MR2復活までの軌跡を一気読みしたい方はこちら
消耗部品なのに高額な車のバッテリーを安く済ませたい
みなさん、こんにちは。leonです。前回から3回にわたりMR2が、どういった車なのかご紹介させていただきました。
今回からは8年間、不動車となっていたMR2を少しずづ直していきたいと思います。さすがに8年も放置してしまった為、バッテリーは完全にあがっています。まずはいろいろ試す為にもバッテリーの入手が必要不可欠です。
そんな訳で今回はバッテリーの選び方から交換方法について書かせていただきます。
みなさんの中には「昨日まで何事もなく運転していたのに突然、エンジンがかからない…」という経験がある方がいるかもしれません。
運転手からしてみれば突然死するイメージを持つ方が多いバッテリーは温度変化に非常に弱い特性を持ってます。さらに使用開始と共に緩やかに劣化していき限界を迎えるとエンジンの始動が出来なくなってしまう消耗部品です。
先日、普段乗っている車の6ヶ月点検に行ってきたのですが、そこで店員さんに「バッテリー電圧が低いので次回の車検の際に一緒に交換したほうが良いですよ」と指摘を受けてしまいました。
現在、取り付けているバッテリーも以前、エンジンがかからなくなりディーラ交換してもらっている代物です。前回の交換日は3年半前で使用年数からすれば妥当といえますが、いざディーラーで交換しようとするとコレがまた高い!
バッテリーは温度変化だけでなく経年劣化の激しい部品ですので定期的に交換の必要があるのは認識しています。
でも、できれば安く済ませたい。
大切に使えば長く使えるような革製品であれば少し高くても良い物を使おうとも思うのですが、数年に一度、必ず交換しなければいけない消耗品に高額な金額を出すのは、やはり躊躇してしまいます。
そこで、今回はネット販売で売られている安くて評判の良いATLASBX(アトラス)バッテリーを試しに購入してみることにしました。
現在、8年放置したMR2のエンジンや電気系統の動作確認の為にバッテリーが必要だったので、まずはこちらで試してみて品質的に問題がなさそうであれば、普段乗り用のコンパクトカーも同一メーカーのバッテリーを使用することにします。
購入前に、まずはバッテリーの規格の意味を確認
購入の際に確認しなくてはいけないのがバッテリーの規格型番です。規格を確認すればバッテリの性能やサイズ、極性が判るようになっています。
例として今回はMR2用で購入した『75D23L』という規格型番で説明させていただきます。
項 | 表記 | 意味 |
---|---|---|
① | 75 | バッテリー性能を表し数字が大きい程、性能が高い |
② | D | バッテリサイズ(奥行き✕高さ)アルファベットが後ろな程サイズが大きくなる |
③ | 23 | バッテリーサイズ(幅)(MR2の場合は幅23cm) |
④-1 | L | 極性の向き Lタイプは➖端子が左側 |
④-2 | R | 極性の向き Rタイプは➖端子が右側 |
【購入の際に確認するポイント】
①の数字はバッテリーの性能です。数字が大きければ大きい程、性能が高くなります。MR2の標準のバッテリーは『55D23L』となりますのが、今回は性能の高い『75D23L』を購入しました。
ちなみに『55』よりも下回る数字のバッテリーを購入してしまうとエンジンが、かからない可能性がありますので注意が必要です。
必ず標準表記と同等か、それよりも大きい数字の物を選ぶようにしましょう。
②はバッテリーの『奥行きと高さ』を表し③はバッテリーの『幅』になります。
バッテリー取り付台のサイズや取り付け金具の位置は決まっていますので、こちらは標準バッテリーと同じ『D23』と表記された物を選べば問題ありません。
④の数字は+と−の極性の位置になります。『L』の場合は『−』端子が左側、『R』の場合は『−』が右側となっています。端子を繋ぐケーブルも長さに余裕はありませんので、こちらも同じ表記(今回の場合はL)の物を選んで下さい。
今回の場合は表記が『L』(左)ですから『−』の端子の位置が、左にないとおかしいと思った方もいるかもしれません。でも、これは間違いではありません。
端子の位置は車の進行方向からみて左右のどちらに付いているかという意味になります。上の写真ではボンネットを開けたところを進行方向の逆向きから写真で撮影している為、『−』が逆の右の位置にきています。
規格表記で違っても問題ないのは①数字だけで、なおかつ標準の『55』数字よりも大きいものでなければいけないことが判ります。
以上の理由から今回は『55』よりも性能の高い『75D23L』を購入しました。
ちなみにバッテリーの規格に関することはPanasonicのHPで紹介されていまるので参考にしてみて下さい。
バッテリーの取り付け時の端子接続の順番は?
前の項でも書いたとおりバッテリーには+と−の端子があり車両側にも+と−があります。
確認方法としては+側の取り付けケーブルには赤いカバーが付いています。取り付け方法は下記の通り。順番を間違えてしまうとショートしてコンピュータの破損やバッテリーの引火爆発の可能性もありますので気をつけて作業して下さいね。
【バッテリー端子の取り付け】
① +のケーブルを接続する。
② −のケーブルを接続する。
バッテリーの取り外し時の端子接続の順番は?
次にバッテリーの取り外しについてですが、こちらは取り付け方法の逆の手順となります。
【バッテリー端子の取り外し】
① −のケーブルを外す。
② +のケーブルを外す。
持ち手が付いているので安全にバッテリー交換ができる
こちらのATLASBXバッテリーを選んだ理由の一つに『持ち手』が付いている事が挙げられます。車に搭載されるバッテリーの位置は車種によって様々で取り付にくい場所に設置されているケースがよくあります。
ちなみにMR2はボンネットを開けて一番、奥まった場所に取り付けられています。バッテリーは重量物なので持ち手がない場合は両手で設置場所まで持っていかなくてはいけないので結構、大変です。
両手を使ってしまうとバランスを崩してしまったり腰痛持ちの方はギックリ腰になってしまう可能性もあり、思わぬケガをしてしまうの事も考えられます。
MR2の場合も取り付け位置がボンネットを開けて一番奥に設置されていて大変ですが、『持ち手』があれば片手で、何処かにつかまり、余った片手でバッテリーを持てるので安心です(^ ^)
インジケータのチェックでバッテリーの状態が一目でわかる
ATLASBXバッテリーはバッテリーの状態を見るためのインジケーターが付いています。
緑 = 良好で異常なし
黒 = 充電が必要
白= バッテリー液の補充が必要
写真では視認しにくいですが、インジケーターランプは緑色になっていますので現状では問題はないようです。
安いが品質は高い!! ATLASBX(アトラス)バッテリー
バッテリーは新品状態の時の電圧は『12.6V』とされています。実際にテスターで計測してみると結果は『12.62V』と(2015/08/22計測)きわめて良好な結果が出ました。
実は、このバッテリーは購入してから2カ月ほど経過しており新品とはいえません。
その間にMR2に取り付けて何回もエンジン始動させてはいますが、車を走らせていない為、消費するだけで、ほぼ充電されていないはずです。
※バッテリーは車のエンジンが、かかっている時にオルタネーターという発電機から充電が行われるのですが、アイドリング程度(回転数1000前後)では、充電はほとんどされません。
↑この記事を書いている時点ではアイドリングによる充電は出来ないと思っていましたが、実際にはアイドリングでも多少は充電されるようです。詳しくは下記の参考記事をお読み下さい。
それにも関わらず、きっちり規定の電圧が出ているということはATLASBX(アトラス)バッテリーは意外に品質は高いと思われます。
今回は購入して2ヶ月で計測していますが、電圧がどうなるか興味があるので今後の経過を追記という形で記事で紹介したいと思います。
高品質で通常の半値の金額 ATLASBX(アトラス)バッテリーは買い!!
近所の量販店や有名なメーカーのバッテリーを購入すると大抵は15、000円前後ですが、今回のATLASBX(アトラス)バッテリーを6、980円で格安価格で購入しています。
消耗部品として考えるならば一定の品質を保ち安い金額で購入できるのが一番、消費者にとってはうれしいのではないでしょうか。
普段乗りの車の車検が6ヶ月先に控えていますが経過観察をして問題が無いようならATLASBX(アトラス)バッテリーを購入しようと思います。
次の記事はアトラスバッテリーを使ってMR2の状態をチェックしてみます
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