MR2復活までの軌跡を一気読みしたい方はこちら
エンジン冷却ファンが回転する仕組み
みなさんこんにちは。leonです。MR2の修理は着々と!?(何ヶ月かかってるんだという声も聞こえてきそうですが(´A`)進んでいます。今回はエンジン冷却ファンの点灯の修理を行っていきます。
最初に、このランプが点灯した時は「これ何のランプ?? 」と思いました。今まであまり見かけることの無い表示なので取扱説明書で調べてみると冷却ファンに異常がある場合に点灯する警告灯らしい。
MR2のエンジンルーム内に設置されている冷却ファンは常時、回転するようにはなっておらず規定の温度に達すると温度センサーが検知し冷却ファンが回転する仕組みになっています。
つまり下記のような動作をしてランプが点灯している事になります。
エンジン始動 ⇨ エンジンルーム内温度上昇 ⇨ 冷却ファン回転(NG) ⇨ECU側でファンが回転していないと認識 ⇨ エンジン冷却ファンランプ点灯
このランプはエンジン始動後、10分くらい経過しエンジンルーム内の温度が上昇するまでは点灯することはありません。その為、初期段階では冷却ファンに異常があることに気付きませんでした。
他の不具合であるエンジンランプの点灯やアイドリングが不安定な原因を調べている時に初めて気付きます。
最初のエンジン始動からその間、1ヶ月…..(T-T)
多くの不具合を抱えているのに、さらに新たな不具合を発見してしまうと凹みますが今後、快適に乗リ出すために頑張って修理していこうと思います。
エンジン冷却ファン点灯の原因を探る 故障箇所は?
ミッドシップレイアウトのMR2のエンジン冷却ファン(実際にはインタークーラーを冷却している)の位置は運転席後方のエンジンルーム内に取り付けられています。
こちらはエンジンフードを開けた写真です。少々パイプが邪魔ですがファンが回転しているかどうかの確認はできそうです。
まずはエンジンフードの裏側へ取り付けられている温度センサーのカプラーを外してみます。センサーを無効にすれば冷却ファンは常時、回転するはずですがどうでしょうか?
カプラーを外してエンジンをかけてみると冷却ファンは全く回転していません。
「センサー自体が故障しているのだろうか?それともECU? 単純にファン自体に問題があるのかな?」と思いつつ今度はエンジンを停止してファンを手で押して回転するか確認してみます。
正常なファンであれば指で弾けば惰性で回転するはずです。試しにパイプの間から手を潜り込ませて羽の部分を弾いてみました。 (※狭くて写真が撮れませんでしたので外した後の画像で再現しています)
すると動きはしますが羽が回転せずに、すぐに止まってしまいます。どうやら回転モータの軸が錆びて固着してしまっているようです。
冷却ファンに異常があることが判明したので前回の記事でも紹介したトヨタ共販へ部品の調達へ行くことにします。
しかしトヨタ共販で聞いてみると冷却ファンについては廃盤の為、入手不可能とのこと。(しかも新品であったとしても5〜6万円するらしい)
仕方なくヤフオクで探してみると運良く状態の良さそうな冷却ファンが即決価格¥2,780で出品されいました。
出品者に羽がストレスなく回転するか質問してみると「ファンはスムーズに回転いたします。」との嬉しい返事が返ってきたのですぐに落札することにしました。
エンジン・インタークーラー冷却ファン交換方法
部品を入手することができたので交換作業へ移っていきます。(中古でも部品があって良かった)まずはインタークーラーからスロットルボディーへ伸びる矢印のパイプを取り外します。
パイプを外すと冷却ファンが出てきました。ちなみにleonは純正交換タイプのインタークーラーへ変更してるので、少し形状が異なるかもしれませんのであしからず。(※作業前の写真を撮るのを忘れていたので交換後の画像です。)
次に冷却ファン回転モータ用のカプラーがあるので外しておきます。
冷却ファンは上の画像のように3本のネジでインタークーラーへ固定されています。
冷却ファンの取付ネジはインタークーラーの取付部を貫通し裏側からナットで止められています。
画像では判りづらいので拡大してみました。ネジを緩めようとすると裏側に留めてあるナットが供回りしてしまうので小さなメガネかレンチでナットを固定する必要があります。
しかし、場所が狭いのでレンチが入らずラジオペンチなどで四苦八苦しながら外しました。
さらにネジが完全に緩むとナットは完全にフリーになり落ちてしまうので最後は手でナット側を緩めて外した方が良いでしょう。
取付けは逆手順で行えばOKです。
作業後にエンジンをかけてみると冷却ファンは元気に回転するようになりました。もちろん冷却ファン警告灯も消えています(*´∀`)ノオメデト─ッ♪
MR2復活のお値段はいくら?
今回はヤフオクで安く部品を入手できた良かったです。これでMR2復活へまた一歩、近づきました。
しかし、そう思っている矢先に、また新たな故障が発見されてしまします。
今回かかった費用と前回分を合計すると下記の金額になります。
合計金額 ¥101,924
品名 | 品番 | 数量 | 合計金額+工賃 |
ATLASBX バッテリー | 75D23L | 1 | ¥6,750(自) |
フロントタイヤ | LS2000 | 2 | ¥28,680(工) |
リアタイヤ | REVSPEC RS-02 | 2 | ¥31,360(工) |
ガソリン添加剤 | WAKOS FUEL1 | 1 | ¥1,990(自) |
NGK Premium RX プラグ | BKR6ERX | 4 | ¥5,250(自) |
KTC T字プラグレンチ | PHF-16H | 1 | ¥5,314 |
TOYOTA パワステリレー | 89654 – 17011 | 1 | ¥19,800(自) |
TOYOTA IC冷却ファン | 不明 | 1 | ¥2,780(自) |
次の記事は新たな故障を発見。オルタネーターの交換
新シリーズMR2補完計画はこちらでご紹介!!
【MR2復活計画の後日談】新シリーズ!!MR2補完計画
COMMENT ON FACEBOOK