オメガ マスターシリーズの三部作の一つ レイルマスター
みなさんこんにちは。leonです。私は2004年から現在(2013年3月)まで、1度のOH&カスタムを経てスピードマスタープロフェッショナル1stレプリカを相棒として使っています。 その1stレプリカを使いながらも、一つどうしても気になる時計がありました。
それは、オメガ レイルマスターです。
レイルマスターは以前の記事でも少々、触れていますが1957年に発表されたマスターシリーズ3部作の1つです。
スピードマスターもレイルマスターも元々はシーマスターの派生モデルですがレイルマスターは名前のとおり鉄道に特化したモデルとなります。
当時の鉄道は蒸気機関車から電車へと代わり磁気を帯びやすい環境だったようでムーブメントが磁気を帯びてしまい時間が狂ってしまう事がよくあったそうです。そこでオメガは耐磁性能を持たせたモデルを発表しました。
でもレイルマスターと言っても必ずしも鉄道に関わる人たち向けに発表されたモデルでもないらしいんです。
一見しても判るようにオーソドックスで飾り気の無いデザインは、かえって一般のビジネスマンにも使いやすい配慮がなされていたと考えられます。
一般的に見たらモータースポーツやダイバーズなどに特化していない分、多くの人に需要がありそうですが、他のマスターシリーズと較べてしまうとインパクトさに欠ける傾向は否めません。
実際にスピードマスターやシーマスターのような需要は無かったようで1960年頃にはオメガのラインナップから姿を消してしまいます。
シーマスター・アクアテラ・レイルマスターとして復活!! さらにクロノグラフバージョンも!?
そんなレイルマスターが2003年に「水の惑星」のネーミングが与えられた新生シーマスター・アクアテラシリーズの派生モデルとして現代に復活したのです。
ムーブメントは手巻きからコーアクシャル脱進機を搭載するなどの大幅な改良もなされています。
アクアテラシリーズは文字盤がシンプルで見やすいのですが、派生モデルだけあってレイルマスターも視認性に優れています。
見た目のレイルマスターの特徴は文字盤に『12・3・6・9』時方向に、それぞれアラビア数字が配置されています。
文字盤自体がクラシカルな雰囲気を漂わせているところが良いのですが、クロノグラフ好きには少々、物足りなくスピードマスター購入当時には候補に挙がりませんでした。
しかし、2005年頃にクロノグラフバージョンも発売され俄然、欲しくなってしまいました。ちなみにクロノグラフバージョンはコーアクシャル脱進機を使用していません。
もう新品での購入チャンスは来ないかも!? 購入に踏み切りました。
機械式時計は買って、それで終わりと言う訳ではなく数年に一度はOH(オーバーホール)が必要になってしまいます。しかも、その金額は3万〜10万になる事も。
流石に機械式腕時計の2台持ちは厳しいと考え購入を躊躇してきました。
しかし今年(2013年)になりスピードマスターの記事を書く為に色々調べていて、また沸々と時計に対する気持ちが強くなってきてしまいました。
新品のレイルマスター・クロノグラフの金額を調べてみると、もうネットでも数社しか販売をしておらず、値段もかなり高い。
安いところで28万、高いところだと40万 (・∀・i)タラー
でも今、決断しなければ新品で購入することはきっと出来なくなると考え調べていたところ、展示品の為、箱は少々、汚れているが腕時計本体は未使用という店を発見。
金額は21万5千円と金額的にも他の店より断然安く楽天ポイントも使え更に安く購入することができる。
安い物件を発見できたのも何か縁だと思い、考えた末に購入することに決めました。
購入したのはステンレスベルトですが、カタログで見る純正のクロコダイルのベルトも捨てがたい。
純正品のクロコは無理でも、いつか革ベルトを買って換装するのも良いかも。
【品名】Ω アクアテラ レイルマスタークロノグラフ
【型番】Ref.2512.52
【ムーヴメント】オメガキャリパー3205
【パワーリザーブ】55時間
【文字盤】ブラック
【ケース】ステンレススチール(SS)
【風防】サファイアクリスタルガラス
【防水】150m防水
【ケースサイズ】約42mm(リューズ除く)
【厚さ】約14mm
【重さ】約105g
【ベルト長】約18.5cm ~ 約23cm
【ベルト幅】約18mm ~ 約21mm
【機能】クロノグラフ、ねじ込み式リューズ
【発売年】2005年頃?
【希望小売価格】535,500円
【2013年2月2日】
【購入金額】215,000円-13,735円(楽天ポイント)= 202,065円
購入後の感想は⁈ 買っておいて本当に良かった
宇宙へ飛び出し月面まで行ったスピードマスターのようなヒストリーは無くデザインも昔から一環して変わらないスピードマスターと違い、シーマスターアクアテラの派生モデルとして復活したレイルマスターは形状や内部のリファインによって近代的な雰囲気を持つ時計として蘇りました。
古き良き時代のノスタルジック感はありませんが、その代わり時計の精度的には私の持っているスピードマスター 1stレプリカよりも遥かに正確です。
伝統を重んじた古いキャリパー・ムーブメントも良いけど新しいテクノロジーを駆使した物も、また素晴らしいと感じます。
開発者や職人が時間をかけて技術を一歩一歩、前に進めて来た結果が、そこにあるのですから。
現在は、スピードマスターとレイルマスターを交互に身につけて仕事にいっています。
1人増えてしまいましたが、これからは2人の相棒と共に刻を過ごしていきたいと思います。
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