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[0197] MacBook Pro 2017 バッテリーの駆動時間は実質5時間!? 実際に検証してみる

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MacBook Pro 2017 13インチ Touch Bar付きのバッテリーの持ち時間が気になる

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みなさん、こんにちは。leonです。昨年の夏にMacBook Pro 2017を購入し9ヶ月間使用してきました。1年近く使用してきて気になったのはキーボードが故障したこととバッテリーが長持ちしないことです。 キーボード故障については別記事で紹介させてもらうとして今回はバッテリーの持ちについて書かせてもらいたいと思います。

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MacBook Pro 2017 13インチ・15インチ のバッテリーの持ちに関してはAppleのHPでの公称値では駆動時間が最大10時間と謳われており、購入の決め手の一つにもなりました。

ですが、使用していて『そんなにバッテリーも持ちは良くないんじゃない?』と思うことが度々あったので、実際のバッテリーの駆動時間が、どれだけ持つのか実験してみることにします。

ちなみに、2013年に購入したMacBook Airでもバッテリーの駆動時間の実験をしており、その際はAppleの言う通りの結果が得られて満足する事が出来ました。でも、今回はそう上手くは行きそうにありません。

【参考記事】[0061] MacBook Air2013は本当に9時間もバッテリー稼働できるのか? 実験してみた。

バッテリーの駆動時間テストの内容は?

0197 MacBook Pro2017 13inch  Battery  operation time experiment 03

以前に行ったMacBook Air 2013(11インチ)のテストではウイルススキャンをかけ続ける負荷テストとWeb閲覧やブログ記事作成を行いました。今回は負荷テストを省き普段ブログを書く際に使用するアプリを普通に使いバッテリー駆動で何時間稼働できるのか計測してみたいと思います。

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またブログを書く以外の日常的に動かしているアプリについても、そのまま使用してアクティビティモニタのエネルギの状況を確認しながら実験を行っていきます。主な使用アプリは下記に記載。

アプリケーション 平均エネルギー影響度 使用目的
Google Chrome 7.12 ブログ
アクティビティーモニタ 0.45 計測
Safari 5.66 ブログ
Finder 0.65 ブログ
写真 1.85 ブログ
MarsEdit ブログ
LINE 0.11 日常
メッセージ 0.01 日常
カレンダー 0.02 日常
avast ウイルスソフト
iTunes 0.00 日常

アクティビティーモニタで確認してみるとエネルギー影響度の高いアプリは『Google Chrome』・『Safari』等のブラウザだということが判ります。逆に『LINE』や『メッセージ』・『カレンダー』等の日常使いのアプリに関してはバッテリー使用率は極めて少ないようです。

気になるのはブログを書く際に使用する『写真(Photos)』と『MarsEdit』。この2つのアプリはバッテリー駆動時間に大きく影響していると思われますがアクティビティーモニタでの平均エネルギー影響度では、それ程でもなさそうです。

『MarsEdit』に関しては『−』となっているので、どの程度の影響が出ているのか不明。

2つのアプリに関しては平均エネルギー影響度だけでなく、実際にアプリを動かしている時に、どのくらいの値が出ているか確認していく事とします。

バッテリー駆動時間テストの条件は?

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バッテリーの駆動時間はアプリケーションの使用率だけではなく、画面の明るさ(輝度)やバックライトキーボードの明るさによっても大きく変わってきます。今回の実験では画面の輝度は16段階中12の設定で固定しました。

MacBook Airでのテストでは16段階中10の設定でしたが、非RetinaとRetinaディスプレイで違いがあるのか10の設定だと暗く感じます。快適に使える輝度が12でしたので今回は2段階、輝度を上げる事にします。

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バックライトキーボードは日中帯や明るい場所で操作する分にはバックライトを点灯させる必要はありません。こちらに関しては前回のテストと同じ消灯に設定しました。

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ちなみに画面の輝度はデフォルト値だと部屋の明るさによって自動調整されてしまうので輝度設定を固定化する必要があります。設定方法は下記に記載。

  1. 画面左上の『リンゴマーク』をクリック。
  2. 『システム環境設定』をクリック。
  3. 『ディスプレイ』をクリック。
  4. 『起動を自動調整』のチェックを外す。

テストするMacBook proのスペックは?

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AppleのHPではMacBook Pro 2017の13インチも15インチも大雑把に最大10時間のバッテリー駆動と公言していますが、実際には画面の大きさやCPU・メモリ等のスペック(Touch Barの有・無)によって差があると思われます。

今回のテストを実施するMacBook Proのスペックを下記に記載しておきます。

Mac MacBook Pro (13-inch, 2017, Four Thunderbolt 3 Ports)
Touch Bar 有り
プロセッサ 3.1 GHz Intel Core i5
メモリ 16 GB 2133 MHz LPDDR3
グラフィックス Intel Iris Plus Graphics 650 1536 MB

MacOS High Sierraのバッテリ駆動時間はアクティビティモニタで確認

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以前までのMacOSなら画面の右上のバッテリアイコンをクリックすることで残りのバッテリ駆動時間を表示させる事ができましたが、High Sierraになってからは残量しか表示できなくなりました。

でも実はアクティビティモニタを開けば現在でもバッテリーでの駆動時間を表示させることができます。確認方法は下記に記載。

  1. 『command』 +『shift』 +『U』でユーティリティを開く。
  2. 『アクティビティモニタ』をクリック。
  3. 『エネルギー』タブをクリック。
  4. 『残り時間』を確認。

アクティビティモニタを開き画面下に表示された『残り時間』がバッテリーで駆動できる残り時間になります。今回のテスト条件で稼働させた場合の残り時間はAppleの公言とおり『10時間13分』と表示されています。

期待して良いのか判りませんが、この状態から記事を書いていってみましょう。一体どんな結果が出るのでしょうか?

驚愕!! バッテリ稼働時間はApple公称値の半分の5時間….

【テスト開始から約2時間後】

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バッテリ稼働を始めた当初は残り時間が10時間を超えていましたが、実際に作業を始めると急激に残り時間が減っていき約2時間稼働させた時の残り時間は僅か『2時間30分』と表示されています。

最初の時間帯はブラウザを使って調べ物をしていたのですが凄い減りようです。ちなみに普段であれば『Google Chrome』と『Safari』を併用していますがバッテリーの消耗を抑える為に『Safari』のみを使用しています。

※作業に夢中になり計測時間に多少の誤差が出てしまっていますが、ご了承下さい。

【テスト開始から約3時間後】

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3時間が過ぎる頃『残り時間』は着々と減り続け、この時点で『1時間22分』と表示れました。

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3時間後の時点では調べ物が終わり記事に差し込む写真を『写真(Photos)』を使って編集していました。編集を行いながらエネルギー影響度の確認をしていたのですが、驚くことに328.7というかなり高い数値が表示されていました。

どうやら画像の編集処理はバッテリーをめちゃくちゃ喰う作業のようです。

【テスト開始から約4時間後】

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4時間を過ぎた所で充電残量は9%を切り残り時間も『30分』となります。この時に何をやっていたかというと『MarsEdit』を使い記事を書いていまいした。

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『MarsEdit』を使用してのエネルギー影響の数値は39.9と表示されています。実際には画像を差し込んだり書き込みをしたりすることで数値は刻々と変化していてチェックしている限りでは『4〜95』くらいの数値を行ったり来たりを繰り返していました。

『MarsEdit』を使用してのバッテリー負荷は『写真(fotos)』程ではないにしても、それなにバッテリーを喰うことが判りました。

【テスト開始から約5時間後】

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最終的には『4時間58分』を経過した時点で充電残量は1%を切り4時間59分でスリープモードになり電源が落ちました。結果として私の使用方法ではAppleの公称値の半分である5時間しかバッテリ駆動で使用できないようです。

Mac BookPro 2017 13インチTouch Bar有りモデルは持ち歩きには向かない

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実際にテストするまでは、もう少しバッテリー駆動時間はあると思っていたので、想定よりも遥かに短かったのでビックリしました。

今回のテスト結果を踏まえて考えるとMac BookPro 2017 13インチ( Touch Bar有りモデル)は、ちょっとした持ち歩きで使う程度なら問題無いけれどガッツリ使いたい場合には250gもある充電器かモバイルバッテリーが必要となるようです。

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しかしMac BookPro 2017 13インチモデルは小さいとはいえ中身がギッシリと詰まっているので1360gもあります。MacBook本体と充電器を合わせると総重量が1620gとなり、持ち歩くには躊躇する重さと言わざるを得ません。

充電器の代わりにモバイルバッテリーを持ち歩こうとした場合は大容量のモノが必要です。例えばRAVPowerのモバイルバッテリー(20100mAh)は重さが372gもあります。このモバイルバッテリーから1回分の充電が得られるようですが、MacBook Proとモバイルバッテリーを持ち歩くのは私的には重量的に難しい。

またMacBook Pro 2017の内蔵バッテリーの残量がゼロの場合は純正の充電器(61W給電)でもフル充電に1時間40分くらいかかるのですが現在、販売しているモバイルバッテリーは30W給電の製品が多いのでフル充電にはさらに時間がかかると考えられます。

そんな訳で持ち歩きと自宅の使いの両方の使用を目的として考え抜いて購入したMac BookPro 2017 13インチは現在、ほぼ自宅専用機となっています。

購入までに悩んで記事を3つも書いた機体だっただけに残念というか、ちょっぴり恥ずかしい。その時に書いた記事はコチラ↓

【参考記事】[0187] Macの賢い選び方『その2』買うならどれ? 私の場合

その為、最近では持ち歩き用MacはRetina非対応のMacBook Air 2013 11インチモデルが未だに活躍していたりします。MonographさんのMac Book12インチの記事を見ると一日通してバッテリー稼働で作業が可能らしいので、持ち出し用は別途、Mac Bookを用意する方が良い気がしてきました。

でも2018年後期にはRetina搭載のMacBook Airが発売されるという噂やMac Bookの13インチが発売されるという話まであるので、少し様子を見た方が良さそうです。

Mac BookPro 2017 13インチは、お家でじっくり使うマシーンとして使おう!!

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Mac BookPro 2017 13インチ(Touch Bar有り)モデルはバッテリー駆動時間が5時間と持ち歩きには向きませんが、充電できる環境さえあれば全く問題のないマシーンです。スペックが高いので動作も軽快で快適そのもの。

Touch Bar有りモデルにしたおかげでThunderbolt 3ポートは4つ付いているから拡張性も高いので、最近では外付けLGの27インチディスプレイを購入し念願だったデュアルモニタ化させて自宅で使用しています。

外付けモニタに関しては近日公開予定なのでお楽しみしてくださいね。

【参考記事】[0203] LG27UD88-W (27インチ)レビュー!! これはMacに超オススメなモニターだ!!

MacBook Pro 13インチの一部モデルにバッテリー膨張の不具合!?

今回の記事を書くにあたりMacBook Proのバッテリーについて調べていたら気になる記事を発見しました。どうやら一部の13インチMacBook Pro (Touch Bar 非搭載) の装置でコンポーネントの故障により内蔵バッテリーが膨張する場合があるらしい。

対象の装置は2016年10月〜2017年10 月までの間に製造された製品でApple側でバッテリーを無償で交換しています。 対象の装置かどうかはAppleのサイトでシリアル番号から調べられます。交換にかかる時間は3〜5日ということなので該当装置を持っている方はスケジュールを決めて早めに交換することをオススメします。





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