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[0173] イタリアン・クラシック・ソックスの代表ソッツイ(Sozzi) のホーズを試してみる

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海外ブランドのホーズ ソッツイ(Sozzi)も試してみよう

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みなさん、こんにちは。leonです。前回は国産メーカーであるハリソン(HALISON)のホーズについてご紹介させていただきました。

【参考記事】[0172] フィット感抜群!! ホーズの靴下を買うならHALISONがオススメ!!

しかしホーズといえば本場はヨーロッパ。本場の老舗ブランドのホーズも試してみたいと思い1足だけ試しに購入してみました。

選んだのはイタリアン・クラシック・ソックスの代表といわれるブランド ソッツイ(Sozzi)です。

ソッツイ(Sozzi)ってどんなブランド?

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 ソッツイ(Sozzi)は、1912年にイタリアのミラノでアンジェロとアントニオ・ソッツイの2人の兄弟によって創設され男性と女性の両方の靴下作りから始まりました。

 その品質の高さから、わずか数年で ソッツイ(Sozzi)の名前は世界中に知れ渡ります。

第二次世界大戦後は男性の靴下だけにターゲットを絞るようになりますが、それが功を奏します。男性の靴下に特化することで小さなイタリアの会社はさらなる成功を収めることになります。

Sozziは、男性用靴下に専念すると同時に全ての靴下に天然素材を使用をすることを決定。その品質へのこだわりは、今日まで受け継げられています。

Sozziの企業理念は大量生産ではなく伝統的な専門技術と職人技の融合。そして、それをサポートする最新技術を駆使して靴下をつくることにあるようです。

最初はホーズの名称の由来と言われているイギリスのパンセラ(Pantherella)あたりの購入を考えていたのですが、あまりに真摯な企業理念に心打たれて、今回はソッツィ(Sozzi)を選択してみました。

この選択は吉と出るか凶と出るか?

ソッツイ(Sozzi) ロングホーズ1/1500/099 Lungoの素材や重さは?

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ソックスのつま先部分に⑩という数字が印刷がされていますが、これはサイズ表記です。他のメーカー同様、ソッツイも3サイズ展開(⑨ 23.5〜24.5cm ⑩ 24.5〜25.5cm ⑪ 26.5〜27.5cm)になっています。

ハリソンのスピーマリブホーズ クラシカルリンキングには、お洒落なロゴが印刷がされていましたが、1/1500/099 Lungoではデザイン性は無く『素材』と『洗濯表示』、『made in Italy』のみで昔ながらの素朴なイメージを感じますね。

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●素材 綿(詳細不明)
●編方 Ritoruno(リトルノ)
●重量 約60g
●厚み 薄手
●着圧 弱(優しくフィット)
●用途 ビジネス
●機能 ー

ソッツィ(Sozzi) は素材などの詳細な情報は公開されていませんので、今回はleonが実際に履いた感想を元に記載させてもらいました。重さに関しては購入した3足の中で一番、重い59g。

ハリソンとは原産地は違えど同じ綿素材です。同じ素材を使用して重いのは生地に厚みがあるからだと予想したのですが、実際には一番、薄手でした。

ソッツイ(Sozzi)の綿100%に対しハリソン(HALISON)はナイロン繊維も混じっています。もしかしたら綿よりもナイロンの方が軽いのかもしれませんね。

つま先はリンキング編みで、ぴったりとフィット

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足を通してみると、つま先はピタッとフィットしています。 編み込みのラインが今までに見たことが無い位に手前にありますが、むしろ、この方が足先がスマートに見える感じがします。

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ソックスを裏返して、つま先の縫い代を確認してみると縫い目がフラットになっています。おそらくリンキング編みを採用しているのでしょう。良いホーズにはリンキング編みは基本なのかもしれません。

縫い目のフラットなことの他に、もう一つ気付いたことがあります。それは生地が波を打っていることです。ハリソン(HALISON)のホーズでは、裏返しても生地がピッと張っていました。 その差は何処にあるのか?

違いは素材にあるのでは無いかと考えています。ソッツイ(Sozzi)の素材は綿100%ですが、ハリソン(HALISON)は少しだけナイロンが入っています。

ナイロンと織り交ぜていれば、もう少しカッチっとするかもしれませんが、その分、肌触りは劣る感じがします。 ※以前の記事でナイロンについて少し触れているので良かったら覗いてみてください。

【参考記事】[0109] 機能と収納力で選ぶナイロン生地のビジネスバック『WENGER アングリフII』

つま先はフィット感抜群なのに踵に違和感が…

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足を通した時につま先はフィット感抜群でストレスフリーに感じたのですが、踵に異物感を覚えました。 気になり踵を見てみると生地に余りがあります。 『ソックスが捻じれて履いてしまっているのかな?』と思い、履きなおしてみましたが、異物感は消えません。

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改めてソックスを裏返し、踵の部分を観察してみました。すると立体縫製された踵の生地がハリソンよりも明らかに余分にとられています。 異物感の正体は立体裁断と縫製の違いにあるかもしれません。

イタリア人向けの立体裁断は日本人には合わない?

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履きなおしてみた時に足首の部分にも、たるみがある事に気が付きました。直立している時には、たるみは殆ど無いのですが、少し前のめりになったりすると上の写真のように足首にシワがよってしまいます。 当然、ハリソン(HALISON)でも角度によって、たるみは出るのですが、ソッツイ(sozzi)の方が深くシワがよっているように感じました。

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気になったので両メーカーのソックスを並べて観察してみました。 見比べてみるとソッツイ(Sozzi)に比べてハリソン(HALISON)の方が足首の裏にあたる部分がグッとシェイプされています。 前項で踵の生地の余りについて書きましたが、表生地からもソッツイ(Sozzi)の方が余分に余っているのが判りますね。

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こちらは両メーカーのホーズの全体が判る写真。 ソッツイ(Sozzi)は足首だけでなく甲の部分もぽってりとした印象です。

広告や通販サイトの情報ではソッツイ(Sozzi)は立体裁断には定評があると書かれている事が多いのですが、比べてしまうとハリソン(HALISON)の方が無駄なく正確に立体裁断されているように感じてしまいます。

しかし、よくよく考えてみればイタリア人と日本人では足のフォルムが違うので立体裁断する為の寸法が違うのかもしれません。 ネットで調べてみると日本人の足とイタリア人の足を比較した記事がありました。 要約するとこのようになります。

    ●日本人は足幅が広く踵が細い
    ●イタリア人は足幅が狭く踵が太い

ソッツイ(Sozzi)のホーズを見る限りでは足幅も踵もイタリア人の方が広くないと、おかしいような気がしますが、どうなんでしょうか? いずれにせよ日本人の標準の足型に近いleonには残念ながら合わないようです。

でもソッツイ(Sozzi)の真髄リトルノは素晴らしい

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足首と踵には不満は残るもののふくらはぎのフィット感はなかなかに心地良いんです。ソッツイ(Sozzi)は人間のふくらはぎの形状を徹底的に分析し立体裁断によるフォルムを形成しリトルノ(Ritoruno)とよばれる糸をスパイラル状に編みこむ独自の製法により心地良いフィット感に仕立てています。

ふくらはぎに関してはハリソン(HALISON)の『スピーマ リブホーズ クラシック リンキング』と同様にやさしくフィットする感じです。

ちなみに今回、購入したホーズの中でソッツイ(Sozzi)が最も重量が重いはずなのですが、上の画像を見ると全体的に薄っすらふくらはぎの地肌が透けています。 最も糸を使っているのに最も透けているという不思議。

糸をスパイラルに編む「リトルノ」だと透けやすいのか、それとも綿100%によるものなのか判断はつきませんが、絶対に透けるのが嫌な人には、お勧めできないかもしれません。

とはいっても写真では、かなり透けていますが、実際に椅子に座った時に覗く足首は見てからに透けているという感じではありませんので、ご安心ください。

踵が大きく足首の太い人にはソッツイ(Sozzi)はお勧め

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私的には残念な部分もありましたが、つま先とふくらはぎのフィット感は最高に心地よいホーズでした。

全体的な履き心地では70点というところでしょうが、他の方が履いた場合は全く違った結果になるかもしれません。

特に普段、かかとや足首の締め付け感が強いと感じている人ならハリソン(HALISON)よりもソッツイの方が合っているのではないでしょうか。

値段が少し高め(ハリソンの2倍近い金額です)で手が出しにくいですが、興味のある方は是非、ご自分の足で試してみてはいかがでしょうか。





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