私がmacbook proを使い始めてからもう2年になります。
macを買う決め手になった一つの理由にThunderboltなるインターフェースの存在があります。
最近のmacにはusb3.0も搭載されているので、ありがた味は無いかもしれないのですがEarly 2011は虎の子のThunderboltに頼るしかありません。
しかし、Thunderboltの使用できる外付けHDDは数が少なく、あまり選択肢はありません。
1.Macに取り付ける外付けHDDの条件
選択肢の少ない中で、下記の条件で探してみました。
- HDDが最低でも2本以上搭載できる事。
- HDDの搭載、取り外しが簡単に出来る事。
- 複数搭載できる製品はRAID0やRAID1で構築されていることが多いがJOBDが使用できる事。
- ファンが付いていない静音設計な事。
- 初期で搭載されているHDDは2TB以上である事。
- Macの横に置いても違和感のないデザインである事。
2.上記の条件から購入したのはlacie 2big Thunderbolt
で、調べた結果、HDDを2台搭載できるlacie 2big Thunderboltに決めました。
上記の条件を満たしていますし、macと同じシルバーを基調としているのでデザイン的にも親和性が高いです。
ついでに、lacie 2big 専用のラックマウントキットも購入しました。
こちらは、日本では入手できなかったので、アメリカのAmazonから購入しました。
2bigを2台搭載できるのですが、1台のみの購入なので、2bigを土台にして以前に紹介したBDドライブを設置しました。
少々、違和感がありますが、ドライブの操作はしやすいので良しとしましょう。
lacie 2big Thunderbolは自分の使いたい用途に合わせて3種類のRAID構成から選んで設定することが出来ます。
次は、3種類のRAID構成について説明していきたいと思います。
3.使用できるRAID構成のメリット、デメリット
※RAIDについて、ザックリ説明しておきます。
【RAID0】 2本のHDDを1本のHDDに見立ててストライピング単位で両方のHDDに読み書きをする。
- メリット 1本のHDDの回転速度以上に読み書きが出来る為、スピードが早い。
- デメリット1 どちらか1本のHDDが故障した時は、全てのデータがパーになる。
- デメリット2 HDDの総容量が半分になってしまう。(1TB 2本構成で総容量は1TBになる)
【RAID1】 2本のHDDに同じデータを書き込む。
- メリット 両HDDに同じデータを書き込む為、どちらか1本が故障してもデータが保証される。
- デメリット1 読み書きのスピードはRAID0に比べ遅い。
- デメリット2 HDDの総容量が半分になってしまう。(1TB 2本構成で総容量は1TBになる)
【JOBD】 (Just a Bunch Of Disks) の略、2本のHDDを別々に使用する。
- メリット HDDの容量をフルに使用できる。(1TB 2本構成なら総容量は2TBになる)
- デメリット1 読み書きのスピードはRAID0に比べ遅い。
- デメリット2 故障したHDDのデータの保証はされない。但し正常なHDDのデータに影響はない。
何となくRAID構成について理解できたでしょうか?
ではRAID構成毎にどのくらいのスピードか計測して見ましょう。
インターフェースがThunderboltなので期待が持てますよね。
では見せてもらいますか段違いのスピードとやらを。
4.RAID構成によるスピードの違い
【RAID0】 ※初期構成はRAID0で組まれていました。
なんとWRITEが327.6MB/S !!?
WRITEだけなら以前に購入した内蔵のSSDよりも早いことになります。
まさか、ここまでのスピードがでるとは思ってもいませんでした。
Thunderboltの驚異的なスピードにも驚かされますが、さらに驚くべきはHDDの回転スピードでこの数値を叩き出したRAID0かも…
参考記事
[0023] 激速!! Macbook pro SSDの実力 スピードテストの結果は?
【RAID1】
なんか、RAID0がスゴすぎて平凡な数値に見えますね。
しかもRAID0の半分以下のスピードになっちゃてますけど。
しかし、そんな事は言わないで見てってください。お客さん。
このスピードで一方のHDDが故障してもデータ保証があるんですから立派な数値ですよ。
【JOBD】
スピードはRAID1とさほど変わりません。SSDをも上回るスピードを出せるのはRAID0だけの特権のようです。
データ保証はありませんが、JOBDのこちらは容量がフルに使用できるので経済的ではあります。
5.HDDの交換方法は手軽で簡単
条件の一つであるHDDの取り外し方法について見ていきましょう。
まずはMacBookPROと2BIGの電源を切断して電源ケーブルとThunderboltのケーブルを取り外します。
装置後面のロック状態になっていることを確認します。
マイナスドライバーやコインを使って右に回せばロックが解除されてHDDが取り出せる状態になります。
レバーに指をかけて手前に引き出せばレールにセットされたHDDが引き出すことができます。
HDDレールにはどちらのHDDか判らなくならないように識別シールが貼られています。
元に戻す際は上側が①のシール、下側が②のシールの付いたHDDを実装するということを覚えておきましょう。
HDDレールは左右で4個のネジでHDDを固定しています。
その内の一つは②シールを剥がすと下にネジがあるのですが、確かこのシールを剥がしてしまうと保証書を使った修理ができなくなってしまったと思います。
HDDを抜き取った状態です。
奥を覗いてみるとSATAコネクタが見えます。
値段の割には非常にシンプルな構造ですね。
手順を逆に追っていけば問題なく元に戻すことができます。
6.lacie Thunderbolt 2big の静音性は?
静音性に関して書くのを忘れていましたが、FANがついていないので非常に静かです。
エアコンや、MACが重い作業をする時に発するFANの音よりも小さいので気になる人は少ないはずです。
また、FANが無い事によってHDDの温度が上がってしまうようなことはありません。
外観がデコボコした形状になっているのは、放熱版の役目をしているそうです。
ちなみに装置を触ってもほんのり暖かい程度です。
leonはこう思った。廃盤になってしまった17インチMBPだからこそ大事に長く使いたい
さらに快適になった私のmacbook pro 17インチ Early 2011君でした。
もう古くなったとはいえ、17インチはもう販売されていませんので貴重です。
ブルーレイドライブを購入に始まりSSDの導入、メモリの増設、外付けHDDの増設と手がけてきて不満の無い環境が出来上がりました。
強いて言えば、デュアルディスプレイにしたい気持ちがありますが、部屋と机のスペースを考えると現状は難しいです。
それ以外は不満はありませんので、若い世代のmacに負けないようガンガン使っていきたいと思います。
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