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[0138] MR2復活計画『その14』エンジンランプ点灯 エンジンコンピュータ(ECU)の修理

 2018年5月20日
約 9 分

MR2復活までの軌跡を一気読みしたい方はこちら

エンジンランプ点灯の原因は今だ判らず…

0137 MR2 Restore Plan  Part 13 02 SW20 Diagnosis BOX

みなさんこんにちはleonです。前回はダイアグノーシスを使ってエンジンランプの原因を探りました。

【参考記事】

 

結果として異常なコードは検出されませんでしたが、実際にエンジンチェックランプは点灯しています。

この内容から実はエンジンコンピュータ(ECU)自体が故障していて意味も無くエンジンチェックランプを点灯させて人騒がせな状態になっているのでは?という見解に至りました。

ネットで検索してみるとECU内の基盤上に載ったコンデンサが破裂してしまい故障を引き起こす事例が多く報告されていました。

まずはMR2のECUを開封して基盤の状態を確認してみることにします。

エンジンコンピュータ(ECU)は社外製!?

0138 MR2 Restore Plan  Part 14 01 SW20 Position of ECU

MR2のECUはエンジンを挟んだトランク内に設置されています。

0138 MR2 Restore Plan  Part 14 02 SW20 Position of ECU

トランクを開いて内張りを剥がせば簡単にアクセスすることが可能。※上の写真はトヨタ純正ECU修理後の画像。

0138 MR2 Restore Plan  Part 14 03 SW20 BLITZ ACCESS ECU

車体から取り外し確認してみるとECUには『ACCESS POWERD BY BLITZ 』というシールが貼られていました。『ACCESS』とはBLITZ(ブリッツ)が販売していたチューニング用のコンピュータです。

そういえば昔、こんなECUへ変えていたんだっけ….余計な事してくれているな昔の私….

0138 MR2 Restore Plan  Part 14 04 SW20 BLITZ ACCESS ECU

カバーを開けようとしましたが『ACCESS』のシール自体が封印になっていることに気付きました。ここは基盤の状態を確認するために迷わず開封してみます。

0138 MR2 Restore Plan  Part 14 05 SW20 BLITZ ACCESS ECU

フタを開けてみると通常のECUよりも基盤が1枚多く追加されていました。乗っている基盤のチップは品番が判らないように表面が削り取られています。

0138 MR2 Restore Plan  Part 14 06 SW20 BLITZ ACCESS ECU

追加基盤のネジを外し開いてみると純正の基盤とケーブルで接続されていて何だかワケの判らない状態に。

とりあえずコンデンサーに破裂の痕が無いか確認してみましたが、異常なコンデンサは見当たらなそうです。

『ECUは関係無いのかな?』と思いましたが、所詮は素人なので故障しているか正確な判断はできません。

実際に手がけたショップ(BLITZ)に故障診断ができるかどうか問い合わせてみると、あまりにも古い車のECUの為に修理・診断は不可能という答えが返ってきました。

無理だと思いながらも電話してみましたが、いざ修理不可能と言われるとやっぱりショックです(*_ _)

仕方なくBLITZ ACCESSコンピュータは放置してオークションで純正のECUを探すことにしました。

オークションで入手したエンジンコンピュータ(ECU)は不良品!?

0138 MR2 Restore Plan  Part 14 07 SW20 ECU 89661  17380 Capacitor burst

ヤフオクで購入しようと思ったものの、なかなか私の型式にあったECUが出品されません。待つこと2ヵ月半…やっとECUを入手できました。

正直、適合するECUは、もう手に入らないのでは?と疑心暗鬼になっていたところでしたが、そんな時に適合したECUが出品されて良かった。

しかし実動車から取り外したというので安心して購入したのですが….

ECUが届きカバーを開けて中の基盤の状態を確認してみるとコンデンサが派手に破裂していますがな…..

一応、MR2へ実装して確認してみましたがエンジンランプは点灯するはアイドリングが不安定になるはで、まともに動く代物ではありません(`Д´)

出品者に問い合わせしてみましたがノークレームノーリターンということで返却は認められませんでした。

悪い出品者だと見抜けなかったleonが悪いのか? あまりに非道い話です。みなさんも悪質な出品者には気を付けて下さいね。

困った私はECUの修理ができないか調べ始めます。

BEAT-GARAGEさんへ ECU修理を依頼する

0138 MR2 Restore Plan  Part 14 08 BEAT picture

画像出典 Bow / 池田和弘

当初は自分でコンデンサを取り寄せて何とか交換できないかとも考えましたが、半田の経験がほとんど無い為、自信がありません。

ここは素直にプロにお任せすることにしました。

ECU修理と言ってもネットで探せば、いろいろなショップが出てきますが、その中で最も信頼のおけそうなショップが『BEAT-GARAGEさん』でした。

こちらのHPを見ると基盤の修理には卓越したプロの経験と技術が必要だということが判ります。

そのHPはこちら⇒ 『BEAT-GARAGEさんHP ECUについて』

【BEAT-GARAGEさんのHPより抜粋】

基板や周辺部品が腐食してしまうため結果的に回路パターンの断線やインピーダンスの低下が起こり故障となるのが殆んどなのです。

ですから電解コンデンサだけが悪い様な情報は全くの無意味な事で本来は液漏れにより故障した本当の部分を修理して始めて電解コンデンサの交換が意味をなすのです。

破裂したコンデンサの溶液により基盤の内部まで腐食が進んでしまうという恐ろしい事実。

生半可な修理で直たとしても、それは一時的なもので近い将来に再び故障する可能性が高いことを指摘しています。

今回、故障しているとはいえ現在では希少な純正ECUなので信頼できるショップに依頼をしたいと思いBEAT-GAREGEさんへ依頼をしてみました。

しかし、ビート専門店であることやビートのECU修理で1ヶ月以上先まで予約が埋まってしまっているということで依頼を断られてしまいました。

ですが『他を当たってどうしても見つからなければ、もう一度ご連絡ください』という優しい言葉をかけていただきました。

その後、気持ちも新たに別のショップ探しをしましたが、BEAT-GARAGEさんのように基盤の内部までキッチリと修理を行っているショップを探すことはできませんでした。

探せないというより、もしかしたらBEAT−GARAGEさん以外では、このような修理は行っていないのかもしれません。

藁にもすがる気持ちでもう一度、BEAT−GARAGEさんに連絡したところ快く依頼を引き受けてもらうことができました。

BEAT-GARAGEさんの卓越した技術に驚き

0138 MR2 Restore Plan  Part 14 09 SW20 ECU 89661  17380 Capacitor burst

修理の条件として『ECUの基盤修理のみでMR2に実装しての動作確認はできません』との事でしたが実車があるワケではないので当然の事です。

私が調べた限り信頼おけるBEAT−GARAGEさんで修理できないなら、何処のショップへ修理に出しても結果は同じだろうと考えました。

そして待つ事1か月半、とうとうECUが修理を終えて帰ってきました。丁寧に破裂したコンデンサも袋に入れられています。

0138 MR2 Restore Plan  Part 14 10 SW20 ECU 89661  17380 Repair

一応、基盤の方も、どのように修理されたか興味があったので、開封してみると、あれほど酷く回路を腐食させていた基板がすっかりキレイに修復されています。

0138 MR2 Restore Plan  Part 14 11 SW20 ECU 89661  17380 Repair

写真では拡大されて大きいですが、コンデンサの大きさは小指のツメよりも小さく回路を接続し直すのは、かなりの経験と技術が必要だと思われます。

MR2に実装してエンジンを始動させてみると今まで点灯していたエンジンチェックランプは完全に消灯しています。

実験的に少し長い間アイドリングさせてみましたが異常は見られません。これで長かったアイドリング不調と各警告灯の修復作業をと・り・あ・え・ずは終えることができました。

今回はBEAT-GARAGEさんが修理依頼を引き受けてくれて本当に幸運でした。

修理する技術もさることながら本来、畑違いであるMR2の修理を引き受けて頂けた優しさにも本当に感謝しています。

この場をお借りしてお礼させてもらいます。本当に有難うございました。

この記事を読みBEAT-GARAGEさんへ作業依頼を考えた方へのお願い

BEAT-GARAGEさんはご自分の作業に責任と誇りを持って取り組んでいられるショップさんです。

今回はBEAT-GARAGEさんの善意で修理作業を引き受けてもらえていますが、実車での動作の確認ができない修理は本来、請け負って頂けない作業です。(ビート専門店ですから)

それでも、どうしても作業の依頼をしたい方は、場合によって修理を行っても修復できないケースも、ご了承の上、ご依頼するようお願い致します。

MR2復活のお値段はおいくら?

MR2  SW20 The Price of restoration
合計金額 ¥264,023

品名 品番 数量 合計金額+工賃
ATLASBX バッテリー 75D23L 1 ¥6,750(自)
Fタイヤ LS2000 2 ¥28,680(工)
Rタイヤ REVSPEC RS-02 2 ¥31,360(工)
ガソリン添加剤 WAKOS FUEL1 1 ¥1,990(自)
NGK Premium RX プラグ BKR6ERX 1 ¥5,250(自)
KTC T字プラグレンチ PHF-16H 1 ¥5,314
トヨタ パワステリレー 89654 – 17011 1 ¥19,800
トヨタ IC冷却ファン 不明 1 ¥2,780(自)
リビルド オルタネーター 27060 – 74331 1 ¥21,800(工)A
マフラー レガリスR 790 – 23522 1 ¥62,229(工)B
トヨタ オルタネーター用ベルト V98D4 – 0830 1 ¥2,060(工)C
トヨタ A/Cコンプレッサー用ベルト V98D4 – 0875 1 ¥2,060(工)D
A+B+C+D 合算工賃 1 ¥17,200
ATLASBX バッテリー(再購入) 75D23L 1 ¥6,750(自)
トヨタ エンジンコンピュータ 89661 – 17380 1 ¥50,000(修)

※(自)は自分で作業しているので工賃が発生しません。
※(工)はショップへ作業を依頼して工賃を含んだ金額。
※(修)は部品代と修理費を含んだ金額。

次の記事は8年放置した車体の下回りを確認していきます。

MR2復活までの軌跡を一気読みしたい方はこちら

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