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[0214] MR2補完計画『その8』スポーティーでカッコいい!! トヨタ純正 アルミペダルの取り付け方法

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憧れのアルミペダルをMR2に後付けしたい

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みなさん。こんにちは。leon(@leon_sk4_22)です。前回のMR2補完計画ではサイバーストークのメーターパネル取り付けたついでにLED化もして、めっちゃスポーティーな仕様になって満足していたのですが、実はまだまだ色々と不満な所があるんです。

MR2(SW20)はなんと言っても30年くらい前の設計ですので現代の車と比べるとデザイン的な古さは否めません。古いからこそ良い部分もあるのですが、気になる点や劣化してしまった部分は改修していきたいと考えています。

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今、気になっている部分。それは足元のペダルです。MR2のペダルの素材はゴム製ですが、長年の経年劣化でクラッチペダルの下側が削れてきて表面も荒れた状態になっているのに気づきました。

アクセルについては社外品の被せるタイプのアルミペダルを付けているので劣化は無いのですが、こちらにも問題があります。左下の部分がブレーキ側にせり出している為、ブレーキを踏んだ時にアクセルも微妙に踏んでしまい結果としてブレーキのかかりが悪いことがあるんです。

今回はこの不満だらけのペダルをスポーティーでカッコいいアルミペダルへ変更したいと思います。

MR2が販売していた当時のカタログを見るとオプションでアルミペダルの設定がありましたが、今では入手することはできません。ですが、MR2の後継車であるMR-Sで使用されているアルミペダルが全て、そのままポン付けできることが判りました。

MR2用ではありませんが、同じトヨタ車の純正部品なら安心して後付けできるはずです。まずは、その部品の入手方法から説明させて頂きます。

アルミペダルの入手方法は3種類

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部品の入手方法としては、まずヤフオクで『MR2 アルミペダル』で検索すればアクセル・ブレーキ・クラッチがセット化された商品がいくつかヒットするはずです。もしくは楽天やYahooショッピング・Amazon等でも出品されていることもありますので、こちらからも入手可能です。

でも、私がオススメするのはトヨタ共販で購入することです。理由は値段が安いから。ヤフオクやネットショッピングで出品されているアルミペダルは1万円を超えていますが、トヨタ共販で購入すれば6千円くらいで購入できてしまいます。

全く同じ商品が4〜5割引きで購入できるなら安い方で買ったほうがお得ですよね。購入方法についてはお近くのトヨタ共販に行って部品の品番と数量を店員さんへ伝えれば購入できます。トヨタ共販での購入に関しては以前の記事で詳しく書いていますのでこちらを読んでいいただければ幸いです。

【参考記事】[0134] MR2復活計画『その10』トヨタ車の部品調達はトヨタ共販が便利ですよ

部品の品番は下記に記載しておきます。

部品名 品番 数量
PEDARL SUB-ASSY(アクセルペダル) 78101 – 20150  1個
PAD PEDAL (ブレーキ・クラッチペダル) 31321 – 53010 2個
アクセル 固定ピン 90254 – 04019 1個

トヨタ共販での注意事項

店員さんから車体番号を聞かれる場合がありますが、部品品番で問い合わせをするようにして下さい。本来は違う車種の部品は調べてもらえません。

アルミペダルをチェックしてみる

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アルミペダルを取り付ける前に細部をチェックしておきましょう。私のMR2はMT車なのでクラッチ・ブレーキ・アクセル・アクセル固定ピンの4点となります。アルミペダルは滑りやすいという話を聞きますが、その対策の為か、いくつものゴムパッドが取り付けられています。

アルミのシルバーとゴムパッドのブラックが良いコントラストになってカッコ良い(^^)

アクセルペダルの細部をチェック

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アクセルペダルに取り付けられたゴムパッドには革のようなシボ加工がされています。ゴムを真っ平らにすると滑りやすい為なのかは判りませんが念がいってますね。

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こちらはペダルを裏返して下から覗いた写真。この輪っかの部分にアクセルペダルのロッドを差し込むようになっているようです。

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アクセルペダルへロッドを差し込んだ後にピンを横から入れていき固定する仕組み。

ブレーキ・クラッチペダルの細部をチェック

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こちらばブレーキ・クラッチのゴムパッドの拡大写真。アクセルペダルにみられたシボ加工が、こちらには施されていません。ブレーキやクラッチだって滑ったら大変なのに何でですかね? ちょっと不思議です。

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アルミペダルを横から見てみると下半分はゴムになっていることが判ります。

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裏側も撮ってみました。裏側は四角い穴が空いていて、この部分にペダルロッドの先にある鉄板を挟み込んで固定する仕組み。

アルミペダル取り付けに必要な工具

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アルミペダルを取り付ける際に使用する工具についてもご紹介しておきます。左側にあるのはタイヤをホイールに取り付ける際に使うビードクリーム。ブレーキとクラッチペダルは取り付ける際にキツくてなかなか入らないらしいのですが、ビードクリームを塗っておけばニュルっと入るらしいので購入。

右側は4パイのポンチです。前述したアクセルペダルとロッドの固定に使うピンの取外しと取り付けの際に使用します。このポンチは先端から徐々に太くなっていくので少し使いづらいのですが、1本だけで購入できるので選びました。

使いやすさで言ったら太さの変わらないポンチが良いのですが、セットになるので高くなってしまいます。今後も使用する予定があるなら、こちらの方がオススメです。

ブレーキ・クラッチペダルの取り外し方法

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まずはブレーキ・クラッチペダルから作業に取り掛かります。取り外し前に、どのような状態で取り付けられているか確認しておきましょう。ブレーキを裏側から見るとロッドの先に鉄の板が溶接されていて、その板にブレーキパッドが被さっているように見えます。

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改めて手で触って再確認して

0214 Toyota genuine Aluminum pedal installation method 14角からペロッとめくってみると簡単に剥がれました。

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簡単なので、ついでにクラッチの方も外しておきました。

ブレーキ・クラッチペダルの取り付け方法

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ブレーキ・クラッチの裏側の四角い穴の縁の部分には数ミリの溝(ミゾ)があります。この溝を鉄の板にはめ込れば固定できるのですが、固くてなかなか入りません。また取り付けるペダルの表面はアルミなのでゴムペダルのように曲がらず取り付けが一層、困難なものになります。

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そこで登場するのがビードクリームです。

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縁の部分にビードクリームを塗ってあげて滑りを良くして強引にねじ込む戦法。こちらはみんカラのKEN1さんという方の記事を参考にさせて頂きました。

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ここからは両手がふさがり写真を撮れてなかったので図で説明させて頂きます。まず左右の縁に指を入れて広げておきます。次に上部の縁をペダルの鉄板の上側にあてがい引っ掛けます。その後、左右の縁をグリグリとやりながらハメていきます。最後にペダル本体を下方向へ引っ張りながら押し込むとスポンっとハマりました。

ビードクリームのおかげで滑りが良くなっているのでグリグリとやっていれば徐々に縁をハメていけるのですが、手も滑るので結構、苦戦しました。でも取り付け作業は1個につき5分くらいなので良しとしておきましょう。

アクセルペダルの構造を確認

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アクセルペダルを交換するには一度、ロッドを取り外す必要があります。こちらも外した後に戻せなくなると困るので構造を事前に確認しておきます。ロッドを上に辿っていくと金具で固定されていました。金具にはバネが付いていますが、このバネでアクセルペダルが手前に来るようにテンションをかけているようです。

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さらに上を覗くとロッドの先端はトンカチみたいな形状になっています。

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試しにアクセルを踏み込む動作をするとトンカチ部分が持ち上がり、その先にはワイヤーが接続されていました。

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どうやらワイヤーはエンジンルームまで繋がっていてアクセルのON/OFFの制御をしているようですね。初めて仕組みを知れて、ちょっと嬉しい。仕組みを理解したところで取り外し作業を始めましょう。

アクセルロッドの取付け・取り外し方法

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取り付けボルトを2本外すとトンカチ部分に接続されたワイヤだけで車両に繋がれた状態になります。

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ロッドとワイヤーの取り付け部分には位置決め用の突起のようなものがありますが、作業中は暗くて遠いのでよく判りませんでしたが、

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ロッドを取り外してみて初めて理解できました。ロッドの左側には切りかけがありココが位置決めとして使われています。また取り外す際にワイヤーを逃がすためのエスケープとしての機能も持っています。

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ロッドの切りかけの先にはツメがあり摘むように押し込むとロックが緩むので、そのまま矢印方向へ引っ張るとロッドが外れます。さらに切りかけからワイヤーを逃がせば車両からロッドが取り外せます。

と簡単に書いていますが、ここは場所が狭く上の方に付いているので、なかなか外せませんでした(汗)多分、15分くらい格闘していたと思います。

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ロッドが外れるとワイヤーとアクセルロッドの留め具が残った状態になります。以上がアクセルロッドの取り外し方法となりますが、取り付け手順は逆に作業していけば良いだけなので割愛させて頂きます。

アクセルペダルの取り外し方法

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アクセルペダルのロッドを外すと上のような状態になります。※古いアクセルペダルを付けている状態の写真を撮り忘れていたので新しいペダルで説明していきます。

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写真は固定ピンを外した状態ですが、本来はこの穴にピンが差し込まれているので4mmのポンチをあててガンガン叩いていきます。

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ちなみに叩いていくと下の穴からピンが出てくるので私はブロックを置いて高さを出して作業しました。また購入していたポンチは途中で入らなくなるので写真下の六角レンチで代用。ケチらずセット物のポンチを買うべきだったと思いながら黙々と作業を続けます。

しかし、このピンは意外に頑丈に差さっているらしくガンガン叩いても、ほんの数ミリ動くかどうか。いつまでやってもピンが抜けません。『こいつ動いてるのか?』と不安になりながら叩いていると突然、ポトリとピンが抜けました。

何か最後はあっけなく抜けたのでちょっと拍子抜けしましたが、時計を見ると15分くらいかかっていた模様。

アクセルペダルの取り付け方法

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お次はアクセルペダルを取り付けていきます。ロッドにアルミペダルを差し込みピンの穴を合わせます。

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先程はペダル側をブロックに乗せて作業をしましたが、差し込む際は逆にしてみました。この方が安定感があって作業がしやすかったです。最初からこうすれば良かった(汗)

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ピンを差し込む際はポンチなど使わず直接、叩きます。

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ピンがロッドの穴の付近まで到達したら再度、穴の位置を調整してゆっくり叩いていきます。

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ピンをひたすら叩くこと10分。ようやくピンが完全に差し込まれました。ここまで来たらアクセルロッドを車両に取り付けて作業完了です。※ロッドの取り付けは先程の取り外しの逆手順ですが、30分くらい格闘しました….

アクセルペダル・ブレーキ・クラッチをトヨタ純正アルミペダルへ換装完了!!

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四苦八苦しながらも何とかアルミペダルへ交換することができました。これだけの作業ですが時間にして2〜3時間はやっていたと思います。途中で写真の撮影をしなければ半分くらいの時間で済んだかもしれませんが(汗)

でも苦労したかいがあってスポーティーでカッコ良い雰囲気になりました。

そういえばアルミペダルの交換の際にネットで検索をかけると『アルミペダル ダサい』というキーワードが出てくるのが気になっています。私はゴムのペダルよりもアルミペダルの方が断然好きなんですけど最近の方とは感覚が違うんですかね?

アルミペダルへ交換した感想は

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まず一番の感想はアクセルペダルがブレーキに干渉しないのでブレーキの効きが良くなりました。今まで放置していましたが、もっと早くやっておけば良かったとちょっぴり後悔しています。

ネットで見る限りアルミペダルは見た目重視でゴム製のペダルと何ら変わらないと言いますが、私が乗った感覚では心なしかカッチリしてダイレクト感が増したように思います。まあプラシーボ効果で実際に全く変わりのない物でも感覚的に効果を感じるなら、それはそれで良いような気がします。

25年も前のMR2ですが、少しずつ手を加えて楽しくドライブの出来るスポーツカーに育てていきたいと思います。

MR2復活までの軌跡を一気読みしたい方はこちら

0155 MR2 Restore Plan Eye catch image

【参考記事】[0155] MR2復活計画『その28』最終回 ついに復活!! 止まった刻は再び動き出す





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