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[0078] 10年経っても色あせない… オーディオ テクニカ 木製ヘッドホン ATH-W100

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10年前、木目の美しいハウジングとクリアな音に魅かれて衝動買い

0078 After 10 years of Audio Technica Wooden Headphones ATH W100 01

みなさん。こんにちは。leon(@leon_sk4_22)です。今回は10年以上も前に購入して今でも現役で使っている木製のヘッドホンのお話です。私が所有しているのはオーディオテクニカの『Wシリーズ(ハウジングに天然木を使用)』ヘッドホンの第4世代(2014年現在で第12世代まで発売されている)で木目がとても美しい『ATH-W100』です。

ATH-W100は「無垢の北海道アサダ桜」の心材のみを厳選して削りだしたものをハウジングに使用してます。桜はバラ科の落葉高木で硬質でしっとりとした肌触りから床材・家具などでも用いられています。

そして『アサダ桜』はというとオーディオの世界ではインシュレーターとしてキューブベースで見かける事があります。ATH-W100は珍しくも、このアサダ桜をヘッドホンのハウジングに使用しています。

当時ヘッドホンをリスニングできるコーナーのあるお店で、いくつかのヘッドホンと聴き比べ、そのクリアな音に一目惚れして購入してしまいました。

ATH-W100は当時のWシーリーズの中ではフラッグシップモデルの一つ下のモデルだったのですが、それでも定価 42,000円という、かなり高価なヘッドホン。ちなみにフラッグシップモデルのATH-W11JPNは定価65,000円で、さすがに購入には至りませんでした。

最近では4〜5万するようなヘッドホンを購入する人なんて珍しくはないかもしれませんが、当時はマニアックな人を除いて、そんな高額なヘッドホンを購入する人は周りを見回しても誰一人いませんでした。

暖かみのある木目が特徴のATH-W100の外観をチェック

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思わず手のひらでやさしく包み込みたくなるような丸い木のハウジングがどこか可愛く愛着が持てます。材質が天然木なので重さがあるように考えるかもしれませんが、ATH-W100はWシリーズの中でも軽量化が施されており320gという軽さを実現しています。

この重さは最近のシリーズと比べてもひけを取りません。(最新の12世代モデルの重さは340g)長時間のリスニングには重さによって疲れ具合も変わってきますので軽量なのは重要です。

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標準で装備されているイヤパッドは天然コラーゲン配合で、しっとりとした肌触りが快適だったのですが、耐久性が無く数年でボロボロと革が剥がれてくるデメリットもありました。そこで現在はHP-W1000(人工皮革クラリーノ)へ交換して使用しています。

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シース(ケーブルを覆う外皮)は格調高いシルクを100%使用しており、なめらかな手触りで木製のハウジングにもマッチしています。またケーブルの捻れを抑える役目もしていそうです。

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音質重視のφ6.3標準専用プラグにもアサダ桜が使用されています。

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このニューウイングサポート(PAT.)によってヘッドホンは頭にしっかり固定されるのですが、頭頂部を圧迫せずに優しく頭のサイド部分を支えてくれるので心地のよい装着感です。このサポート機能によって長時間リスニングしても全然、疲れません。

ATH-W100を今更レビュー! その実力は?

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このヘッドホンをで音楽を聴いた感想はソフトでニュートラルというイメージでボーカルの声が聞き取りやすく音に暖かみがあります。ネット上では女性ボーカルが得意と評される事が多いですが、私的には男女共にスッキリとした音を耳に届けてくれます。

【オーディオテクニカ AT519CSステレオミニジャック変換アダプタ】

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MACやipodで聴くには上記の写真であるようなステレオ標準ジャックからミニジャックへの変換が必要ですが、直接接続した場合でも素直でフラットな音で聴けるのが嬉しい。ロック等もソツなく聴く事はできますが、どちらかというとスローで暖かみのある穏やかな曲の方が向いています。

当時のキャッチフレーズは『木の風合を味わいながら、じっくりと長時間のリスニングをお楽しみください。』でしたがキャッチフレーズ通り聴き疲れしにくいヘッドホンなのでリラックスして音楽を楽しみたい人に非常に向いています。

購入のキッカケとしてクリアな音と書きましたが、その時はヘッドホンアンプ経由でのリスニングだったので自宅で聴いた感じと少し印象が違い少しこもる感じがあります。まあ現状では、それはそれで良しとしています。

もし良いヘッドホンアンプがあれば購入するかもしれませんが、またその時は別記事で書かせてもらいます。

ATH-W100 の仕様

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  • 密閉ダイナミック型
  • ニューウィングサポート装備
  • 周波数特性:5Hz~30kHz
  • 感度:100dB/mW
  • 許容入力:2,000mW
  • インピーダンス:48Ω
  • 入力プラグ:φ6.3mm
  • ケーブル長:3m
  • 重量(ケーブル含まず)320g
  • 交換用イヤパッド ATH-W1000用と互換 【品名】HP-W1000(人工皮革クラリーノ)
  • 定価 42,000円
  • 発売日 1999年12月1日

古びたヘッドホンでも良いモノは良い!! 10年経過しても色褪せない

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天然木のハウジングのヘッドホンは大事に使ってきたので10年以上経過した今でも古さを感じさせません。

もっとも、元々レトロなヘ雰囲気なヘッドホンだという理由もありますが…

Wシリーズとしては下位にあたるATH-W100でこのレベルの音を聴かせてくるということは、最新の上位機種がどれだけの音を届けてくれるのか非常に興味のあるところです。

以前、TwitterでATH-W100が故障してしまい、メーカーに修理依頼をしたら古い製品なので修理を断られたというのを見たことがあるので、もし私の持っているATH-W100が故障した時は新製品への買い替えを考えようと思います。

でも大事に使って10年後も使えていれば良いかな。

ちなみに現時点で興味があるヘッドホンはオーディオテクニカのATH-WP900とDENONのAH-D7200です。

一体どんな音色を聴かせてくれるか興味はあります。買いませんけどね(・∀・) 多分…

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COMMENTS & TRACKBACKS

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  1. 私も愛用しています。最近DENONのヘッドホンを買ったのでサブヘッドホンになりましたが、音が気に入っているのでDENONとは使い分けをしています。
    ケーブル被服がボロボロだったので、リケーブル対応に改造してDENONヘッドホン純正のコードを利用しています。
    https://plaza.rakuten.co.jp/iiwisblog/diary/202106060000/

    • イィヴィ平野さん。こんにちは。
      私のATH-W100のシースは少したわみみたいのが出てきてますが、まだまだ使えそうです。
      ホームページ見せてもらいましたが、リケーブル改造なんて出来るんですね。
      どうやって改造するのか興味深々です。

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