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[0056] 寒い冬にはAVIREX B-3フライトジャケットで防寒対策

約 7 分

先週末は友人と都内の映画館へ『ゼロ・グラビティ』を観に行ってきました。

友人は映画のついでに革靴、ジャケットの物色をしたいと言っていたので屋外を歩き回る事が予想されます。

何を着ていくか迷ったのでですが寒い中外を歩き回るのはツラいので昨年に購入したAVIREX BELTTED MOUTON ジャケットB-3を着ていくことにしました。

映画館は空調が効いているので脱いでいましたが屋外ではビル風の強い場所でも、さすがはB-3です。

下には薄手のタートルネックだけで十分に暖かかったです。

1.AVIREX BELTTED  MOUTONネックベルト

それにしても今ではフライトジャケットを着てい人はほとんど見ることは無いですね。

ダウンジャケットを着ている人ばかりがヤケに目に止まりました。

確かにダウンジャケットは軽くて暖かく天候も選びませんしユニクロなんかに行けば、それなりに暖かい物が手に入るのでお手軽感がありますよね。

それに比べ高額で重たい革ジャンパを天候を気にしながらB-3を着ている人なんてそうはいないですよね。

見た感じもゴツいし… でも、それがまた良い。

昔は流行に合わせた物を着ていたのですが、やはり『何処かの誰かが流行らせた物を着るより自分が好きで納得できる物を着たい』と思うようになりました。

leonはミリタリー系の服が好きなので着用することが多いです。(何故、好きなのかは機会があれば別で書きたいと思います)

ただしガチガチのミリタリー服は無骨で野暮ったく見えるので現代風にアレンジされたタイト感があるものを選び、あとは自分のセンスで好きなようにコーディネートしちゃっています。

今まではタイトなB-3を見た事がなかったので購入する事はなかったのですが、昨年、AVIREX BELTTED MOUTON ジャケットB-3を発見して遂に購入にすることができました。

前置きが長くなりましたが、今回はフライトジャケットB-3とは、どのような背景で作られたジャケットなのか書きたいと思います。

1.フライトジャケット B-3の歴史

フライトジャケットといえば読んで字の如く空を飛ぶ人が着用する為に作られた衣類です。

ライト兄弟がノースカロライナ州キティホーク近郊にあるキルデビルヒルズにて12馬力のエンジンを搭載したライトフライヤー号によって有人動力飛行に成功したのが1903年12月17日。

ちょうど110年前の今日、初めて人が空を飛ぶ事を実現した日になりますね。(書いていてさっき気づきました。ちょっと驚き(゚Д゚ノ)ノエ )

ライトフライヤー号

当時、飛行機は未知の分野で飛行服にどのような条件が必要か明確ではありませんでした。

そのため最初はモーターサイクリストや極地探検家が着用した衣類のデザインが流用された。

やがて1914年に第一次大戦が勃発し飛行機が兵器として大量に投入されるようになるとパイロットの着るフライトジャケットにもスポットがあてられることになる。

そして徐徐にそのスタイルを確立していくことになります。

様々な試行錯誤の中でB−3は1934年5月8日に冬季・寒冷地気候に耐えられるように開発されたジャケットとして米国陸軍航空隊に正式採用される。

フライトジャケット

当時の爆撃機には温度を調節する機構が機内に無く寒さに耐える為にフライト ジャケットを着用して乗り込んでいた。

基本的にはB-3はA-3フライングスーツを併用することを前提として開発されており、後に電熱を使用して体を暖める飛行服エレクトリック・フライング・スーツを着用することで更なる使用範囲を広げていった。

現在は温度による使用領域をゾーンで区分けしているがB-3はヘビーゾーン(-10℃~-30℃)にまで対応している。

1939年に第二次世界大戦が始まり陸軍航空隊の爆撃機搭乗員達に愛用され、ボンバー・ジャケットの代表的存在となった。

しかし1943年頃に入ると革製のB-3は姿を消すことになる。

【写真 ↓ 映画 メンフィス ベルより】
メンフィスベル

理由としては爆撃機に与圧・温度調節機構が追加され機内環境が改善されたこと、また1941年にアメリカが世界大戦に参戦すると陸軍航空隊の規模が一気に増大したことによりフライトジャケットの需要・供給も比例して拡大されるが急激な需要の拡大に供給が追いつかず革不足・コスト増が深刻化したことがあげられます。

革不足解消の為に新たな素材としてコットンやギャバジンを使用したフライトジャケットの開発が進みNシリーズ(N-2、N-3)へと引き継がれることになりB3はフライトジャケットとしての役目を終えることになります。

しかしNシリーズも爆撃機搭乗員用としてはあまり利用されず、地上作業員、艦上勤務員に用いられたようです。

2.B-3フライトジャケットの特徴

素材としては保温・耐寒性能を重要視して開発された為、羊革(シープスキン)が使用されています。

シープスキンは羊の巻き毛を短く刈って加工した皮革の事で 断熱・保温効果を高くする空隙(くうげき)と呼ばれる空気を含む隙間が多くある為、 非常に暖かい。

B-3は、その羊の革をクルッと裏返した状態で毛が生えている部分が内側にくるようにしてジャケットとして縫製されます。

AVIREX_BELTTED__MOUTON注釈付き

裏返すメリットとして外側部分と裏地を別に作って後から貼る作業とコストをカットすることができ何より保温性も抜群に向上させる事ができるはずです。

ジャケット表面の部分は革の裏側になる為、初期のB-3は白いのですが濡れると変色してしまうので後にラッカーで塗装をされるようになりました。

羊毛(ウール)は他の素材に比べて熱が逃げにくく保温力があり更に発火温度も高い(コットンの300度弱に比べて、ウールは600度前後)という優れた特徴を持っているので当時の飛行機乗りには打って付けの素材だったんでしょうね。

7.AVIREX BELTTED  MOUTONラベル

養殖できる羊は調達コストも妥当だと当時は考えられてたようです。(実際は、第二次大戦に突入すると羊毛調達が間に合わなくなり、コットンへの変更、開発が急遽進むことになります)

ネック部は保温と寒風の進入を防ぐため閉めてベルトで止めるこのとができるようになっている。

【ネックベルト左】
2.AVIREX BELTTED  MOUTONネックベルト

【ネックベルト右】
3.AVIREX BELTTED  MOUTONネックベルト

【ベルトを閉めた状態】

11.AVIREX BELTTED  MOUTONネックベルト

また、リスト部分も絞られており腕への風の侵入を防いでくれます。

BELTTED MOUTON ジャケットB-3は外から見た感じは絞られていませんが羊の毛がモコモコの為、内側は腕にピッタリとしていてやはり風の侵入を防いでくれます。

8.AVIREX BELTTED  MOUTONリスト

また当時のフライトジャケットには部隊のエンブレムや機体のニックネームをペイントするといった装飾も施されたりもしている。

AVIREX BELTTED MOUTONはペイントでは無く両腕にパッチが付いている。
ここら辺はオリジナルとは違いファッション性重視なのかもしれません。

【右腕パッチ】
5.AVIREX BELTTED  MOUTONワッペン

【左腕パッチ】
6.AVIREX BELTTED  MOUTONワッペン

leonはこう思った。

今回、都内の某AVIREXショップにも立ち寄る機会があり店員さんに聞いた事ですが私の購入したベルト付きのタイトなB3は2代目で何年かに1度のサイクルで発売されているらしい。

今年(2013年)は発売されなかったそうです。

屋内にいる時間が長い外出時は、あまり必要はありませんが、せっかく購入したB-3ですからチャンスがあれば今冬もガンガン使っていこうと思っています。

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COMMENTS & TRACKBACKS

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  1. AVIREX BELTTED MOUTON JACKET格好いいです。自分探してましてなかなか見当たらず、良かったら譲って下さい。それなりに金額は出そうと考えてます!良かったらメール下さい。金額はメールでお願いします。
    宜しくお願い致します。

  2. 海老原様
    はじめまして、コメント読ませていただきました。

    私もネットで販売しているお店を探してみましたが、どこも売り切れになっていますね。

    私もB3を購入するまで10年近くかかって、やっと気に入った物に出会え購入した物なので申し訳ありませんが、お譲りするすることはできません。

    もし、ネットで販売しているお店を発見しましたら、ご連絡させていただきます。

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