純正シフトブーツは経年劣化でボロボロに… オークションで黒革シフトブーツを入手
みなさん。こんにちは。leon(@leon_sk4_22)です。前回はMR2の室内のイメージチェンジを図る為、純正のシフトノブをDIYで『黒革・赤ステッチ化』してみました。
純正シフトノブの黒い糸を一旦ほどき、赤い糸で縫い直すという荒業(手抜き?)でしたが予想以上に上手くいきました。
今回はシフトブーツも赤ステッチ化して、さらなるスポーティー感を出してみようと思います。ですが、ここで、ある問題が発生。
純正のシフトブーツを再利用しようと思い確認してみると革の表面が経年劣化でボロボロに…
ボロボロの革を手間暇かけて赤ステッチ化するなら、いっそ自分で革を購入して裁断から制作してみようかと考えました。
でもシフトブーツを制作するには、あのピラミッドのようにそそり立つ立体的な形を計算して革を裁断していく必要があります。それを考えると、さすがに失敗する気しかしません…
ビビリーな私は今回、安全策を取ってオークションでMR2用の黒革・赤ステッチを購入してしまいました。
裁断から制作していくのを期待していた方もいたかもしれませんがゴメンナサイ。私には、そんな技術はありません。
出来そうなことは自分でやりますが、無理そうなことは、やらないというのが私のモットーです。
上記の写真が入手したシフトブーツになります。金額はサイドブレーキカバーと合わせて8,000円程度だったと思います。 厚手の革を使用しているので少し硬めですが、中々良さ気な感じではないでしょうか。
シフトブーツを買うならサイドブレーキカバーとセット購入がオススメ
本来はMR2にサイドブレーキカバーは存在しないのですがオークションでは、こちらも購入が可能です。どうせ、やるならと勢いでセットになったモノを落札。
上の画像は運転席側から見た画像になります。
そして、こちらが助手席から見た画像。なにか適当に裁断されているような気もするけど、ちゃんと付けられるか少し心配…
裁断には疑問が残りますが、シフトブーツを購入するならサイドブレーキのカバーとセットになっているモノがオススメです。
理由は出品者によって革の素材や縫製(ステッチの入り方)、糸の種類などが違うからです。
今回、落札するにあたり2〜3ヶ月程、オークションを覗いていたのですが、ツルッとした光沢感のある革やシボ感の強いモノなど、いろいろ目にしました。
出品者が違えば商品が違うのは当たり前ですが、同じ出品者の商品でも時期によっては革の質感が違うものも散見されます。
予想としては、いろいろな業者から商品を仕入れているので製品にバラツキが出ているのかもしれません。
室内の統一感を図るなら革の素材も統一させることが必要不可欠です。良さ気な製品を見つけたら迷わず同時買いがオススメです。
革とプラスチックの接着にはコニシの『ボンド G17』がオススメ
オークションで入手したシフトブーツは革の部分だけなので、センターコンソールと接続する為のプラスチックカバーに接着する必要があります。
革とプラスチックという素材の違うモノを、どうやって接着しているのか?疑問に思ったので純正シフトブーツをプラスチックカバーから取り外す前に確認してみました。
接着面の端の部分を強引にめくってみると、何の事はない。ボンドのようなモノで接着されているだけのようです。
『これは普通のボンドなのだろうか?』と思いつつネットで革とプラスチックを接着できるボンドを探してみるとレザークラフト等で評判の良いコニシの 『G17』というボンドを発見しました。
実際に接着できるか少し心配ですが、とりあえずは試してみることに。
ボンドを少しずつ塗りながら5~6cm間隔で端から順番に接着していきます。ちなみに両手が塞がっているので写真はありません。
ハイ!出来上がりました。少しズレてしまった感はありますが、上等でしょう。ちゃんと接着されるか心配でしたが現状では剥がれることはなさそうです。
※実は、この作業を行ったのは車検を取る前の話なので、もう1年半くらい前の話になりますが現在も全く剥がれてくるような様子はありません。
キッチリ接着されているところを見ると信頼しても良いボンドだと思われます。
センターコンソールボックス・センターコンソールの取り外し方法
準備が整ったところでサイドブレーキカバーから取り付けていきます。でも、『ブレーキカバーは上から被せるだけなので簡単だな』と考えていましたが、思っていたよりも大変でした。
実際には、そのままの状態ではカバーを奥まで差し込めず、センターコンソールを取り外してからではないと作業はできません。
センターコンソールの取り外し方法は、まず『シフトノブ・シフトカバー・シフトカバー枠』を外し、その後、『センターコンソールボックス → センターコンソール』の順で外すことになります。
最初の『シフトノブ・シフトカバー・シフトカバー枠』は上の画像のような感じで外していきますが、詳しくはCYBER STORKのメーターパネルを取り付けた際の記事で紹介しているので割愛し、本記事ではセンターコンソールボックスの取り外しから説明していきます。シフトまわりの取り外し方法は下記のリンクからご確認ください。
【参考記事】シフトまわりのカバーの取り外し方法
センターコンソールボックス取り外し方法
シフトまわりを外したら次はコンソールボックスを取り外します。センターコンソールボックスはネジ4本で固定されており、位置は上側のフタを開いた所に2箇所。
もう2箇所は下側のフタを開いた場所にあります。
4つのネジを外せばセンターコンソールボックスが取り外せるようになります。上の画像はコンソールボックスを外した後の写真です。ちなみにセンターコンソールボックスはセンターコンソールと下2箇所のネジで共締めされているので先に外しておかないといけないんですよね。
センターコンソールの取り外し方法
次にセンターコンソールを取り外します。まずシートを前にスライドさせ背もたれを前に倒します。すると写真のようにセンターコンソール脇の2箇所のネジが確認できるようになります。写真では既に外してしまっていますが、ネジの上にはメクラ用のキャップが付けてありますので、マイナスドライバーでコジッて外す必要があります。
このネジは運転席・助手席の両側に付けてあるので4箇所とも外します。
シフトまわりに戻って上の写真の2つのネジを外します。
※写真ではセンターパネルを外していますが、センターコンソールを外す際には必要ありませんので気にしないでください。
全てのネジを外したらセンターコンソールを上に持ち上げるようすれば取り外すことができます。
サイドブレーキにシックな黒革カバーを装着
センターコンソールまで取り外せれば上記のような状態になります。
ここまで来ればサイドブレーキの出ている隙間を開くことができるようになります。あとはサイドブレーキカバーを差し込むだけ。
小さな子どもにTシャツを着せてあげるように、丁寧に被せてあげます。
カバーをスルスルと下へ移動させれば
見事、装着完了です。
黒革・赤ステッチのシフトブーツを取り付け
サイドブレーキのカバーを取り付け終わったら外したセンターコンソールを元に戻します。そして、おまちかねのシフトブーツを取り付けましょう。
シフトブーツのプラスチックカバーの裏面には『こっちを前向きに取り付けてね』という矢印が記されています。向きを合わせたら
カポっと差し込みます。プラスチックカバーは4箇所の爪で止まっているので爪の浮きが無いように押し込んでおきましょう。
シフトブーツの取り付けが終わったら最後にシフトノブをクルクルと回してセットすれば作業完了。
黒革・赤ステッチ化でスポーツカーらしいインテリアへ
シフトノブ・シフトブーツ・サイドブレーキカバーを黒革・赤ステッチ化することで、インテリアが、よりスポーティーな装いになりました。
こちらは助手席から見た感じ
そして真後ろから見た感じ。純正の黒革に黒糸だと大人し目な雰囲気ですが、糸をレッドステッチに変更するだけで、こんなにも印象が変わるんですね。
黒で統一されていたインテリアに、ちょっぴり赤が入る事でグッとアクセントが効いて一層、黒が引き立って見えます。ファッションで言うところの『差し色的』な効果があるようです。
黒に合う差し色って『白』とか『グレー』等、いろいろありますが、やはりスポーティーさを演出するなら赤色を使うのが一番似合うのではないでしょうか。
上の写真ではステアリングの一部もチラリと見えていますが、こちらにも赤色を取り入れています。ステアリングに関しては次回の記事で、もう少し紹介する予定ですので楽しみにお待ち下さい。
次の記事は音楽をステアリングで操作する Satechiメディアボタンをご紹介します
【参考記事】[0184] MR2補完計画 『その4』音楽をステアリングで操作する Satechiメディアボタンをレビュー!!
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