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[0037] GANZO シェルコードバン 名刺入れ 5年後の経年変化 カラーリングの違いで変化に違いは出るのか?

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シェルコードバン 名刺入れの5年後の経年変化は?

0037 Ganzo Shell Code Bank Business Card Holder 5 Years Aging 01

みなさん。こんにちは。leon(@leon_sk4_22)です。前回の記事ではシェルコードバン単名刺入れを2種類を購入して、それぞれの色合いや風合いを比較してみました。今回は購入から5年の時が経過してシェルコードバンが、どのように経年変化していったのかをご紹介させていただきます。(この記事は2019年にリライトした記事となります)

GANZOの革製品が気に入ってから、いくつもの製品を購入して使ってきましたが、その中でも使用頻度が高いのがシェルコードバンの名刺入れです。堅牢と謳われるシェルコードバンといえども5年の歳月が経過すると一体どのような経年変化を魅せるのでしょうか?

シェルコードバン ブラックの5年後の経年変化

0036 Ganzo Shell Cordovan Business Card Holder 05

まずは前回の記事でも紹介した新品時のシェルコードバン ブラックがこちら。小さな傷がありますが、革の表面はしっとりとして柔らかい光沢を放っています。新品だけあって初々しい感じが好印象。

0037 Ganzo Shell Code Bank Business Card Holder 5 Years Aging 02

そして5年後の経年変化した状態がこちら。さすがに傷が増えていますが、全体的な雰囲気はあまり変わりません。

触れる時間の長さで革の表面には明らかな差が現れる

0037 Ganzo Shell Code Bank Business Card Holder 5 Years Aging 04

強いて言えばロゴの刻印のある部分と名刺が入る上の部分で革の色あいに差が出てきていることくらいでしょうか。名刺が入る部分は白っぽく艶が無く、対してロゴの刻印がある革表面は新品時に比べて艶が出で黒光りしているように見えます。同じように使っているのに、ここまで違いが出るのは何故でしょうか?

まず考えたのがメンテナンスする際にオイルを付け忘れた可能性です。でもメンテナンスの際は名刺を出してから作業をしていくのでクリームを塗り忘れるなんてことは無いはず。

シェルコードバンはオイルをたっぷり含ませて鞣されている為、メンテナンスはコロニルのシュプリーム クリームを年に一度、薄く塗る程度。5年も経過しているので少なくとも5回はクリームを塗っている計算になります。

毎回、同じ場所を塗り忘れるなんてことは考えにくい。

差が出るとすれば名刺入れの上の部分は普段は名刺が収納されているので手で直接触れる機会が極端に少ないことでしょうか。革というのは手で触れているだけでも手からの油脂を取り込んでいきます。

5年の歳月を毎日のように手で触れられている場所と名刺に保護されて年に1度だけクリームを塗られるだけの場所では表面の摩擦される度合いや油入る量は全く違うと思われます。その差が革の色合いの変化を生んだのかもしれません。

黒い革は傷が目立ちやすい

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GANZOとHORWEEN社の刻印された部分を拡大してみました。刻印は5年経過してもかすれたり薄くなることはないようです。でも、革表面には細かな引っかき傷は散見されます。黒い革に付く傷は白っぽくなるので目立ちやすいような気がします。ブラウン系のシェルコードバンの場合は、傷を指でこすってあげると目立たなくなるのですが、ブラックの場合はあまり効果が見られませんでした。

個人的には細かな傷は革の持ち味だと思っているので気になりませんが、いつまでもキレイに使いたいという方には経年変化の激しいシェルコードバンは向かないかもしれませんね。

GANZOの縫製は5年経過してもほつれ知らず!?

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革の表面には傷があるものの縫製に至っては全くほつれていません。もう『新品の時と変わらないのでは』と思うほど。

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一部に糸の毛羽立ちが見られますが、ほどけてしまうような感じではありません。この程度の毛羽立ちなら、あと5年くらいは問題は無く使えそうです。

シェルコードバン バーガンディーの5年後の経年変化

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お次は私が一番気に入っているシェルコードバン バーガンディーの名刺入れの経年変化について見ていきましょう。まずはこちらも新品時の状態からご紹介します。バーガンディーの名刺入れについては展示品現品限りの品物を購入しているので、最初から多少の傷が付いていました。そういう意味では完全な新品とは言えないのですが、そちらはご勘弁を。

バーガンディは色合いがブラックよりも薄い分、経年による色合いの変化が大きそうですが、どのように変化したかチェックしていきましょう。

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シェルコードバン バーガンディーの5年後がこちら。紫外線焼けしているせいなのか、それともクリームや手から付着した油脂によるモノなのかは判りませんが色合いが明るく変化しています。ブラックと違うのは革の表面の色合いが一定では無いところ。

よく触れるロゴの刻印のある革表面を見ても、明るい部分や暗い部分があるので、使い込んで自分色に染めあがった感じが強い。これぞ革の経年変化を楽しむ醍醐味ではないでしょうか。

バーガンディーのカード収納部は濃い色に変化!?

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ブラックの名刺入れはカード収納部が白くなっていたのに対してバーガンディー収納部は何故か他の部分よりも濃い仕上がりになっています。こちらもカードを入れているので普段は紫外線が当たりにくく指で触れる回数も極端に少ない部分です。

そう考えると色の濃い部分は元々、新品だった頃の状態に近く薄い部分は紫外線焼けにより徐々に色合いが薄く明るくなったのではないかと推測しています。

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そのためかカードを入れても影にならない角の部分は明るいというか、白っぽくなっています。この事からもバーガンディーカラーは経年変化が大きく使い込むことで明るくなる傾向にあるようです。

もともと明るいバーガンディは傷目立ちにくい?

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黒のシェルコードバンと違いバーガンディーは色合いが薄いため、擦り傷や引っかき傷は目立ちにくいようです。傷自体の色も薄いブラウンなのであまり気になりません。

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以前に紹介したブライドルレザーの場合だと折れ曲がりやすい角はヒビ割れたようなシワが入っていましたが、シェルコードバンの場合だと薄っすらとカードが入っていた痕が付いているのみ。

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上側の角もシワというより染料が薄くなり革の繊維が浮き彫りになったような風合いになっています。

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以前に紹介したシンブライドルのマネークリップの5年後の経年変化と比較すると一目瞭然ですが、こちらは革が折り曲がる部分ではヒビのようなシワが入っていました。このことからもシェルコードバンは革自体が非常に柔らかく鞣されていてシワやヒビは入りにくいといえます。

同じシェルコードバンでも革のカラーリングの違いで経年変化の仕方も異なる

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今回は同時に購入したシェルコードバンのブラックとバーガンディーの5年後の経年変化についてご紹介させていただきました。どちらも同じように使用してきましたが、経年変化の仕方に違いがあるように感じました。

ブラックは地が黒いおかげで傷との明暗がくっきりとしてしまう為、目立ちやすい。色合いは紫外線にさらされない部分を除いて均一に変化していく。艶については光の反射で光沢感が出やすい傾向にあります。

対してバーガンディーは地のブラウンと傷が付いた色合いが近い為、目立ちににくい。色合いは明るい所と暗い所、濃い部分と薄い部分というようにムラが生じる。艶についてはブラックほどの光沢感は無いが、新品時に比べると、つるっとした風合いに変化してきている。

この違いがカラーリングによるものなのか、それとも原皮の違いや鞣した工程によるものなのかは判りませんが、同時期に購入して同じように使っていても変化の仕方には違いが出ることが判りました。

現在、5年の歳月が経過して良い感じの風合いに育ってくれています。型崩れや縫製の緩みも全くと言って無いので、このまま現役で使っていけそうです。この後、どのような変化をしていくのかは、また機会があったらご紹介させてもらいます。

次の記事は非接触ICカードを重ねられるICカード セパレーターをご紹介します

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