デザイン・機能が大幅に刷新されたiPhone Xを購入
みなさん、こんにちは。leon(@leon_sk4_22)です。iPhoneが生誕して10週年となる今年。11月3日にとうとうiPhone Xが発売されました。前回のiPhoneを買ってから2年が経過して丁度よいタイミングなので思い切ってXを購入。今回は開封の儀とともに大幅にデザインを刷新されたXについてレビューしていきたいと思います。
まずは何はなくとも開封の儀
Apple製品は毎回、箱を開けるの時にワクワクするのですが、今回は10週年記念モデルともあって、その思いも一潮。テレビやネットで写真や動画を見ていましたが、実物は一体どんな感じなのか?
箱を開けると前面が全てブラックのiPhoneが鎮座しています。最初にネットで見た時に『シルバーも枠は白じゃないんだな』と思いましたが、よく考えるとオールスクリーン設計された今回のiPhoneは枠自体が2mm程度しかありません。
そんなスペースに白を持ってきたら逆におかしい。という訳で今回のiPhone Xはシルバーとスペースグレイのどちらをセレクトしても画面の枠になる部分はブラックです。
何か前面が全てブラックというだけで初代の3Gや2代目の3GSを彷彿させ良い感じ。
iPhone本体と同梱物
iPhone本体以外の同梱物はいつもどおりです。
電源コンセント・USB&ライトニングケーブル・イヤホン・説明資料・Appleステッカー・SIMカードイジェクトピン。
それとイヤホンのケースの裏側になって画像はありませんが、イヤホンジャック〜ライトニングコネクタ変換ケーブルが入っていました。
10週年モデル iPhone X 外観を詳しく見てみる
では、iPhone Xの外観をチェックしていきましょう。まずは保護フィルムをペリッと剥がしていきます。
ハイ! 剥がれました。背面は強化ガラスの貼られたシルバーと聞いていたけど、どちらかというとグレーっぽい白という出で立ち。逆にギラギラしたシルバーよりも落ち着いていて上品に見えます。
背面カメラのせり出しが気になる
背面で気になったのがカメラの存在です。何か妙に出っ張っています。
机に置いてiPhoneを操作すると、このレンズのせいで本体がカタカタ動いて安定しません。気になってノギスで、出っ張りを計測すると0.12mmくらいありました。
この出っ張りが無ければ、もっと美しいんだけど…
iPhone6Sのカメラもそれなりに出っ張っていますが、シングルレンズのせいか、そこまで気になりませんが
それに対してiPhone Xはデュアルレンズとフラッシュまで埋め込まれている為、面積も広く少し不格好な感じですね。まあハードケースをつけてしまえばケースの厚みで丁度良い高さになるかもしれません。
でも、裏を返せばデザインを犠牲にしてまでも高性能なレンズを内蔵していう風にも考えられます。実際に使ってみないと判らないので写真の画質については、また場別の機会にレビューしたいと思います。
鏡面加工された金属フレームは美しい
iPhone Xでは医療機器で扱っているステンレススチールが採用されました。この鏡のように映り込みのある金属を見ると初期の頃のiPodやiPhoneを思い出さずにはいられません。※スペースグレイの側面はグレー掛かった鏡面です。
ちなみに、上の写真はiPhone 3GSを横から見た画像。横から見ると背面の白と鏡面加工されたスチールでツートンカラーとなっている。
6以降のモデルから背面と側面が一体となったアルミ素材が使われていて違和感無く使ってきましたが今年のモデルから先祖返りしています。
Appleがあえて昔のデザインを踏襲しているかは定かではありませんが、私的には一周まわって格好良く感じます。
少しだけ分厚くなったiPhone Xをチェック
発売前からテレビなどで見ていて本体の厚みが気になっていましたので実際にiPhone XとiPhone 6Sを比べてみました。
こうやって並べてみると明らかにXの方が厚く感じます。では実際に何ミリの違いがあるのか計測してみましょう。
iPhone 6Sは8mm弱。7.7mmといった所でしょうか。
対してiPhone Xは7.9mmくらいかな? 以外にも並べてみて感じていた厚み程は、差が無いことが判りました。
前面上部に集約された主要機構
前面パネルの上側の切掛けには主要な機構が集約されています。チョット見では判りませんが明るい場所で見ると薄っすらと黒い円が3つ並んでいます。
一番、左側が赤外線カメラ・その隣が投稿イルミネータ。スピーカを挟み、7Mピクセルのレンズ・一番右側がドットプロジェクタとなっています。
ちなみに赤外線カメラや投稿イルミネータ・ドットプロジェクタのどちらか一方を指で隠しても顔認証ができないことから複数の機構を統合してfaceIDを実現しているようです。
ホームボタンの廃止で操作性は、むしろ良くなった
ホームボタンが無くなり指紋認証が使えなくなることに嫌悪感すら感じていたのですが、実際に使ってみると全く気にならず、逆に便利です。
ホームボタンに触れてロックを解除する指紋認証よりも顔を近づけるだけで認証されるFaceIDの方がスピーディーにロックを解除できるように感じます。
今のところ何十回かに1回くらいの割合で上手く認証できないことがありますが、その場合でも一度、電源ボタンを押してスリープモードにしてから再度、認証し直しても1秒とかからないので、それ程、気になりません。
アプリを閉じる為に今まではホームボタンを押していましたがiPhone Xではスワイプするだけで簡単に閉じられるようになりました。
画面の下にあるバーを
スーっとスワイプさせると
アプリを閉じる事ができます。
ホームボタンの操作は、ある程度の力をかけて押す必要がありましたが、スワイプだと力が殆どかからないので全ての操作が流れるようにスムーズに行えて非常に心地よく感じます。
ホームボタンが無くなりキーボードの変更がしやすくなった
ホームボタンが無くなった恩恵としてキーボードの文字の変更が使いやすくなりました。文字の変更にはキーボードの左下にある『地球儀アイコン』をクリック or スワイプする必要がありましたが、このアイコンが小さいのでミスタッチしてしまうことがありました。
iPhone Xでは『地球儀アイコン』と『マイクアイコン』をホームボタンのあった位置へ下げています。そのおかげでアイコンが5個も並んで窮屈だった最下段は見た目もスッキリして操作性も向上しました。
ちなみに日本語入力だと上記のような状態で表示されます。小さくて押しにくかった『地球儀アイコン』と『マイクアイコン』を下へ移動し代わりに『ABC』アイコンを大きくしています。
その他のキーの配列やボタンの大きさは変わらないので今までどおり文字入力することができます。
写真や文字のサイズは従来のiPhoneとほぼ、変わらず
今回、iPhone Xを購入して一つだけ残念だったのは画面の大きさです。従来のiPhoneよりも外側が一回り大きくなるだけなのにオールスクリーンの為、iPhone Plusよりも画面サイズが大きくなると思っていました。画面サイスが大きければ当然、写真や文字も大きく表示されるはず。でも私が思っていたのと少し違いました。
上の画像を見てもらえば判りますが、表示されている写真や文字の大きさは、さほど変わらないんです。
iPhone Xが画面サイズ5.8インチに対してiPhone 6Sの画面サイズは4.7インチです。なぜ、こんなことが起こるのか?
理由はiPhone XとiPhone 6〜8までの画面の横幅は殆ど変わらないからです。
iPhone 6Sが横幅5.9mmに対して
iPhone Xは6.22mmとサイズは少しだけ大きいだけに留まります。
画面のサイズは画面の対角線の長さで表されるのでフルスクリーンとなり画面が縦に長いiPhone Xは画面サイズはiPhone Plusよりも大きいですが、実際に表示される写真や文字のサイズでは従来のiPhone よりも少しだけ大きい程度になります。
この部分については私の確認不足なので文句のつけようがありません。写真や文字を大きいサイズで見たいならiPhone Xではなく、Plusを購入した方が得策です。
Appleが満を持して発表したiPhone Xは久しぶりにワクワクするモデルだ!!
金額が高額とかホームボタンが廃止されたとか購入前は不満点がたくさんあり、一か八かで予約してみたのですが、実際に触って体験してみて本当に買って良かったと思えるモデルでした。
毎年、新モデルが発売されるiPhoneですが、最近では目新しさが無くなりかけていていました。ですがiPhone Xの発売では久しぶりにワクワク感を味わえた気がします。
iPhoneを初めて手にした。あの時のように…
iPhoneの生誕から10周年をむかえ満を持して発表したiPhone Xは10年間の進化を凝縮させ、これからの先の未来でも進化を続けようとするAppleの強い意志を熱意を感じさせます。
現在、iPhone 8にするかXにするか迷っている人は、まず店頭でiPhone Xを触れてもらってからでも遅くはないですよ。
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