豪雪で自宅が停電に!? でも『湯たんぽ』があれば寒さを凌げる
みなさん。こんにちは。leon(@leon_sk4_22)です。最近は雪が降ったりして寒い日が続いてますね。
私の家は先日の豪雪で停電になってしまい暖房器具を使用することができなくなり、寒い夜を過ごすことになりました。その時、寒さをしのぐ為に使ったのが、湯たんぽです。
幸い水とガスは生きていたので、お湯を沸かす事が出来きました。そのおかげで何とか暖を取ることができて本当に良かったです。
私が愛用しているのは小ぶりで可愛らしい純銅製の湯たんぽです。今回は、この湯たんぽをご紹介したいと思います。
ドイツのWALL社の純銅製ハンドメイド湯たんぽは小さいのに朝まで暖か
この風合いのある湯たんぽはドイツのシュツットガルトの郊外にあるデッティゲンという小さな町で年老いたWALLさん夫妻が二人っきりでハンドメイドにこだわり作った物。
ハンドメイドということで外観を見てもらうと判りますが、職人が丹精込めて作っているのが伝わってくるような非常に美しい仕上りになっています。
日本の湯たんぽも味があって良いですが外国人ならではの洒落たデザインというのも、また良い物です。
底面の中央には『 WALL HANDARBEIT MADE IN GERMANY 』のロゴが刻印されています。
パーツは『湯たんぽ本体』・『鉄パッキン中フタ』・『外フタ』の3つで構成されており、メンテナンスは濡れた表面を拭く程度で良いそう。
フタには取っ手が付いており、お湯を注入して10秒くらいすると取っ手以外は熱くて触れなくなります。
以前、プラスチック製の湯たんぽを使ってパッキンが劣化して水漏れする事がありました。それに比べ、こちらの製品はゴムパーツを含んでいないので劣化するパーツがありません。
ネット販売店さんの大切に使えば一生物だという謳い文句にも惹かれました。
世の中に壊れない物なんて無いというのは判っているので謳い文句をそのまま鵜呑みにする訳ではありません。
でも、それでも長く使えることには変わりはないはずです。一生物と言うからには、大切に使ってそれに近いほどに長く使ってあげたいと思います。
ゴムパッキンの無い銅製の湯たんぽが水漏れしない理由とは?
このアンティークのような湯たんぽは外観だけではなく設計もしっかりしているんです。水回りには水漏れを防ぐ為のゴムパッキンを使用することが多いのですが、この銅製の湯たんぽはゴムパッキンを使用していません。
ゴムパッキンを使わないのに水漏れをしない秘密は中蓋にあります。取っ手付きの外蓋を外すと、その中にもう一個、蓋が現れます。
お湯を入れた直後は、この中蓋を置いてから外蓋を締めるのですが、湯たんぽを使い終わって水を捨てる時には中蓋が注ぎ口に吸着して外しにくい状態になっているんです。
何故、中蓋が注ぎ口に吸着してしまうのでしょうか? その理由は水の熱膨張を利用しているから。水は熱くなると膨張して冷めていくと収縮します。その原理を利用して中フタをピッタリ吸着させて水漏れを防ぐ構造になっています。
ちょっぴり強く摘めば取り外すことができます。
寒い夜を朝まで柔らかく暖めてくれる湯たんぽは身体にも優しい
エアコンやストーブを使用すると室内が乾燥してきて朝に目覚めた時に喉がイガラッぽい事がありますが湯たんぽは、乾燥とは無縁です。
体に優しいだけでなく電気や灯油を使わないのでエコロジーな暖房器具とも言え環境にも優しいです。
銅製品は熱伝導率が高く冷めやすい性質を持っているので朝まで暖かさが保てるのか不安でした。そもそも800mしかお湯が入らない小さな湯たんぽなので心配なのも仕方ありません。
一応、確認の為に前回のスタバ ステンレスハンディボトルの水温の変化を計測したエスプレッソキット付属の水温計で今回も計ってみました。水温計が華氏での表記になってしまいますが、ご容赦下さい。
スタバ ステンレスハンディボトルの記事はコチラから
お湯を注入して直後は 88度 (華氏192度)で湯たんぽ表面もアツアツで手では持てない熱さです。
6時間後 55度 (華氏132度) ちなみに私の睡眠時間は大体6時間ほどなのですが、朝起きた時でもまだ暖かいです。
8時間後 51度 (華氏124度) 人によっては8時間くらい睡眠をとる人もいると思いましたので、それも計っておきました。 6時間の時とあまり変わりませんね。
計測した日が暖かい日だったせいか触った感じも普段よりも暖かく感じましたが朝、目を覚ました時に冷たくなっていたことは今のところありません。
普通のプラスチック製の湯たんぽであれば2リットルくらい入りますので当然もっと長時間、暖かいのですが8時間も暖かい状態が続けば問題は無いと思われます。
布団に入れれば優しく暖めてくれますが、その代わりに熱伝導率が非常に高い為、お湯を入れた直後の表面はプラスチック製の湯たんぽと違い凶悪に熱いです。
最初にお湯を入れる時にちょっと火傷してしまいました (´_`。)
私のようなおっちょこちょいの方はいないとは思いますが、もしこのブログを見て購入を考えている方がいるとしたら火傷には気をつけてください。
この湯たんぽは生産停止されているのが残念
【製品スペック】
□サイズ:約17×12×5cm □容量:約800cc □重さ:約550g □本体素材:純銅製 □ドイツ製
職人のWallさんが健康上の理由で引退されたそうです。夫妻が2人で営む工場で職人のWallさんが引退するということは、工場が無くなるということ。
私が購入をした時にはもう引退された後で、ネット通販の販売店が押さえている在庫でなんとか手に入ることができました。
使ってみて機能面でもデザイン面でも素晴らしいと思える仕上がりの湯たんぽを作る人がいなくなるというのは何とももったいない話です。
時代の流れといえば、それまでなのかもしれませんが昔ながらの伝統工芸は後世に残して欲しいものです。
PS 販売店のNUTSさんから購入後に商品の不具合はありませんか?という丁寧なメールを頂きました。 さすがに良い製品を選ぶ、お店だけあるなと関心しました。
2014年6月11日更新
最近、確認したところ販売サイトから商品が削除されていました。 国内に輸入されていた湯たんぽが全て売れてしまったのかもしれません。
今後は、もう入手は難しそうです。残念で仕方がないですね。
【2014年10月15日更新】
ウォール氏の体調が少し回復した為、ほんの少しですが、湯たんぽを販売しています。欲しいと思っていた方は今が最後のチャンスかもしれません。
【2017年11月1日更新】
現在では、ウォール氏の湯たんぽは販売されていません。ウォール氏のご健康が心配ですね。代替品としては下記の湯たんぽがオススメです。
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