RX100M5Aを守るレザーケースが欲しい!!
みなさん、こんにちは。leon（@leon_sk4_22）です。先日、RX100M5Aの機動性を高めるために購入したULYSSES（ユリシーズ）のレザーストラップ クラシコ セルペンテについてご紹介させて頂きました。
実はカメラ ストラップとしては高額なので購入に躊躇していたのですが、使ってみるとメッチャ便利。便利なだけではなく、ストラップとしての質感も高いので持っている満足感も味わえ、最近では写真を撮るのが以前よりも楽しくなってきました。
でも使っていて、また気になる点が出てきました。それは大切なカメラを傷つけてしまう可能性があること。散歩などをしていてシャッターチャンスがあったら、すぐに撮影に入れるように首掛けに適したMサイズ（105cm）のカメラストラップを選びました。
でも、ちょっとしたことで前傾姿勢になったりすると意外にブラブラして大切なカメラを、どこかにヒットさせてしまわないか不安に思うことに何度か出くわしました。
また、鞄の中（バッグインバッグに区分けして持ち運んでいる）に入れて持ち運ぶ際に、他のガジェット類に当たり塗装が剥げたりしないか? レンズカバーに当たりレンズ自体を傷つけてしまわないか? 等、心配に思うこともしばしば….
そんな理由からRX100M5Aを守ってくれるカメラケースが欲しいと思うようになり、ストラップと同じユリシーズのレザー製カメラケース クッシーノを購入してみることにしました。
大人カッコイイ カメラアクセサリーを販売するブランド ユリシーズ（ULYSSES）とは
クッシーノのレビュー前に販売元のユリシーズ（ULYSSES）について軽くご紹介させてもらいます。ユリシーズは『あたらしい・なつかしい・ここちいい』をコンセプトに大人カッコイイ カメラ周辺アクセサリーを展開するブランドです。
どこかなつかしさを感じるアイテムを現代風にアレンジし、普段の生活の中に溶け込むようなモノづくりをしている姿勢は、とても好印象。カメラと革製品が好きな方なら、きっと満足するアイテムが見つかることうけあいです。
クッシーノとボディースーツで、ちょっぴり迷う
今回、RX100M5Aを保護するアイテムとしてクッシーノを選びましたが、ボディースーツも魅力的で、どちらにしようか迷いました。でも、ボディースーツの場合はレンズ部や液晶画面は保護することが出来ませんし、バッテリーやSDカードの交換の際にケースを取り外す手間もかかる為、断念。
ただし写真を撮る時はグリップが搭載されているので、ミニマルなRX100の握り心地を大きく高めてくれそう。グリップ性とちょっとした保護を目的とするのであれば、ボディースーツを使うのも有りかも。
私の場合、カメラの保護が一番の目的の為、後ろ髪を引かれつつも、クッシーノを購入することにしました。
ユリシーズ（ULYSSES）クッシーノを開封
では、まずは開封していきましょう。梱包ケースはとてもシンプルで、どことなく自然の風合いが活かされた製品が入っていることを前もって教えてくれているよう。
ケースをスーッと開くとユリシーズ（ULYSSES）のカードと共に製品が不織布のようなものに包まれています。
不織布から出してクッシーノとご対面。開封とともに真新しい革の香りが漂ってきて革好きの心をくすぐります。
クッシーノはイタリア語で『クッション・枕』のことを指します。名前の由来どおり革でできた枕のような装いです。メーカーのコンセプトとしては、お気に入りのコンパクトカメラを普段使いのバッグに入れて持ち歩くために、設計された大人のための上質なカメラポーチだそう。
以前まではタイプ01・タイプ02とサイズ違いのラインナップになっていましたが、現在は統一されてワンサイズのみの製品展開になっています。
SONY RX100シリーズだけではなくCanonのG7XシリーズやRICOHのGRシリーズ等もぴったり収まるようなサイズで設計されています。同型機をお持ちの方なら購入の対象として考えても良いかも。
現在のカラーバリエーションは3色展開
現在（2020年5月）のカラーバリエーションはブラック・スモーキーグレー・ブラウンの3色のみ。ネット上ではチョコレートカラーを購入したという記事も見たことがあったので現在、欠品中なのかと思いメーカーに問い合わせてみることに。
するとチョコレートカラーは廃盤となり、今後も再販の予定は無いとのこと。
前回、購入したチョコレートカラーのセルペンテと同色を選びたかったのですが、廃盤なら仕方ありません。消去法でブラウンを購入してみました。
実際にセルペンテと合わせて見ると、色合いにメリハリができて、これはこれで良いと思うようになりました。チョコカラーのセルペンテとならブラックのクッシーノとも合いそうですね。
クッシーノの細部をチェック!!
クッシーノは内寸サイズW120×H70×D42mmとRX100シリーズやG7Xシリーズ等のコンパクトデジタルカメラを入れられるように設計されています。外寸もミニマルで手のひらに収まるサイズ。
イタリアのトスカーナ地方の名門バダラッシイ・カルロ社のベジタブルタンニンなめしレザーを、ふんだんに使い一枚革で縫製され蓋と本体に継ぎ目がありません。
革が持つ風合いと個体差
私のもとに届いたクッシーノは蓋から背面にかけてはシボ感が強いですが、
蓋をめくった部分はツルッとしていて同じ革とは思えません。色合いや風合いを安定させる為に化学薬品を使ったクロームなめしと違い、天然素材を使って伝統的な手法を用いてなめされたレザーでは個体差は付きもの。
自然の風合いを残すことで出る個体差があるからこそ、愛着を持って付き合い育てていけるのが、これらの革の良さとといったところでしょうか。
取り付けられたタグも革素材を使用
カメラケース本体の脇に付けられたタグも革が使用され『ULYSSES』のロゴが型押しされていました。
タグの裏側はユリシーズのシンボルマークであるカエルの足跡が型押しされています。こんなところからも妥協を許さず細かな所まで気遣って製品づくりをしている姿勢がうかがえます。
カメラを守る保護能力は、そこまで高くはない?
カメラを収納する際に触れる内側部分は起毛素材の布が貼り付けられていて革と起毛布の間には薄いウレタンフォームが内蔵されています。生地自体は、そこまで厚くはないので、ケースごとカメラを落としたりするような衝撃には耐えられないと思います。
そういう観点から見ると保護能力は高くありませんが、鞄の中に無造作に入れて他のモノとぶつかり合い傷がつくようなことはなさそう。わたし的には、ちょっとした衝撃からカメラを守ってくれれば良いので保護能力は十分だと思います。
カメラケースの開閉はマグネット式で手間いらず
カメラケースのフタと本体側には、それぞれ磁石が内蔵されています。そのためワンタッチで開閉できるので、全く煩わしさを感じさせません。
よくあるジッパー式のカメラケースだとカメラの出し入れの際にジッパーに当たって傷つけてしまうこともありますが、クッシーノなら、そんな心配が無いのも嬉しい点。ちなみにマグネット自体は結構、強めに感じますが、メーカーHPによるとカメラに悪影響を与えることは無いとのこと。
バッテリーを入れる収納ポケットが嬉しい
クッシーノのカラーバリエーションは3種類と書きましたが、それ以外に予備のバッテリーを収納するポケットが有るタイプ（¥12,100 税込）と無いタイプ（¥11,000 税込）の2種類を選ぶことができます。
金額は¥1,100程高くなりますが、私はポケット付きを選びました。
以前、南極観測船しらせの見学に行った時に撮影途中でバッテリーが切れてしまった苦い思い出のある私としては予備バッテリーは必需品。カメラケースに予備バッテリーを収納するポケットがあるのは本当にありがたい機能。
バッテリーを入れていない際はフラットになる為、ポケットが邪魔になってカメラを収納する際に引っかかてしまうことはありません。メーカーHPによると以前のモデルでは壁面に別生地でポケットを取り付けていたのに対し、今回は、壁面の背中に切れ目を入れ、中に袋を作ることで引っ掛かりを解消したのだとか。
気になる部分は、どんどん改善していこうとする姿勢には頭が下がります。
でも、改善ついでに私の意見を言わせてもらえば、ポケットの位置を右から左側へ変更した方が良いと思いました。RX100シリーズのようなコンパクトカメラは右前面にハンドグリップを取り付ける人が少なくありません。
この場合、カメラグリップと予備バッテリーが重なり合い、右側だけが分厚くなり不格好だし、カメラの出し入れもちょっぴり面倒になってしまいます。ポケットを左側へ変更すればバランスが良くなると思うのですが、いかがでしょうか？ ユリシーズさん。
優しく包み込むようにカメラを保護してくれるユリシーズ クッシーノ
今まで、鞄の中（バッグインバッグ）にむき出しでカメラを入れるのに抵抗を持っていましたが、クッシーノを使うようになってからは他のモノとぶつかり傷つけ合う心配は無くなりました。
また散歩など軽装で出かける際にはカメラポーチのようにして持ち歩き
被写体を見つけたらクッシーノからスーッとカメラを取り出し撮影したら、また収納する。ひと手間あるけれど、不意の事故からカメラを守れることを考えればトレードオフといったところでしょうか。
カメラケースとしては少し高い買い物でしたが、総合的に見ればクッシーノを購入して大正解でした。クッションのようにカメラを優しく包み込み保護してくれる大人カッコいいカメラケース クッシーノ。オススメです（^^）
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