私が気になるモノや場所を徹底的に紹介するブログ

私が気になるモノや場所を徹底的に紹介するブログ

[0097] Ganzoのノートカバー THIN BRIDLE (シンブライドル)はBloom(ブルーム)が美しい

  • 人気の記事
  • カテゴリー別
  • Tag Cloud
  • 月別アーカイブ




Thin Bridle(シンブライドル)のノートカバーが欲しい

0097 Ganzo thin bridle Note cover 01

みなさん、こんにちは。leon(@leon_sk4_22)です。最近、仕事で会議に出席する機会が多くなってきたのでキチンとしたシステム手帳が欲しいと思うようになりました。

仕事ではPCやスマホを使うので文字を書くシーンってそう多くありません。でも少ないからこそ文字を書く時間を気持ちよく過ごしたい。そんな思いから一生モノと呼べるノートカバーを購入したのでご紹介させていただきます。

0097 Ganzo thin bridle Note cover 02

私が選んだのはGanzoのノートカバー。手帳の素材は他にもシュリンクレザー(縮み加工された革)や牛革カーフを使用した物など多彩なラインナップから選べます。でもやっぱりTHIN BRIDLE (シンブライドル)を使った物が一番、私の目を魅きつけました。

ブライドルレザーはマネークリップを購入して以来、大好きになった革素材のひとつ。以前にシンブライドルのマネークリップについて記事を書いていますのでよろしければ、こちらも参照してみてください。

システム手帳カバーのメリット・デメリット

0097 Ganzo thin bridle Note cover 03

手帳といえば、まずリングタイプのシステム手帳が思い浮かびます。リング式ならカレンダーや商談用メモなど多彩なリフィル(手帳の差し替え用紙)を選んで自分の好みにカスタマイズすることも可能です。

考えようによっては後に取り外し項目ごとに振り分けて保管しておくこともできます。そういう点でリング式のシステム手帳って、とても便利で魅了的。

でも左側のページを書く時に中央にあるリングが手に当たり書きにくいというデメリットがあります。通の方は左側のページを記入する時はバインダーから一度、外してから記入するそうですが、書く度にファイルから外すのはちょっぴり面倒。

それにスケジュール管理はiPhoneを使っているので手帳はメモとして扱う事が多くなるはずです。そう考えると私には多彩なリフィルは必要ないような気がしてきました。

Ganzoからもリング式のシステム手帳が販売されていますが、自分の用途を考えて今回はノートカバータイプを購入する方向へ変更することに。

シンブライドルのノートカバーを開封

0097 Ganzo thin bridle Note cover 04

もう既に写真をお披露目していますが改めて開封の儀から執り行なわせてもらいます。Ganzoの製品は金色に輝く保証書と柔らかい布ケースが付いてきます。

布ケースは革製品をメンテナンスする際に適した柔らかいネルのような素材。磨くための布を別途、用意する必要はありません。その代わり使ってしまうとケースが汚れてしまいますので覚悟が必要ですが…

0097 Ganzo thin bridle Note cover 05

布のケースからノートカバーを取り出してみると写真左下の場所に引っ掻いたような傷が…。でも、こんな傷は全く気になりません。ブルーム(ロウ)の表面に入った浅い傷は使い込んでブルームが消える頃には目立たなくなっているでしょうから。

ブルームの話が出たので、ついでにブライドルレザーについてもご紹介させていただきます。

イギリスのタンナーのJ&E セジュイック社のブライドルレザー

0097 Ganzo thin bridle Note cover 06

GanzoのブライドルレザーはイギリスのタンナーのJ&E セジュイック社の革が使用されています。J&E セジュイック社は創業から100年以上の歴史を持つタンナーでブライドルレザーの製造ではイギリスでもトップシェアを誇っています。では昔ながらの製法を守りながら鞣される『ブライドルレザー』とは、どういった特徴を持つ革なのでしょうか?

ブライドルレザー(BRIDLE=馬具のこと)はイギリスで貴族が使用する手綱や鞍にする目的で生まれました。命を預ける馬具に使用するには絶対的な頑丈さが求められていました。

それを可能にしたのが、じっくりとロウをしみ込ませることで皮革の繊維を引き締め堅牢になったブライドルレザーです。

製造工程では牛革の皮革へナチュラル・タンニン(植物の渋み)を使用して植物性油や蜜ロウのワックスを表面に何度も何度も塗り込みます。

このブライドルレザーを作るには卓越した職人の手により1年半もの期間が掛かる為、歴史と伝統を持つタンナーでなければ良いものは作れないと言われています。

革の表面の白い付着物はBloom(ブルーム)と呼ばれ革の内部まで染み込んだ蜜ロウ、タロー植物性油などのワックスが浮き出てきたもの。ブルームは使用している間に摩擦され自然に取れていきますが、使用前に柔らかい布やブラシで、きれいに拭き取ってから使い始める人もいるそう。

ブルームを残すか、拭き取ってから光沢を出してから使用するかは使う人のお好み次第と言ったところでしょうか。

Bloom(ブルーム)が美しいシンブライドル ノートカバー外観

0097 Ganzo thin bridle Note cover 07

今回、購入したノートカバーのブライドルレザーはブルームが特別多く残っているように感じます。まるで寒い日の朝に霜が降りたように真っ白です。同じブライドルレザーでも革の鞣す時の温度や室温によって少しずつ表情が違ってくるのかもしれません。

0097 Ganzo thin bridle Note cover 08

マネークリップの革は極限まで薄く作られていましたが、このノートカバーはブライドルレザーらしく厚めに作られていて物凄い重量感。

コパの部分もGanzoらしく朱色で『切り目本磨き』が施されていて美しい。

実は以前の記事を読んで頂くとわかるのですが、私はブライドルレザーの表面に付いているブルーム(白い粉)が古ぼけたような印象で嫌いでした。

0097 Ganzo thin bridle Note cover 09

店頭でふいに手に取ったことで興味を持ち調べてみてると、この粉の正体はロウで使用と共に徐々に落ちて行く代わりに艷やかな光沢が出てくることが判りました。さらにブライドルレザーは、じっくりと塗り込まれたロウにより馬具に使用されるほど頑丈になるということを知り気持ちは一気に逆転してしまいした。

ブライダルレザーは他の革と違いロウが染み込んでいることでシットリと手に吸い付いてくるようなとても心地良い素材だと判り、それ以来、大好きになってしまいました。

じっくりと使って自分色に育てていきたいノートカバー

0097 Ganzo thin bridle Note cover 10

コードバンやミネルバボックスとは、また違った手触りですがブライダルレザーの感触もとても良い。初見で嫌だと思ったブルームを今では、そのままの状態を維持して使いたいくらい。

でもブルームは使っていると自然に取れてしまうので、この状態で使用し続ける事はまず不可能。この状態は新品のブライドルレザーを購入した時にしか味わえませんのでじっくり堪能させてもらいます。

ブルームが取れてくるとマットな表情は消えて代わりに光沢感が出てくるブライドルレザーのノートカバー。これからガシガシ使って自分色に染めていこうと思います。

アバター
leon
Ganzo シンブライドルの手帳はミニタイプもあります。

次の記事は手帳の裏側についてご紹介します

0097 Ganzo note cover liner Badarassi carlo minerva box 02





関連コンテンツ



コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

COMMENT ON FACEBOOK