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8年間放置したMR2の下回りの状況は?
みなさん。こんにちは。leon(@leon_sk4_22)です。前回の記事のECUの修理でチェックランプ点灯についての修復作業をやっと完了することができました。
今回は少し時間をさかのぼり足回りや下回りの状況がどうなっていたか紹介します。
カーポートがあったおかげで8年間も放置していた割にはボディーの上側は意外にも綺麗でした。しかし下回りはご覧のとおり至る所にサビや腐食が進んでしまっています。
サビの進行の一番の原因は車両の下に体積していた砂だと思われます。車を久し振りに移動させた時に車両が置いてあったスペースに砂が山のように溜まっていたました。おそらく全く動かさなかった車の下に雨や風によって砂埃が徐々に蓄積してしまったのでしょう。
しかも車両下に堆積した砂は湿気を含んでおり『湿気を含む→蒸発』を長年繰り返した結果、上の画像のように見るも無残な状態になってしまいました。
今後はこの下回りをチェックしながら補修作業をしていきます。
8年間放置したブレーキ周りの状況は?
まず最初に気になったのがブレーキローターです。ブレーキローターはちょっと走らないだけでも、すぐにサビが浮き上がってくる部分ですが、さすがに長期間乗らないとサビの厚みが違います(´Д` )。
しかし、こんな状態になっても駐車場内で動かすくらいなら普通にブレーキペダルを踏んで止まることができました。上の画像で色が変わっている部分は車を少し移動した際に付いたブレーキ痕。
ブレーキペダルを踏んでブレーキが効くところを見るとキャリパー内のピストンは、とりあえずは生きていることが判ります。
ブレーキキャリパーはおそらく耐熱、防錆処理がされていたのでしょう。しかし20年以上も経過してしまった車となると、この有様。こちらも着実にサビが育っています。
そして、こちらはキャリパーの裏側の画像。砂埃が堆積して汚れなのかサビなのか判らない状況になっています。サビ取り作業よりも、まずは下回りの洗浄が必要そうですね。
ブレーキパッドは、まだ当分使えそうなくらい残っていました。しかし、この状態で通常走行からキチンと止まることができるのかは疑問。
バブナックルもかなり酷い状態になっています。どこを、どう補修していくか先が思いやられますね(;´Д`)ノ
8年間放置したサスペンションの状況は?
次はサスペンション部分を見てみましょう。 タイロッドエンドが湿っており色が変色(黒くなっている)しています。
よく見るとタイロッドエンドのブーツがペシャンコになって中からグリスが飛び出しています(゚д゚lll)!!
こちらはブーツだけ交換することも可能らしいですが、タイロッドエンドを丸ごと交換したほうが無難かもしれません。
ロアアームはサビが酷すぎて、エビフライの衣のようにバリバリになっています。こちらの交換はやるのも大変でしょうし、プロに任せても高い工賃がかかりそうなので、どうにかサビを落として塗装する方向でいきたいですね。
こちらは私の一番のお気に入りだったオーリンズのノーマル形状のショックアブゾーバですが、皿からスタビリンクの取り付け部分にかけてサビが広がっています。
SW20のオーリンズのショックはもう廃盤になってしまっているので、新しいものを購入することはできません。
こちらもサビを落として塗装をするしかなさそうです。
シリンダーを保護するゴムブーツはなぜか縮んだ状態で固まってしまっています。この画像ではジャッキアップしてショックアブゾーバが伸びきった状態になっているのでシリンダーが見えてしまってますね。
こちらはオーバーホールの時に新しい物に交換しようかな。
関係ない話ですが野良猫が庭をウロついているせいで、猫の毛がショックに付着してます。地面に落ちた毛が風で舞ってショックに付着してるのでしょうか?
ダウンサスも見事に錆びていますね。今となってはMR2のダウンサスは貴重なので、こちらはサビを落として塗装し直すほうが良いかもしれません。
8年間放置したマフラーの状況は?
マフラーに関してはオルタネーター交換と同時に交換されていますが復習を込めてもう一度、写真を載せておきます。
マフラーのタイコもサビが酷かったのですが、さらに酷かったのがフロントパイプです。触媒とフロントパイプの接合部はサビでパイプは触ると穴が空いてしまいそうな程、肉厚が薄くなっていました。
というより実際に触ったら穴が空いてしいました(´Д` )。こちらはオルタネーター交換の際に純正のように音の静かな『レガリスR』へ交換しています。
8年間放置すると下回りは、ほぼ全滅する…
エンジンにも手こずりましたが、下回りもまた手強そうな感じです。ジャッキアップするまで、まさかココまでサビが広がっているとは思いませんでした。
はっきり言って、ほぼ全滅状態です。いつ壊れても良いなら動かせないでもないという部分もありますが、安全性に問題がありますし今後、長く付き合っていく事を考えれば、ある程度は手をかけてあげた方が良いと考えます。
次の記事は赤サビを黒サビへ変化させるサビキラープロをご紹介します
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