本格ヨーロピアンレザー使用のApple純正 レザーケースを試してみる
みなさん、こんにちは。leon(@leon_sk4_22)です。前回はiPhoneの液晶画面を保護する強化ガラスフィルムについて、ご紹介させていただきました。
iPhone Xの場合、画面の保護だけではなく背面を守るためのケースが必須となります。なぜなら今回のiPhoneはワイヤレス充電を利用するために背面にもガラス素材が採用されているからです。 Apple側は今までのiPhoneの中でも最も強度の高いガラスを使用していると謳っていますが、いくら強いと言ってもガラスはガラス。地面に落下させれば割れもすればヒビも入ります。
そういう訳で、早々に保護ケースを選ぶことにしました。いつもなら迷わずPOWER SUPPORTのAir Jacketを選ぶところなのですが、今回は趣向を変えてApple純正のレザーケースをセレクトしてみました。
選んだ理由はAir Jacketに不満がある訳ではなくAppleが純正品として販売する革製品に凄く興味があったから。デジタルデバイスを美しくデザインするAppleが設計するレザーケースとは一体どんなモノなのか? 写真多めでご紹介させていただきます。
iPhone Air Jacket
選んだのはサドルブラウンのレザーケース
iPhone X用のApple純正のレザーケースは手帳型の『レザーフォリオケース』と画面側を覆わない『レザーケース』の2種類が発売されています。私はかさばらない『レザーケース』にしてみました。
カラーリングは9種類の中から『サドルブラウン』をセレクト。
【カラーバリエーション 9種】
■ コスモスブルー ■ ピンクフクシア ■ ダークオーバジーン ■ チャコールグレイ ■ トープ ■ サドルブラウン ■ ミッドナイトブルー ■ ブラック ■ レッド(PRODUCT)RED
どうせ使うなら革の経年変化を楽しめるレザーが良いというのが選んだ理由です。明るめの色は、すぐに薄汚れた状態になってしまうという報告をネットで見かけますが、実際にどうなるか試してみたいと思います。こちらについては経過を報告させていただきます。
本格ヨーロピアンレザーを使ったApple純正 レザーケースを開封!!
ケースの裏側を見るとNAURAL LEATHERと書かれています。ちなみに白枠の中に描かれたこのロゴは覚えておくと便利ですよ。このロゴは国際タンナーズ協会が定めたマークで天然皮革の品質を証明するものです。
本革素材を使用した鞄や靴・ベルトなどの本体に刻印されていたり上記のように外箱にプリントされている場合もあります。『この製品は本革かな?それとも合成レザー?』って思った時に、このマークが何処かに付いていれば、一定品質が保たれた革製品だという判断材料にもなります。
話が脱線してしまいましたが、いざ開封の儀を行いましょう。と言っても箱をスライドさせると、すぐにレザーケース本体とご対面。
あいかわらず実にシンプルです。箱の中身はレザーケース本体だけで取り付け方法は内箱に直接、描かれていました。iPhone本体を上方から入れて後方部をパコッと押し込めということでしょうか。
言葉は無くても非常に判りやすい。
箱から取り出して持ってみると想像よりも軽く感じるので重さを測ってみました。結果は21g(グラム)。iPhone Xが重さ174gなのでレザーケースを取り付けた総重量は195gとなります。
ちなみに iPhone 7 Plusが188gでiPhone 8 Plusが202gなのでレザーケースを装着したiPhone Xはその中間に位置。
レザーケースに刻まれたAppleロゴは美しい
Apple純正だけに許された噛られたリンゴのロゴ。革製品にこのロゴが刻印されているものは初めて見ます。
最初は『エンボス加工されているのかな?』と思いましたが ※エンボス加工:ロゴの部分を浮き上がらせる加工
触ってみると刻印されているようです。ロゴの縁の部分がより深く切り込みが入っているので普通の刻印とは一風変わった趣となっています。このロゴは使っていると薄くなってくるらしいので、新品の美しい状態を十分に楽しんでおきましょう。
革製品でもAppleの品質は変わらない!!スイッチ部分も美しい
サードパーティのハードケースではスイッチの部分は大抵の場合はくり抜かれているものですが、Apple純正のレザーケースは革のケースにアルミニウムのボタンが設置されています。
iPhone6までの純正ケースでは、この部分は型押しされているだけで押しにくいというレビューもありましたが、これなら押しやすいかも。
でもアルミボタンの裏側ってどうなっているんだろう? ボタンの裏側については後述させてもらいます。
マナースイッチ(静音ボタン)はスライド式なので、さすがに革をくり抜いています。
そして背面カメラの部分もキレイに穴が空けられていますね。
こちらは電源スイッチ。形も去ることながら出っ張り具合もiPhone本体のスイッチを踏襲してます。さすが純正品といったところでしょうか。
レザーケースの内側はiPhone本体を傷つけない起毛素材
レザーケースの内側はマイクロファイバー(起毛素材)が使用されています。これなら大切なiPhoneをキズを付けることなく着脱できますね。透明なハードケースではココは真似出来ない。
ちなみにマイクロファイバー素材の部分にもiPhoneのロゴと国際タンナーズ協会が認めるマークがプリントされています。
ケースの端の部分は外側のヨーロピアンレザーを折り曲げキレイに糊付けされています。こうやって細部を見てみると、このレザーケースはプラスチックか何かの芯材に極薄のレザーを貼り付けているようですね。
こちらは先程、話題になったアルミニウムボタンの裏側です。アルミニウムボタンの内側は柔らかいプラスチック板になっていました。これならiPhone本体にキズが付くことはなさそうです。
Apple純正レザーケースの装着方法
ではiPhone Xへレザーケース装着してみましょう。ケースの上にiPhoneを載せてみるとピッタリ過ぎてはめられなさそうですが、
iPhone上部を少し強めに押してあげればパコっとはまります。ちなみにiPhone本体の上端をレザーケースの電源スイッチあたりから押し当ててあげるとはめやすいです。
あとは下側も押し込んであげれば装着完了です。
内側はマイクロファイバーでiPhone本体を傷つけるものは一切ないので安心して取り付け取り外しができるのは非常に嬉しい。
レザーケース未装着状態と装着後のサイズ感の違いを検証
ケースを付ければサイズが大きくなってしまうのは仕方のないことですが、許容できるかどうかは人それぞれ。参考までに装着後のサイズ感も紹介しておきましょう。
余談ですが、前回の記事で貼り付けた強化ガラスフィルムは画面の表示範囲のみを保護する為、レザーケースとの干渉は一切ありませんでした。これが全面を保護するタイプだったら、どうなのか興味がある所ですね。
iPhone Xを裸族で使用した場合の幅は約7.10cm(センチ)です。
対してレザーケースを装着した場合の横幅は約7.45cm。レザーケースをすると約0.35cmほど横幅が大きくなるということになります。
次はケース装着後の厚みの差についてみていきましょう。ケース未装着では0.80cm。あれ!? 前回に測った時より0.01cm厚いですね(汗)すいません計測の誤差ということにしておいて下さい。
装着後は1.10cmになります。装着前とは0.30cmの差となりますが、写真をよく見るとケースの縁の部分と画面には少し隙間が空いています。これはレザーケースがiPhone本体の端が傷つかないように包み込むように設計されているからでポケットに入れたときには1.10cmよりも薄く感じるはずです。
ちなみにケースのエッジが画面よりも高いということは液晶画面側を下向きにして置いても画面が床面に当たりません。
さすがApple純正!! サードパーティの追従を許さないフィット感が凄い!!
最後にレザーケース装着後のフィッティングについてみていきましょう。まずは左側面のスイッチ部。マナースイッチは革の厚みで少し奥まってしまうので爪を立てて操作する必要があります。
こちらは電源スイッチ。触った感じはiPhone本体のスイッチと全く変わりません。押した感じもシッカリとしたクリック感があり押し難さは全く感じませんでした。
背面カメラのフィッティングはもっと凄い!! 裸族の時にあんなに気になったレンズの出っ張りがケースを付けると全く気になりません。
革のケースの厚みのおかげで面一(つらいち)になっています。いや良く見るとレンズの方が少し凹んでいるかな。
ここまで完璧なフィッティングをされると思わず『これも計算のうちかApple!?』なんてセリフを言いたくなってしまいますね。
※判らない方は『Apple!?』を除いてググってみてください。
iPhoneの下側はガッツリと空いているので、ケースとしてはココだけがウイークポイントとなります。
逆に底辺部分が広く開口しているということはサードパーティ製であるスタンドにもフィッティングを気にせずに気兼ねなく置けるメリットもあります。
ちなみに上記はSatechiのアルミニウムスタンド。Air Jacketだと上手く充電できない場合がありましたがApple純正ケースなら全く問題ありません。
【参考記事】[0166] デスク周りをお洒落にする iPhone充電器 Satechiアルミニウム充電スタンドをレビュー!!
iPhoneのケースとしては高額な5,800円(税込6260円)という金額ですが、Apple純正なのでデザイン・フィッティング、そして品質を兼ね備えていてiPhoneを保護するには最も相応しいケースだと感じました。
Apple Storeで購入すると定価になりますが、金額を少しでも抑えたいという方は大手家電量販店で購入するのがおすすめです。ビックカメラやヨドバシカメラで購入すれば10%のポイントが付きますしネット購入しても配送料は無料なので私もヨドバシで購入しました。
今後、実際に使用してみてiPhoneの保護性能やケースのエイジング(経年変化)具合が判れば追って記事にしたいと思います。
次回に購入するケースがAir Jacketに戻るのか?それとも純正レザーケースを再び使うのか?は使い勝手次第ということで。
次の記事はiPhoneXの純正レザーケースのエイジング(経年変化)を楽しむ前のメンテナンス方法をご紹介します
【参考記事】[0192] iPhone X 純正 レザーケースのお手入れ エイジング(経年変化)を楽しむ前にしっかりメンテナンス!
純正レザーケースを購入検討しております。ノギスでの計測参考にさせていただきましたが、レザーケースをつけた時のサイズは写真を見る限り79.5mmじゃなくて、74.5mmのよつにみえるのですが、いかがでしょうか?
匿名希望様
はじめまして。
お読みいただきありがとうございます。
記事を確認しましたが、74.5mmが正しいです。
私の方の記載ミスなので早急に修正させていただきます。
ご指摘ありがとうございました。