高級コンデジ SONY RX100M5Aを購入!!
みなさん。こんにちは。leon(@leon_sk4_22)です。半年くらい前になりますが、Cyber-shot DSC-RX100M5Aを購入しました。
RX100M5AはSONYが販売する高級コンパクトデジタルカメラで小さいボディーながら1インチのセンサーとF値1.8という明るいレンズを搭載している非常に優秀なカメラです。このRX100の凄い所は2012年6月に販売されてから現在に至るまでモデルチェンジを繰り返しながら進化し続けていること。
Cyber-shot RX100シリーズのラインナップ(2019年9月現在)
ラインナップ | 発売日 | 販売有無 | 安値価格 |
RX100 | 2012年6月 | 販売中 | ¥32,000 |
RX100M2 | 2013年7月 | 販売中 | ¥49,900 |
RX100M3 | 2014年5月 | 販売中 | ¥53,988 |
RX100M4 | 2015年7月 | 販売中 | ¥64,500 |
RX100M5 | 2016年10月 | 廃盤 | ー |
RX100M5A | 2018年7月 | 販売中 | ¥82,339 |
RX100M6 | 2018年6月 | 販売中 | ¥112,881 |
RX100M7 |
2019年8月 | 販売中 | ¥138,000 |
2019年9月現在では7世代のラインナップと1種の派生モデル(RX100M5A)が存在していて、派生モデルの元になったRX100M5以外のラインナップは、現在でも全てが生産・販売されています。これって驚異的じゃないですか?
今まで、いくつかのコンデジを渡り歩いてきましたが、ついに高級コンデジRX100シリーズに手を出してしまいました。
今回は、私がRX100M5Aを購入するまでに、いろいろ悩んだ経緯を、お話したいと思います。今現在、RX100シリーズの購入を考えている方の参考になれば幸いです。
被写体に1cmまで寄れるスーパーマクロ搭載 XZ-1
2012年に当ブログを始めた頃はiPhoneで写真を撮っていました。最初の頃は、それでも良かったのですが、記事を書き続けていくうちに物足りなさを感じてきます。
iPhoneで撮影した写真は見たモノを見たままに撮ってくれる優秀なものでしたが、目では捉えきれないモノの細部を撮る、いわゆるマクロ撮影や暗い場所での撮影が苦手。
そんな理由からマクロ撮影に特化していて明るいレンズを持つOLYMPUS XZ-1を購入しました。XZ-1は被写体に1cmまで寄れるスーパーマクロレンズを搭載していて、小物などを撮るには最適なカメラ。
LYMPUS XZ-1のレビュー記事はコチラから
このスーパーマクロ機能のおかげで、昔から撮ってみたいと思っていたオメガのムーブメントなどもシッカリと撮影できるようになって写真を撮る楽しみの一端を垣間見ることができました。
XZ-1は私に写真を撮影する楽しみを教えてくれたカメラといっても過言ではありません。
この後、数年間はXZ-1で撮影しながらブログを更新していくことになります。
行った場所を記録するGPS機能を持ったTG-5
XZ-1はブログで扱うモノを撮るカメラとして優秀でしたが、使っているうちに気になる点が出てきました。それは旅行へ行った時などに撮影した場所を後から確認できないこと。
『撮影した場所なんて後で確認することなんてあるの?』なんて思う方も多いかもしれません。でも私的には、この機能が有るのと無いのでは写真を管理していくうえで雲泥の差があると感じています。
iPhoneやMacに標準搭載している写真(photos)アプリではGPS機能をONにして撮影した写真は、後から撮影した場所を地図上で表示させることが出来る『撮影地』という項目があります。
この機能を使えば訪問した場所から写真を探すことが出来るので非常に便利なんです。例えば私は沖縄が好きで過去に何度か旅行で訪れていますが、『写真(photos)』を使えば撮影した場所を簡単に特定できてしまいます。
また旅行へ行って撮影する度に、自分が行った場所が地図上に追加されていくので、ちょっとしたゲームのように楽しみながら写真の管理をすることができます。
そこでGPS機能付きのOLYMPUS TG-5というコンデジを購入しました。TG-5はGPS機能を内蔵しているだけでなく、XZ-1同様に被写体に1cmまで寄ることができ、旅行もモノ撮りも両方こなせてしまうオールマイティーなカメラ。
2019年9月現在では後継機種のTG-6が販売されています
さらに防水機能も付いている為、水中での撮影も可能で、ちょっとした撮影には何でも出来てしまう汎用性の高いカメラだともいえます。
このカメラで気軽にカメラライフを楽しんでいたのですが、ある事がキッカケで、またまた気になる事が出てきてしまいます。
iPhoneXとTG-5での夜景の仕上がりの違いで好奇心がくすぐられる
それは昨年、横浜の大さん橋へ『南極観測船しらせ』の見学に行った時のことです。日が暮れて赤レンガ倉庫の方角を見ると、そこには眩しいくらいに美しい景色が広がっていました。
その光景をカメラに収めようとしたのですが、これがなかなかに難しい。
上の画像はiPhoneXで撮影した写真。スマホで見る分にはそれなりにキレイですが、Macに取り込んでみると暗い部分にかなりのノイズが発生しているのが判ります。また、ビルや観覧車のディテールが曖昧で正直、がっかりな仕上がり…
iPhoneXは発売当初は暗闇に強くなったと言っていた記憶がありますが、実際には、この程度でしか撮影することはできません。
次に愛機であるTG-5でも撮影してみました。こちらもノイズ感は否めませんが、ビルや観覧車もディテールはiPhoneよりも、しっかりしています。流石にコンデジとあってスマホよりは数段上の仕上がりで撮影できました。
TG-5のイメージセンサーは1/2.3インチ、有効画素数1,200万画素程度のものですが、これだけ夜景を撮ることが出来るとなると『もっと大きなサイズのイメージセンサーやレンズを持つカメラを使ってみたらどんな写真が撮れるのか?』
そんな疑問と好奇心が出てきてしまいました。そこでキレイな夜景が撮れるカメラについて調べてみることにしました。
夜景を撮るならイメージセンサーのサイズが大切
夜景を美しく撮るために、私が注目したのはイメージセンサーのサイズです。デジタルカメラはイメージセンサーに光という情報を取り込むことで写真として撮像しています。
ですが暗所での撮影では僅かな光しかありません。そこで受光面積の広い、大きなイメージセンサーを搭載すれば、1画素に取り込める情報量も多くなるので、高感度撮影時にもノイズの影響を受けにくく、豊かな色調表現が可能になるという訳です。
簡単に言ってしまうとイメージセンサーが大きいほどキレイな画質で写真が撮れるということ。(実際には画像処理エンジンやレンズ等、他にもいろいろな要素があります)
一般のデジタルカメラで一番、大きなイメージセンサーといえば一眼レフカメラで使われるフルサイズ(36mm ✕ 24mm)と言われる大きさ。私が使っているTG-5やiPhoneのイメージセンサーは1/2.3型なので、フルサイズと比べるとかなり小さい。
実際にどのくらいの差があるのか図にしてみました。
センサーサイズ | 大きさ | カメラ種別 |
フルサイズ | 360mm X 24.0mm | 一眼カメラ・ミラーレス一眼 |
APC-S | 23.6mm X 15.8mm | APC-Sカメラ |
1型 | 13.2mm X 8.8mm | 高級コンパクトカメラ |
1/2.3型 | 6.2mm X 4.6mm | コンパクトカメラ・スマホ |
まず青枠で囲われた部分がフルサイズのセンサーサイズになります。対してスマホ(iPhoneX)やコンデジ(TG-5)などのセンサーは一番、小さい赤枠で囲われた部分。想像以上に小さいですね(汗)
フルサイズのセンサーと1/2.3型センサーでは天と地ほどの差がありますので、フルサイズセンサーを持つカメラを購入すれば、自ずと美しい夜景が撮れるはず。
そこで、どのようなカメラを選べば良いか、いろいろと調べてみました。
怪物コンデジ SONY Cyber-shot DSC-RX1Rの画質に魅了される
[画像出典]第24回 SONY Cyber-shot DSC-RX1R
イメージセンサーが大きく、取り回しのしやすいカメラを探している内にDSC-RX1Rという怪物のような高級コンデジに辿り着きました。どこが怪物かというと、被写体を気持ち悪いほどに詳細に描き出す解像度が物凄いんです。
[画像出典]第24回 SONY Cyber-shot DSC-RX1R
こちらはProCameramanに掲載されていたダリアの写真。ぱっと見ると良くある花の写真ですが、拡大すると
[画像出典]第24回 SONY Cyber-shot DSC-RX1R
花のつぼみの一枚一枚まで詳細に描き出されているんです。これって、ちょっと驚きじゃないですか? この凄まじい程の解像感を誇るRX1Rですが、実はコンパクトデジタルカメラのカテゴリーにいながらフルサイズセンサーを搭載しています。
残念ながらサイトには夜景の写真が無かったので『RX1R 夜景』で探してみると心踊るような写真がいくつも出てきました。こうなると否が応でも購買意欲が高まってきてしまいます。
フルサイズセンサーを搭載したコンデジ RX1R
価格を調べると実売で18〜23万円と頑張れば購入できそうな金額。でも、よくよく調べると新たな機能が追加された後継機種が存在するらしい。
後継機種のDSC-RX1RM2では有効画素数が4,240万までパワーアップされ、ポップアップ式の有機ELファインダや上下方向に可動するチルト液晶ディスプレイを搭載。
使いやすい機能が追加されたRX1RM2
その他にもいろいろと改善されていますが、使い勝手を考えると有機ELファインダとチルト液晶の2つの機能はどうしても外せないと思うようになりました。でも、こちらは実売30〜35万円と手が出せない程、高額なんです。
ココまでの金額を出すなら、むしろミラーレス一眼を購入しても良いのでは?と考えてしまいます。
30万以上、出すならミラーレス一眼でも良いのでは?
例えば同じSONYが販売するミラーレスで考えると、α7Rⅲ・α7ⅲ・α7Sⅱなども視野に入ってきます。(RX100M5A購入当時はα7Rⅳは未発売)
αシリーズの中でも高感度に強い(夜景に強い)α7ⅲやα7Sⅱなら本体価格は実売20〜25万円程度。レンズをプラスするとRX1RM2と同等か、それ以上の価格になってしまいますが、レンズの交換ができる事を考えると撮影の幅はぐっと広がりそう。
しかし、撮影の幅広がると思った瞬間に、不意に我に帰ってしまいました。
α7Sⅱに迫る高感度耐性を持ったα7ⅲ
わずかな光も描写する圧倒的な高感度性能を持つα7Sⅱ
高画質・高性能の熱にあてられていたが、ふと我に帰る
『よくよく考えてみて本当にそこまで高額なカメラが今、自分に必要なのだろうか? そして自分にそんな高性能なカメラを使いこなせるのだろうか?』そんな疑問が、どこからともなく湧き上がってきました。
当初のカメラの購入目的は『夜景をキレイに撮りたい』なのですが、それと同時にドライブや散歩をしていて偶然に発見したキレイな風景も、今までよりもキレイに写真に残したいという気持ちもあります。
『ちょっと出掛けるのに私は、一眼レフカメラを持ち歩くだろうか? きっと持っては行かないだろう。そして出かけた先でカメラを持ってこなかった事を悔やむに違いない』
そんな未来が想像出来てしまいました。
できることなら、外出時にいつも持ち歩いているGANZOのナビゲーターバッグのポケットに忍ばせておける小さいサイズのカメラの方が良いのではないか?
そう考えると、まずは一眼ライクなデジタルカメラを購入して少しずつ、楽しみながらカメラを勉強していく方が、今の自分には合っているような気がしてきました。
カメラを撮る楽しみを、もっと知り、その上で一眼レフが欲しい思うのであれば、その時にまた考えれば良いという結論に至りました。
最終的に選んだのは一眼ライクな操作もできるDSC-RX100M5A
いろいろ悩んだ結果、最終的に私が選んだのはRX100M5Aでした。なんか遠回りしてしまいましたが、ようやくこの結果に辿り着きました(汗)
RX100M5Aは小さいボディの割には大きな1型センサーを積んでいるし、コントロールリングを回転させて一眼レフカメラのような設定・操作も可能。
絞りやシャッタースピードの変更といった基本的な操作も一眼ライクに設定ができるのも嬉しい点といえます。
そして私が欲しいと思っていた有機ELファインダとチルト液晶の2つの機能も装備されています。こう考えるとRX100シリーズは、これからカメラの勉強をしたいという方の入門機としては必要にして十分な機能と性能を併せ持ったカメラと言えるのではないでしょうか。
RX100M5Aで撮った作例
せっかくなので、RX100M5Aで撮影した写真をいくつか紹介しておきます。まずは、ブログなどでよく撮影するモノ撮りから。最短焦点距離は5cmとの事でしたが、意外に寄れるのにはびっくりしました。
写真を見るとZippoの表面に付いた傷や、光に当たった艶が詳細に描写されていることが判ります。F値1.8の撮影とあってZiipoの後ろ側はボケも良い感じでです。
こちらのZIppoについては下記リンク先から記事を読めますので良かったらどうぞ。
BIOHAZARD 記念ZIPPOの記事はコチラから
こちらはAVIREXのフライトジャケットを撮影した写真。ブログ用に圧縮加工しているので、解像感はやや失われているものの、革のシボ感や木の壁の木目までキレイに解像しています。
正直、ブログレベルでは1型イメージセンサーを搭載したRX100M5Aで十分な気さえしてきます。
こちらのフライトジャケットに関しても記事を書いていますので、興味のある方はどうぞ。
フライトジャケット B-3の記事はコチラから
最後に大山千枚田の棚田を見に行った時の写真です。夜明けをバックに撮影しましたが、逆光ながら棚田の水面や木々もキレイに映し出されています。
私的には木々や草は、もう少しシャッキと撮れて欲しいところですが、素人がコンデジで撮影したことを考えれば、まあ許容範囲ではないでしょうか。
ちなみに棚田には、たくさんのカメラマンの方がいましたが、コンデジで撮影しているのは私だけでした(汗)
撮影スポットでは、少し肩身の狭い思いをするかもしれませんが、気にせずやって行こうと思っています。
手に収まるRX100M5Aで楽しみながら勉強していこう!!
いろいろ迷走してしまいましたが、結果的にRX100M5Aを購入して良かったと思います。不満点が無い訳ではありませんが、そこをどう補うか考えるのも楽しいと思い始めています(^^)
今後はRX100M5Aを使って学んだカメラについての基本的な知識や作例などもアップしていこうと思っていますので、その際には、よろしくお願いいたします。
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