めちゃくちゃコンパクトなAnker PowerPort III mini をレビュー!!
みなさん。こんにちは。leon(@leon_sk4_22)です。最近ではスマホやタブレットを持ち歩くのは当たり前ですが、みなさんは外出先での充電器はどんな物を使っていますか?
私は今までApple純正の充電器を使っていましたが、最近、コンパクトで超おすすめの充電器を購入しましたので、ご紹介させて頂きます。
私が購入したのはAnkerの PowerPort III mini。
めちゃくちゃコンパクトですが、最大出力は30WあるのでiPhoneだけでなく、iPadやMacBook Proまで充電できてしまうスグレモノです。
今回は、このコンパクトな充電器が、どれほどの充電能力を持っているのか、iPhone6s・iPhoneX・MacBook・MacBook Proの各デバイスで充電時間の計測もしていますので、ご購入を考えている方は是非、参考にしてみてください。
コンパクトな充電器を持つメリットとは?
私はiPhoneとMacBook・デジカメ(RX100M5A)を鞄に入れて外出することがあります。その際はいつも、Appleの純正充電器を一緒に持っていくのですが、正直、充電器をいくつも持ち歩くのは重いし、かさばる ので、わずらわしいと感じていました。
PCを持ち歩かなくても、タブレットやデジカメを外出先へ持っていく方は、このわずらわしさを、ご理解頂けると思います。
例えばMacBookとiPhoneの2つ充電器とケーブルを合わせると210gと、そこまで重い訳ではありません。でも、これにMacBook12inc(920g)+iPhoneX(174g)+デジカメ RX100M5A(299g)を合わせると総重量は約1.6kgにもなってしまいます。
これをAnkerPowerPort III mini(63g)とtype-Cケーブルへ変更すれば充電器機器は92gまで抑える事ができます。iPhoneはLightningコネクタを使用している為、変換のアダプタも一緒に持ち歩かなくてはなりませんが、それを加味しても118gも軽量化となります。
※2022年3月現在ではAPPLE純正の『Apple Lightning-Micro USBアダプタ # MD820AM/Aは生産終了となています。たかが118gの軽量化ですが、一つ一つの重さは大したことの無い重さでも塵も積もれば、結構な重量になるので削れる所は、できるだけ削りたいものです。
また重量だけでなく、容積自体も小さくなるので鞄の中で、かさばらなくなるというのも大きなアドバンテージだと感じています。
ちなみにRX100M5Aの充電コネクタはMicroBなので、Type-C→MicroB変換のアダプタを持っていればデジカメの充電も可能となります。
Ankerのその他のコンパクト充電器を選ばなかった理由
『選ばなかった理由その1』PowerPort Atom PD1はプラグが折り畳めない
実は、AnkerではAnkerPowerPort III mini(63g)よりも、コンパクトで軽量な充電器が2つ存在しています。ですが、私はこれらの充電器を選びませんでした。その理由を順を追って説明していきます。
1つ目は昨年、ANKERから発売されてベストセラーになった充電器PowerPort Atom PD1。新素材のGaN (窒化ガリウム)を 採用してコンパクトになった充電器 として発売当初、Amazonでも品切状態が続いた人気商品です。
重さも53gとAnkerPowerPort III miniよりも10gほど軽量なのですが、この充電器はプラグを折りたたむ事ができないんです。プラグがむき出しだと、鞄の中で他のデバイスと当たって傷を付けかねないので、次機種に望みをかけて購入を見送り改良版が発売するのを待つことにしました。
『選ばなかった理由その2』PowerPort Atom Ⅲ Slimはコンセント口で場所を取る
2つ目のAnker PowerPort Atom III Slimも新素材のGaN (窒化ガリウム)が採用されていて57gと、こちらも超軽量。しかし、この充電器のウリは軽さよりも薄さ1.6cmとスリムな点です。
まるでフリスクのケースのように小さいので胸のポケットにもスッと入ってしまうサイズ。
携帯する際のサイズや重さは文句の付けようがありません。でも、薄さに気を配った分、高さと横幅が広くなってしまった為、縦差し・横差し用の、どちらのテーブルタップでもとなりのプラグにかぶってしまい挿す場所を選ぶのが、非常に残念。
トータル的にはキューブタイプのほうが使い易いと考え、こちらも購入候補から外しました。
選んだのは PowerPort III mini !! でも、他の充電器とは性能が劣る!?
最終的に私が選んだのは重さ63gと3つの充電器で一番重いPowerPort III mini。重いといっても、その差は10g程度で感覚的には殆ど判らないほど軽量です。形状も使いやすいキューブタイプでプラグを折りたたむ機能も有り、完璧だと思ったら、何故かPowerPort III mini には新素材のGaN (窒化ガリウム)が使われていないらしい。
GaN (窒化ガリウム)のメリットは発熱を抑えた高効率充電が可能な点ですが、その点が少し気になります。そこでAnkerのHPを確認してスペック値の違いを確認してみました。
PowerPort Atom PD1 | PowerPort Atom III Slim | PowerPort III mini | |
重量 | 53g | 57g | 63g |
サイズ | 35×41×55mm | 75×45×16 mm | 51×44×28 mm |
プラグ折り畳み | − | ○ | ○ |
素材 | GaN (窒化ガリウム) | GaN (窒化ガリウム) | シリコン半導体 |
出力 | 30w | 30w | 30w |
USB Power Delivery | ○ | − | − |
Power IQ3.0 | − | ○ | ○ |
急速充電 | ○ | ○ | ○ |
※ iPhoneXsなら30分で最大50%の充電が可能
素材に窒化ガリウムが使われていないのはPowerPort III miniのみで他の2機種には搭載されています。しかしHP上では3台全て『iPhoneXsを最大30分で50%まで充電可能』と記載されていました。
HPに記載されている事を信じれば充電効率的には大きな差は無いという事なのかもしれません。ここは、これ以上考えても仕方が無いのでHPを信じてPowerPort III miniを購入してみることにしました。
Anker PowerPort III miniのフル充電時間をiPhoneX・6sで測定
製品が到着したので、実際にどのくらいの時間でフル充電になるか確認してみました。計測方法はバッテリーの充電率が0%の状態から10分毎に確認していき100%になるのに何分かかるかを測ります。
まずはPD対応のiPhoneXと非対応のiPhone6sの2機種で違いを確かめてみたいと思います。実験の結果としてはPD対応したiPhoneXの方が早く充電できると考えていますが、どうでしょうか?
iPhoneX | iPhone6s | |
10分 | 8% | 9% |
20分 | 19% | 18% |
30分 | 29% | 29% |
40分 | 38% | 39% |
50分 | 48% | 49% |
60分 | 57% | 59% |
70分 | 65% | 66% |
80分 | 71% | 74% |
90分 | 77% | 80% |
100分 | 83% | 87% |
110分 | 89% | 93% |
120分 | 92% | 96% |
130分 | 95% | 99% |
140分 | 98% | 100% |
150分 | 100% |
充電テストは予想に反してご覧の結果となりました。充電していくとフル充電までにかかる時間はiPhoneXは150分。iPhone6sでは140分とほぼ互角。
ちなみにAnker HPでは30分間で最大50%まで充電できるとのことでしたが、実験ではどちらも30%弱までしか充電できませんでした。また、計測値を見ていくと最初は10分で10%くらいの充電率でしたが、徐々に下がっていき後半は10分で2〜3%しか充電しなくなります。
この事から充電率は一定ではなく、充電するほどに充電率が下がっていくことが判りました。
当初、PD対応のiPhoneXなら60分あれば、ほぼ100%近い充電ができるだろうと考えていましたが、予想を大きく下回る結果になりました。なぜ、ここまで充電率が低くかったのでしょうか?
気になり、少し調べてみました。
急速充電するにはQuick Charge 3.0に対応したケーブルが必要?
PowerPort III miniやPowerPort Atom III SlimはAnker独自開発のPowerIQ3.0に対応しています。PowerIQ3.0は一般的に知られるUSB Power Delivery (USB PD)やQuick Charge 3.0と互換を持ち最大出力100Wで急速充電が可能となっています。
ちなみにPowerPort Atom PD1は名前のとおりUSB PDに対応しています。
USB Power Delivery(USB PD)とは
USB PDはUSBタイプCの給電規格で最大出力100Wが可能。標準的モバイルバッテリーや充電器が5W (5V=1A) 出力ですが、USB PDは20倍近いパワーを持っています。策定したのはAppleやインテル等のUSB 3.0プロモーターグループで、この規格化により1つの充電器でスマホやノートPCの充電ができるようになりました。
Quick Charge3.0とは
Quick Charge3.0はアメリカQualcomm社の規格で、充電する機器に合わせて電圧を3.6~20Vの範囲で自動で調整して急速充電を行ってくれます。QC3.0はQC 1.0〜3.0までのすべてのバージョンに互換性があります。
今回の実験では、充電ケーブルはApple純正Lightningケーブル(iPhoneXに同梱されたケーブル)を使用してAnkerのUSBタイプA → C変換アダプタをかませて測定を行いました。しかし、AnkerのHPをよく調べてみると『充電する機器』と『 USB充電器』『ケーブル』が共にQC 3.0に対応している必要があることの注意書きを発見しました。
テストで使用した『AnkerのUSBタイプA → C変換アダプタ』はPowerIQ1.0にしか対応していない為、このような結果になったのだと思われます。
ちなみにAnkerのPD対応type-Cケーブルと『C→MicroB変換アダプタ(QC対応)』→『MicroB→Lightning変換アダプタ』という組み合わせでも充電テストを行ってみましたが、こちらも、ほぼ変わらない結果に。
今度は、おそらくApple純正『MicroB→Lightning変換アダプタ』がQC3.0に対応していないのが原因なのでしょう。PowerPort III miniを使って急速充電する為には、PDに対応したケーブル(type-C ⇔ Lightningコネクタ)を用意する必要がありそうです。
でも、個人的にはiPhoneXのバッテリーの持ちは良く、一日使ってもバッテリーが足らなくなる事は無いので、充電時間が140分かかっても、さほど不便を感じていません。
次期iPhoneがType-Cを使えるようになったら買い換えようと考えているので、新たにケーブルを買い足すこともないと判断して、テストはここで打ち切ることにしました。
Anker PowerPort III miniのフル充電時間をMacBook12incとMacBook Pro13incで測定
お次はPowerPort III miniとPD対応type-Cケーブルを使ってMacBook12インチとMacBookPro13インチで実験をしてみます。個人的にはMacBookの充電器として購入したので、こちらの実験の方が興味があるかも。
今度は充電器からケーブルまで全てがQCに対応しているので実験結果に期待が持てそう。しかし、MacBook13インチの方は純正充電器の出力は61wと大出力なので、最大出力30wのPowerPort III miniがどこまで健闘できるか楽しみです。
ではいってみましょう。
MacBook12インチ | MacBook Pro13インチ | |
10分 | 9% | 9% |
20分 | 19% | 14% |
30分 | 29% | 19% |
40分 | 39% | 27% |
50分 | 49% | 36% |
60分 | 59% | 44% |
70分 | 68% | 53% |
80分 | 78% | 61% |
90分 | 85% | 69% |
100分 | 89% | 77% |
110分 | 92% | 83% |
120分 | 97% | 90% |
130分 | 100% | 94% |
140分 | 98% | |
150分 | 100% |
MacBook12インチなら130分でフル充電することができる
MacBook12インチは130分でフル充電することができました。実はMacBook12インチ付属の充電器(30w出力)とケーブルでも実験しているのですが、こちらはフル充電に140分かかっています。
わずか10分の差なので計測時の誤差の範囲内かもしれませんが、少なくとも純正充電器に劣ることは無さそうです。純正品と同等の充電力を持ちボディは一回り小さく軽量なのですから持ち歩き用に別途、購入する価値はあるのではないでしょうか。
MacBook Pro13インチは、ちょっぴり遅い150分
MacBook Pro13インチの実験では150分でフル充電することができました。MacBookでの充電結果との差は、わずか20分の差となります。ちなみに以前にMacBook Pro13インチ純正充電器でもフル充電時間を計測していますが、その時の結果は100分でしたので、PowerPort III miniとの差は50分とかなりの差があります。
参考記事 [0197] MacBook Pro 2017 バッテリーの駆動時間は実質5時間!? 実際に検証してみる
しかし、サイズも出力も半分しかないPowerPort III miniで150分でフル充電が可能ならば、ちょっとしたお出掛けでは十分に通用する充電器だと思います。
コンパクト充電器 Anker PowerPort III mini 待ち望んだのはこのサイズだ!!
基本的にはMacBook・iPhone・RX100M5Aの充電器として持ち歩こうと考えているので、小さいに越したことはありません。写真を撮りに行く時にはモバイルバッテリーやミニ三脚・ケーブル等をソニックのバッグインバッグにまとめて放り込んでいるのですが、このサイズならすっぽり入ります。
今まで、ずっとコンパクトな充電器を欲しいと思って探し続けて来ましたが、やっと満足のいけるサイズと充電能力を備えた製品に出会うことができました。
扱いやすさ・取り回しの良さ・充電能力の高さを備えたAnker PowerPort III mini。これからコンパクトな充電器を探そうと思っている方は、是非、候補の一つとして考えてみてはいかがでしょうか。
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