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[0076] 電車で痴漢に間違われた時に絶対にしてはいけない行動

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電車

こんにちはleonです。

先日、テレビで『満員電車で痴漢に間違われた時にやってはいけない行動』という内容が放送されていました。

満員電車での痴漢によるえん罪事件は日々起きていると言われています。

今までそんな出来事に無縁だったから関係無いと思っていましたが、通勤で電車を使っている身としては、いつ自分が痴漢犯人に間違われても決しておかしくはありません。

番組の内容をじっくり聞いていたのですが、その内容を聞いてちょっとビックリしました。

その内容とは?

駅事務室へ行くのは現行犯逮捕されたのと同義語!?

手錠

駅で騒ぎが起これば駅員がやってきて事情を聞き揉めるようであれば被害者と共に駅事務室へ来るように促されると思います。

出勤時間帯の駅は多くの人で、ごった返しており人の視線も気になります。

無実とはいえ痴漢を働いた男として第3者の目に晒されてしまっては、その場から離れたいという気持ちになっても仕方がありません。

そんな心理状態で駅員に『詳しい話を聞きたいのでとりあえず駅の事務室へ来てください。』と言われれば『実際には何もしていないんだし静かな駅員室で冷静になってキチンと事情を説明すれば自分が無実である事をきっと判ってくれる』とか思ってしまいがちです。

しかし、自分の無実を証明してくれる証人がいる場合でなければ絶対に駅員室には行ってはいけないというのです。

被害を訴える人の要求で駅員室へ連れていかれた場合には憲法33条・刑事訴訟法213条『私人による現行犯逮捕』が認められてしまうそうです。

そして『私人による現行犯逮捕』が行われた際は速やかに司法機関(警察)に引き渡すことが定められています。

簡単にに言うと被害者と駅員室へ同行するということは痴漢をしたと認めて警察に引き渡されるまでの一時的な拘留場に自ら赴くということになります。

警察が来た後は拘束され近隣の警察署へ連行され取り調べを受ける事になります。

警察側は連行した被疑者を推定有罪として捜査を進めていき被疑者の無実になる証拠については一切、捜査しません。

普通に考えたら取り調べ時に被疑者の主張も調書に残してくれると思いますが、警察が一方的に書いた調書(もちろん自分に不利な内容)にサインを求められサインしてしまうと犯行を行った事を同意したとみなされてしまう悪質なケースまであるそうです。

調書の内容は加害者側の主張は採用されないが被害者側の主張は、ほぼ100%採用されるという信じられないような話です。

痴漢に間違われて警察に拘束されてしまった場合は2択しか残されていません。

  • 無実だけど痴漢をしたと認め被害者と示談に入る。(被害者との示談金の相場は40〜50万が相場とされている。)
  •   

 

  • 無実を主張して容疑を認めない場合は、そのまま長期間の拘束が始まり最悪、裁判で争う事になるが刑事裁判での痴漢の有罪率は99.9%にのぼるといいます。

駅員室に同行する事は身の潔白を証明する場ではなく破滅への直行便だということを覚えておきましょう。

そんなおかしな話は無いと思いたいですが、それが現実だというのです。

では実際にどう行動するのが正解なのでしょうか?

駅員に駅員室へ来るように促されたら身分を証明して毅然な態度で断る

2.Ganzo-Shell-Cordovan-2-名刺入れ-黒

女性に痴漢に間違われ詰め寄れたら手が触れていたかどうか、証拠があるかどうか聞いてみます。

実際にやっていないのですから証拠など出てくるはずがありません。

そして駅員が来たら身分を証明するもの社員証や名刺等を差し出し身分を明らかにします。

駅員室へ来るように促された場合は『身分の証明は済ませているし逃げる気はありません。確固たる証拠もないし、実際にやっていないので行く必要はありません。今は急ぎますので後日、連絡を下さい。』と断りその場から離れましょう。

身分を明かす事によって”やましい事はやっていない”というアピールにもなるし逃げられる可能性が低くなるので現行犯逮捕されることもないそうです。(刑事訴訟法217条 身元を明らかにしている軽微犯は現行犯逮捕できない)

駅員はやったかやっていないか判らない人を無理矢理、駅員室へ連行するような権限は持っていませんし、法律的にも拘束力は無いそうです。(刑事訴訟法220条 不法に人を逮捕又は監禁することはできない)

それでも強引に連れて行かれそうになった場合は刑事訴訟法217条と220条を盾に連行を阻止して下さい。

ただし、それは服の上から触った場合(まだ軽犯罪レベル?)で下着の中まで手を入れて触った場合は『強制わいせつ罪』にあたりますので、その限りではありません。

実際にやっていたわけではないので、どちらのケースか判りませんが、ここは服の上から触った際の対処方をして運を天に任せるしかないようです。

それでも駅員室へ連行されて警察を呼ばれてしまったら当番弁護士制度を使い弁護士を呼んでもらいます。

当番弁護士って何?って方は下記リンクをどうぞ↓
当番弁護士とは?

弁護士が来るまでは黙秘を貫きましょう。

弁護士が来たら強制的に駅員室まで連れてこられた事や経緯を説明するという内容でした。

そしてここからは、その場を離れられた時の行動ですが、上手く現行犯逮捕を免れられても安心してはいけません。

被害者にはこちらの身元が判っていますし、疑いが晴れるているわけではないので後日、自宅や職場に警察官がやってきて任意同行を求めれらる可能性があります。

家族と会社に事情を説明しておき、弁護士に連絡して相談して任意同行での事情聴取に備えましょう。

leonは思った。いつ自分の身にどんな事が起こるか判らない。 その時の対処方法は明確にしておくべき

満員電車3

幸い私自信は今まで、そんな経験は無いのですが、そういう場面に出くわした時に慌てず冷静に対処する方法は知っておくべきだと思いました。

正しい動作をおさらいしておきます。

  • 証人となってくれる人との同行でない限りは絶対に駅員室には行かない
  • 現行犯逮捕を免れる事ができたら会社、家族に一報入れて弁護士と相談をする
  • 弁護士同伴で警察に出向く

今回の危険回避方法以外にもネットを調べると、その場から逃げ去るというようという物がありました。

この動作は一部の弁護士も勧めているみたいですが、私的には難しいと思います。

きっと事情聴取まで行ってしまうと無実を証明してくれる証人がいないがぎり無罪を勝ち取ることが難しいからかもしれません。

しかし逃げた際に『その人は痴漢です 。誰か捕まえて‼︎』とか叫ばれたら周りは人だらけですから捕まってしまう可能性の方が高いと思われます。

そして捕まってしまった場合は、更に自分に不利な状況が出来上がってしまいます。

実際にどれがベストな方法なのかは、その時の状況によって変わるのでしょう。

私も実際に書いていて、果たして自分が痴漢に間違われた時にここまで冷静に対処出来るかどうかは不明です。

一番の回避方法は混んでいる電車内では両手でつり革に掴まるとか出来るだけ壁際に立つようにするとか勘違いされる環境から遠ざかる方法かもしれませんね。





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