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『0253』「少年とガンダム」は、私!? ― 横浜ガンダム F00が呼び起こした過去の記憶

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 機動戦士ガンダム50周年 -Road to 50- プロローグムービー「少年とガンダム」

みなさん、こんにちは。leon(@leon_sk4_22)です。

先日、『機動戦士ガンダム50周年 -Road to 50-』プロローグムービー 『少年とガンダム』が公開されました。みなさんは、もうご視聴になられたでしょうか?

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この映像を見て私は不思議なくらい感情が揺さぶられました

横浜の動くガンダム F00を見に訪れた初老の男性とその妻、そして息子夫婦と孫娘。
動き始めるガンダムを見上げる孫娘を見つめる初老の男性は、その姿に少年時代の自分を重ねていきます。

この動画を見終わって『ああ、この少年は私自身だ』

そう思った瞬間、『GUNDAM FACTORY YOKOHAMA』で動くガンダム F00を見上げながら、私は涙がこぼれそうになった記憶を思い出しました。

巨大なガンダムが動いている。

ただそれだけのことなのに、どうしてあれほど私の心は揺さぶられたのでしょうか。

今回『少年とガンダム』を見て、私はようやくその理由が判った気がしました。

きっと、涙をこぼしそうになったのは『現在の私ではなく』、『子供の頃に未来を夢見ていた自分』だったのだと思います。

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今日は、そんな私とガンダムの記憶を少し振り返ってみようと思います。

最初に見たガンダムは『ジェットストリームアタック』

私が生涯で最初にガンダムを見たのは、本放送時の『機動戦士ガンダム』でした。
たしか小学校3年生くらいだったと思います。

ただ、見たと言っても本当に数分だけでした。
しかも見たのが、黒い三連星のジェットストリームアタックの回だったのです。

当時の私にとって、ヒーロー物やロボットアニメの敵は怪人や宇宙人でした。
だから、人間同士が戦争をしていることが理解できませんでした。

『なんで人間と人間が戦っているんだろう?』

幼い私には、それがとても不思議でした。

しかも、モビルスーツという存在も、当時見ていたスーパーロボットとはまるで違っていました。
正義のヒーローというより、戦争の兵器。

その空気感が子供だった私には難しく、結局その回を少し見ただけで、続きを見ようとは思いませんでした。

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内容も理解できず、いつしかそのアニメのことも忘れていきます。

数年後に再放送で“ガンダムに再会”

それから数年後、小学校5年生くらいになった頃だったと思います。
夕方に『機動戦士ガンダム』の再放送が始まりました。

今度は面白かったのです。

『戦争・人間関係・モビルスーツ』

子供ながらに、その世界観にどんどん引き込まれていきました。

そして再放送を見続けているうちに、ある回で気づきました。

『あれ? これ、昔見たアニメじゃないか?』

それがジェットストリームアタックの回でした。

数年前、意味が分からず数分で見るのをやめたアニメ。
あれがガンダムだったのです。

この頃になるとガンプラブームも凄まじく、どこの店へ行っても売り切れ状態でした。
たまに売っていても、ズゴックやアッガイばかり。

もちろんガンダムのプラモデルは欲しかったんです。

でも私は、少し変わった子供だったのだと思います。
自分が『美しい』『かっこいい』と本気で思ったものしか欲しくならない。

だから私は、ザクやグフを見つけても妥協してガンダム以外のモビルスーツを買うことはしませんでした。

結局、あのガンプラ熱狂時代にガンプラを1個も買っていません。

その代わりに、映画の主題歌レコードを買って何度も聴きました。
アニメのセル画を使った本を、ボロボロになるまで読み返しました。

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私はプラモデルを所有する代わりに、ガンダムという世界そのものを抱え込んでいたのかもしれません。

機動戦士Zガンダムは、私の思春期そのもの

2度目のガンダムブームは『機動戦士Ζガンダム』でした。

中学生になった私は、子供向け作品よりも少し大人びた作品を好むようになっていました。

よりリアルさを増したモビルスーツの描写ももちろん魅力でしたが、それ以上に惹かれたのは別の部分です。

それは『政治・組織・思想・地球環境』といった要素が複雑に絡み合いながら戦争が描かれていたことでした。
単なる勧善懲悪ではなく、どこにも正解がないまま進んでいく物語。その重さが、とても現実的で興味深く感じられたのです。

まるで映画や大人のドラマを見ているようでした。

そして何より、カミーユ・ビダンという存在に強く惹かれました。
反抗的で、感受性が強く、不器用で、世界の理不尽さに怒っている。

思春期だった私は、彼の感情がとてもよく理解できたのです。

もちろんアムロも好きでした。
でも、当時の自分に近かったのはカミーユの方でした。

そして、かつてのライバルだったシャア・アズナブルが、クワトロ・バジーナとしてカミーユを導いていたことも大きかったのです。

Zのシャアは本当に格好良かった。ただ強いだけではなく、理想を語り、若者を導こうとしていた。

だからこそ、最終回は辛かったです。
シャアは行方不明になり、カミーユは精神崩壊してしまいます。

そしてそれを目の当たりにしたファ・ユイリィの、絞り出すような悲しみの声は今でも忘れられません。

あの終わり方を見た時、私は初めて『戦争には勝者なんていない』という感覚を持った気がします。

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余談ですが、劇場版ではカミーユは精神崩壊せず幕を閉じます。あの時、取り残されてしまったファの悲しみは、オリジナルから20年を経て劇場版で、やっと救われたような気がしました。

機動戦士ZZと逆襲のシャアで感じた違和感

『ZZガンダム』は、正直かなり戸惑いました。
前作の重苦しさとはまるで違い、とんでもなく元気で生意気なキャラクターたちが大量に出てくる。

もちろん作品としての魅力はあると思います。
でも当時の私は、

『このキャラクターたちを活かすために、アーガマやラディッシュの人たちが死んでいったのか……』

という感情がどうしても拭えませんでした。

それでも見続けたのは、

シャアが戻ってくるのではないか
アムロが出てくるのではないか
カミーユが復帰するのではないか

という期待があったからです。

しかし、それは最後まで叶いませんでした。

そして『逆襲のシャア』
私はかなりショックを受けました。

Zガンダムで理想を語り、若者を導いていたクワトロ・バジーナ。
その彼が、今だにララァを引きずったままアクシズ落としを企てる男として現れたからです。

もちろん今ならシャアの弱さや未熟さも理解できます。
でも当時の私は、
『最後はアムロとシャアを戦わせて最終決着をさせたい』という大人の事情のようなものを感じてしまい、素直に楽しめませんでした。

ただ、私には合わなかっただけで、逆襲のシャアも、もちろん大好きな方もたくさんいるでしょうし名作であることには間違いないと思います。

ちなみに私はνガンダムだけは、とてつもなくカッコ良いと思っています。
あの白い機体にフィン・ファンネルを背負った姿は、今見ても痺れます。

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おかげでνガンダムは福岡ガンダムやロボット魂の超合金をいくつか持ってます笑

機動戦記ガンダムW(ウイング)で再燃

しばらくガンダムから離れていた私に、再び大きな波が来ました。
『新機動戦記ガンダムW』です。

当時は『聖闘士星矢』『鎧伝サムライトルーパー』など、複数主人公型の作品が人気でした。
ウイングは、それをガンダムに持ち込んだ作品だったと思います。

それぞれのキャラクターが強い信念と意思を持っている。
しかも彼らは、従来のガンダムのような泥臭さより“ヒーロー性”を纏っていました。

そして不思議だったのが機体デザインです。
最初は『そこまで格好いいデザインではない』と思っていたのに、見ているうちに異様に格好良く見えてくる。

機体単体ではなく、パイロットの思想や存在感を含めて完成していたのだと思います。

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特にウイングゼロは、今でも大好きな機体の一つです。

機動戦士ガンダム00『現実の延長線上にある未来』で、また再々燃

そして、もう一つ私の中で大きな存在になったガンダムがあります。

『機動戦士ガンダム00』です。

最初に見た時、私は不思議な感覚を覚えました。
それまでのガンダムシリーズとも違う。
でも、どこか『ガンダムW』を見ていた時の感覚にも近い。

無口で孤独を抱えた少年兵。
それぞれ強烈な思想と過去を持つガンダムマイスターたち。
そして、圧倒的な性能を持つガンダム。

どこかヒイロ・ユイ達を思わせる空気を持ちながらも、『00』が決定的に違っていたのは、世界そのものの描き方でした。

『エネルギー問題・国家間対立・武力介入・テロ・情報化社会』という当時、世界で顕著化しはじめた問題と、実際に未来において現実にも構想があるとされている軌道エレベーターの存在。

それらは、単なるアニメ的な設定ではありませんでした。
『本当に未来で起こりそうな世界』として描かれていたのです。

現実で懸念されている世界の問題と、地続きにある軌道エレベーターの存在。そこには圧倒的なリアリティと、強烈な未来感が同居していました。

巨大な建造物が地球と宇宙を繋いでいる。
その光景は、子供の頃に夢見ていたSFの世界観そのものでした。

しかも『00』が面白かったのは、Zガンダムのリアルな世界観とSFのような未来の中に、“ガンダムW的なヒーロー性”を持つキャラクター達を成立させていたことです。

現実的な政治や戦争を描きながらも、同時に『ガンダム』という存在を、少年達の理想や祈りとして描いていた。

だから私は、ただのリアルロボット作品としてではなく、『未来を諦めなかったガンダム』として強く印象に残っています。

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冬季限定Winter illumination2021で伊藤由奈さんの
Trust Youが流れた時はジンっときました✨

そしてガンダムファクトリー横浜 F00へ

0253 boy and gundam 01

それから長い時間が流れました。ガンダムから完全に離れたわけではありませんが、昔のような熱量ではありませんでした。

横浜の『GUNDAM FACTORY YOKOHAMA』を訪れたのは、ブログの記事ネタがきっかけでした。当時の私はブログ書くために購入したカメラに夢中でした。

だから最初は『動くガンダムを撮影しに行こう』くらいの感覚だったのです。

でも、実際にF00を見た瞬間、何かが崩れました。

RX-78-F00は、とてつもなく格好良かった。

0253 boy and gundam 02
しかも、ただ立っているだけではありません。
動くのです。

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膝が沈み、指が動き、顔を上げる。
巨大な質量が、そこに存在している。

起動シークエンス。
格納デッキ。
夜のライトアップ。
海風。
工業地帯の空気。

すべてが合わさって、私はそこに『未来』を見てしまいました。

子供の頃、私は本気で思っていました。『自分が大人になる頃には、巨大ロボットが普通に存在する未来が来る』と。

今思えば、子供らしい真っ直ぐで非現実的な夢です。でも、当時は本気でそう思っていました。

成長するにつれ、そんな未来は来ないと理解し、いつしかその感情を忘れていました。
いや、忘れたつもりになっていたのかもしれません。

でもF00を見た時、思い出したのです。その気持ちは、消えていなかった。

だから私は何度も横浜へ通いました。16箇所から撮影し、動画を作り、超合金やプラモデルを買い集めました。

気づけば知らない間に部屋にはF00関連だけではなく、νガンダムやZ、ウイングゼロの完成品やプラモデルまで増えていました。

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通帳からお金も消えていました。
犯人は、たぶん、いやきっと私です。

でも、それで良かったのだと思っています。あれは単なる買い物ではありませんでした。

私はきっと『失われていく時間を保存したかった』のかもしれません。

F00を見上げていた自分。海風の中で起動を待っていた時間。夜の横浜で、巨大なガンダムが動き出した瞬間。
そして、未来を信じていた少年だった頃の自分を。

夢は、まだ終わっていません

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最近、『ガンダムランドマーク構想』という言葉が発表されました。
2029年、ガンダム50周年へ向けた巨大プロジェクトです。

正直、今からとても楽しみにしています。

どんな施設になるのか。どんな未来を見せてくれるのか。F00を超える体験は現れるのか。

Zやウイングゼロのような機体を実物大で見る日は来るのか。

子供の頃に夢見た未来は、結局すべては来ませんでした。でも、完全に消え去ったわけでもありません。

こうして改めて見てみると、私の人生の傍らには、何度かの波はあるものの、常に『ガンダム』という存在があったことは間違いありません。

横浜のF00は、それを私に思い出させてくれたのです。

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いや、私だけでなく、きっと長い間、続いている『ガンダムという物語』は、皆さんの人生の傍らにあり、横浜のF00は皆さんの心も『あの頃の少年』に戻したのではないでしょうか?

だから今、私は思っています。夢は、まだ終わっていないのだと。

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2029年。私はきっと、あの少年のような顔で大切な人と新しいガンダムの未来を見上げている気がします。





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COMMENTS & TRACKBACKS

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  1. leonさん、こんにちは〜
    leonさんのガンダムに対する深い愛を感じて、
    じんわりと涙してしまいました
    50周年イベントが、今から楽しみですね☆

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