今回はシェルコードバン・セコンダの2つ折り財布です。
ホーウィン社のコードバン革(馬の臀部を削り出した革)は、昔ながらの方法で植物性タンニンでナメされていて、革の風合いを損なわない自然な仕上げになっています。
また長時間オイルをたっぷりと含ませているので張りがあり、やわらかな光沢と質感を備えます。
オイルがしみ込んでいる為、メンテナンスも最初の1年はやわらかい布で拭く程度で十分。
購入したのは、こちらも私のお気に入りカラーのブラウンです。
1.Ganzoのこだわりは箱や布製ケースにまで行き届いている
Ganzoは箱にもこだわりを持っているらしくキレイな外箱が用意されています。
外箱を開けると布製のケースが現れます。
この布製のケースは非常に柔らかい素材で、財布をメンテナンスする布としても使用できるようになっています。
当たり前ですが、オイルを使ってメンテナンスに使用してしまうと汚れてしまうので私は使っていません。
2.美しいコパの処理は切り目本磨き
是非、見てもらいたいののは、財布の側面のコパの仕上げです。
単名刺入れもコパの仕上げは美麗でしたが、この位の厚みになると圧巻です。
コパの朱色が眩しい!
他のメーカからもシェルコードバンを使用した財布は販売されていますが、コパをここまで美しく磨きあげているのはGanzoだけなのではないでしょうか。
これは、『切り目本磨き』と呼ばれる手の込んだ技法で革の断面に染料を塗り込んで磨くことを繰り返すことで、見た目の美しさだけなく強度もアップを狙ったものだそうです。
角度を変えてもう1枚。
マネークリップに比べ4〜5倍の厚みがあります。
太陽光の下で撮影した写真。
こちらの方が実際の色にちかいですね。
3.小銭ポケットは無いがカードは10枚も入る
内側は、シンブライドルのマネークリップと同じミネルバナボックスを使用しています。
表面がシェルコードバン、裏面がミネルバナボックスのこの財布はシェルコードバンセコンダという商品名だったと思います。
この財布は、GANZO本店でネームを彫ってもらっています。(一部、消してありますが右側のHがそうです)
この2つ折りの財布は、小銭入れは付いていないですが、なんとカードが入るポケットが10個も付いているので収納力としては抜群です。
収納力を第一に考える方には良いかもしれません。
また、シェルコードバンを使った財布は他のメーカからも発売されていますが、朱色のコパは非常に珍しいです。
他人とは一味違った財布を使いたいという方にもオススメです。
オススメといいながらも、私は以前にも書いたようにタイトな服装なのでポケットに入れた時の膨らみが気になり残念ながら、この2つ折り財布はほとんど使用しません。
普段はシンブライドルのマネークリップばかり使用してたりします。
次回、GANZO shellCordovan 2つ折り財布 (ガンゾ シェルコードバン)水没!メンテナンス方法に続きます。
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