のすべてを国内で行っているおかげかもしれませんが、非常に丁寧な仕事をしていることがヒシヒシと伝わってきます。
デスクマットは巨大なマウスパット⁈
今回、私は机の大きさに合わせて縦450mm×横650mm(通常サイズ 縦400mm×横600mm)へサイズ変更をしてもらっていました。
マウスだけを置いてみると、デスクマットというより、まるで超巨大マウスパッドのよう。
私は、マウスを大きく動かして操作する方なのですが、土屋鞄のマウスパットのサイズだと若干小さいのでパットの端まで行ってしまうとマウスを一度持ち上げてパットの真ん中へ移動するという操作がストレスに感じていました。
しかし、この巨大マウスパットなら、そんなことを気にしないで、広々と操作ができるようになって快適になりました。
実際にはwireless keyboard も置いてしまうので縦横無尽とまではいきませんが、それでも普通のマウスパットとは比較になりません。
また、キー操作時に手の平や手首にペッタとした感触がして嫌だったのですがレザーデスクマットを敷いてみるとスベスベしていて非常に心地良い感触になりました。
ボールペンの書き味が抜群に改善される
キーボード操作だけではなく、書き物をする際にも温もりを感じることができます。さらに手帳を使う場合には関係ありませんが、マットの上に直に紙を置いて書き物をする際は適度な弾力があって、メチャクチャ書きやすいのでビックリしました。
以前から使用しているDr.Grip 4+1がまるで高級ボールペンにでもなったかのような書き味です。
元々、Dr.Grip 4+1は書き味が良いのですが、その上をいく書き心地を味わえるとは思いませんでした。私は11月頃から年賀状を書いてしまうのですが、デスクマットのおかげで気持ちよくペンを走らせるので書くのが楽しみになりました。
栃木レザーは水滴には弱い
購入して使っていて少し気になったのは水滴に弱いこと。アイスコーヒーを飲んでいて誤って水滴が落ちてしまったのですが、それだけで上記の画像のように水滴の跡が付いてしまいました。
あわててティッシュをあてがって水滴を吸い取ってみると
ほとんど目立たなくなくすることができました。今回の場合は革の表面に落ちた水分が水だった事と、すぐにティッシュで水分を吸い取れたので事なきを得ました。
でも、コーヒーなどの不純物が混じった水分だったり水滴が落ちた後、放置してしまうと、後々まで跡が残ってしまったりもするようです。
デスクマットを1ヶ月使って感じたこと
デスクマットを注文した時期が、新ブログのドメインを取得してちょうど1周年に当たるので、記念に『ACTIVE 4』の刻印をしてもらいました。
ミカサレザーさんでは購入手続き後、製作に入る為、注文から3週間程、かかってしまいます。でも、その代わりに革の色から糸の色、刻印、追加料金でサイズの変更まで自分の好みに合わせて選ぶことができます。
自分の好みにカスタマイズできるって素晴らしい( ´ ▽ ` )ノ
このデスクマットを購入して見た目だけでなく、肌に伝わってくる、ぬくもりやスベスベした感触、文字の書きやすさなど色々なメリットがありました。
1ヶ月間使ってみると、ちょっとした水滴で跡が残ってしまったり、本の角が少し当たっただけで、引っ掻きキズができてしまうなど、非常にデリケートな革だということがわかりました。
でも、それもまた良し(≧∇≦)
開封した時は右も左もわからない幼子のようなレザーマット君でしたが、染みが付き、傷付いて、少し大人びた感じになってきました。
最初に『美術品』のようなという表現をしましたが、実際には作業台のマットという役割をもつ『道具』ですから、ドンドン使って『味のある大人』になるように育ていきたいと思います。
ミカサレザーでは裏面にも革が貼られたリバーシブルタイプも販売しています
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