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アイドリング不調はプラグが原因!?
みなさんこんにちは。leonです。前回の記事ではアイドリング不調の原因は8年モノの古いガソリンにあるのではないかと仮定。そこで新鮮なガソリンを入れエンジン内部洗浄剤で有名なワコーズ フューエル1を注入して、どうなるのか様子をみてみました。
結果、残念ながらアイドリング不調は改善されませんでしたので引き続き修復作業を行なっていきます。
実は良く考えてみると私は今回のようなアイドリング不調と似たような状態を見たことがあります。 かなり前の事なのですっかり忘れていました。
それはプラグコードを純正のモノから導電性の高い『ウルトラシリコンプラグコード』に交換した時のことです。プラグケーブルを交換後、確認の為にエンジンをかけてみるとアイドリングが安定しません。
交換直後に発生した現象は作業ミスの可能性が高い為、再度ケーブルをチェックしてみると4気筒の内1本が半抜けした状態でした。
プラグやプラグケーブルが1つでも悪くなるとアイドリングに影響するというのを、その時初めて知ります。4気筒なので1本くらいダメになっても平気かと思っていました。無知って怖いですね。
今回はそんな経験を踏まえてプラグの状態をチェックしてみます。プラグを外すのには専用のレンチが必要になります。
プラグの焼け具合をチェックしたり交換をする為に以前に購入したものがあったので使ってみるとプラグが緩みはするもののレンチにプラグが吸い付いてくれません。
レンチの先を確認すると緩んだプラグをレンチに吸い付ける為のゴムの吸盤が劣化でボロボロになってしまっています。
仕方がないので新たにプラグレンチを購入しました。
プラグレンチはKTCマグネット式がオススメ
今回、購入したのは工具で有名なKTCのプラグレンチです。
第一印象は以前使っていた物よりも各パーツが大きくガッシリしています。 以前の物は持ち手の棒が細くて短いので固く締め込まれてしまったプラグを外す事が出来ない事もありました。
KTCのプラグレンチは持ち手の棒が太くなり両手で持てるくらい長くなっています。
そして今回、こだわったのはプラグを吸い付ける方式が吸盤式ではなくマグネット式になっていることです。六角形の切掛けの中心に円すい状のマグネットが装備されています。
プラグ側の六角の部分は鉄製なのでマグネットで吸い付けることが出来ます。吸盤式は経年劣化で使用不能になってしまいましたがマグネット式なら長年、愛用する事ができるはずです。
3SGTのプラグを確認してみる
4気筒ある3SGTのプラグを一つずつ外していくと2気筒目でとんでもないプラグが出てきました。一人で作業していたんですが「何コレ!!腐ってる」と思わず声が出てしまいました。
どう見ても、このプラグが正常に着火してるとはとても思えません。そして、その他のプラグはというと2気筒目まで酷くはありませんがオイルまみれになってしまっています。
プラグのオイル濡れの原因として考えられるのは?
この状況をどう判断すれば良いのか迷います。プラグそのものに原因があるのか?それとも、その他に原因があってプラグがオイルまみれになってしまったのでしょうか。
その原因として考えららるのは?
- プラグの寿命
- プラグケーブルの断線
- ディストリビューターの故障
- エンジンコンピューターの故障
- エンジン内部の問題
どちらにしても現在、取り付けているプラグは使用できないので新しい物を購入して試してみることにします。
NGKの最高峰プラグ Puremium RXを試してみる
今回、購入したのはNGKのプラグ史上、最高峰と言われるプレミアム RXです。世界で初めて中心の電極にルテニウムを配合しオーバル形状の先に突き出した外側の白金電極で抜群の着火性を実現するらしい。
その恩恵でプラグ電極の汚損を最小限に抑え、着火性能や燃費向上、ロングライフなど良い事づくめのプラグです。新旧(8年モノ)のブレンドした怪しいガソリンを使用しているので、奮発して着火性能の高いプレミアム RXを選んでみました。
早速、プレミアム RXを取り付けて実験してみましょう。果たしてアイドリング不調は改善されるのでしょうか?キーを回してエンジンが稼働すると何事も無かったようにアイドリングを始めました。
20分程、アイドリングを続けてみましたが回転が上下する事も無く安定しています。原因はプラグにあったのかもしれません。
もし、プラグ以外にも故障箇所があれば、またオイル濡れになるはずですから、とりあえずは、このまま使いプラグの焼け具合を確認しながら様子を見てみようと思います。
これでMR2復活に一歩近づきました。
次回はエンジン始動後に点灯するPSランプの修理を行います。
MR2復活のお値段はいくら?
今回かかった費用と前回分を合計すると下記の金額になります。
合計金額 ¥079,344
品名 | 品番 | 数量 | 合計金額+工賃 |
ATLASBX バッテリー | 75D23L | 1 | ¥6,750(自) |
フロントタイヤ | LS2000 | 2 | ¥28,680(工) |
リアタイヤ | REVSPEC RS-02 | 2 | ¥31,360(工) |
ガソリン添加剤 | WAKOS FUEL1 | 1 | ¥1,990(自) |
NGK Premium RX プラグ | BKR6ERX | 4 | ¥5,250(自) |
KTC T字プラグレンチ | PHF-16H | 1 | ¥5,314 |
次の記事はP/Sランプ点灯の修理に着手します
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